【わたしの好きなもの】蒸留和酒「浄酎」ボンボン

「カリッ、じゅわ」お正月にぴったり。本格的なお酒入りの贅沢なボンボン

私はお酒が大好き!とまではいかないのですが、晩ごはんのメニューに合わせてお酒を嗜む日もしばしばあります。

今日はイカのお刺身があまりにも美味しそうで買っちゃったから日本酒を飲もうとか、仕事頑張ったし餃子もカリカリに焼けたからビールをグラスに注ごうとか、休日にお猪口サイズのグラスでウイスキーを味わいながら読書をしよう…という日もあったり。

そんな、ほどよくお酒好きな私が、なんだこれは美味しい!と感動した、大人向けのお菓子をご紹介します。

その名は、『蒸留和酒「浄酎」ボンボン』。
中にお酒が入った、大人のための飴です。

「ボンボン」と聞くと、チョコレートのウイスキーボンボンを思い浮かべる方が多いのでは。

冬になると、お酒入りのチョコレートがコンビニエンスストアに並び出しますが、実はボンボンは、砂糖の殻で、お酒やアーモンドなどが包まれたお菓子を指します。

この『蒸留和酒「浄酎」ボンボン』もチョコレートではなく、小さな砂糖の殻にお酒が閉じ込められています。

ある日、職場のスタッフからお酒が好きなら一度はこのボンボンを食べてみた方がいいよ、と勧められたので早速買ってみました。

仕事から帰って4歳の娘に見つからないように(何食べてるの?と手に持つお菓子を必ず奪われるので)、こっそりソファの影で一粒食べてみました。

「カリッ」「じゅわ」

砂糖の殻をカリッとかじったその瞬間、じゅわっと今までにないお酒の味わいが口中に広がりました。
まるで日本酒の良いところをぎゅっと凝縮させたような、香り豊かな味わい。

「カリッ」と「じゅわ」の二段階で迫る食感。それに加えて、砂糖の優しい甘さとお酒が絶妙にマッチ。

これは、大人のご褒美のお菓子…!

なんでこんなに美味しいのだろうか。
商品担当に聞いてみたところ、中身のお酒と、砂糖の殻に秘密がありました。

まず、お酒の味わいの正体は、広島でつくられている蒸留和酒「浄酎(じょうちゅう)」です。
「浄酎」とは、有機米を使った日本酒を低温蒸留して生まれた、日本酒でも焼酎でもない、第三の和酒のこと。

簡単に言うと、選び抜かれた日本酒を「低温浄溜」という技術で、水分以外のアルコール分などを抽出し、日本酒が持つ香りや甘みをギュッと凝縮させています。つまり、日本酒の良いとこ取りをした贅沢なお酒。

なるほど、納得。そりゃ美味しいはずです。

左から、「浄酎 白紙垂」「浄酎 金紙垂」「琥珀浄酎 黒紙垂」

その手間ひま掛けてつくられる「浄酎」のラインナップの中から、「浄酎 白紙垂」「浄酎 金紙垂」「琥珀浄酎 黒紙垂」の3つが、ボンボンの中に贅沢にも入っています。

ひと箱にそれぞれのボンボンが7個入っていて、全部で21個。
せっかくなので、ちょっとしかお酒を飲まない妻や、お酒好き仲間の職場の人にも食べてもらいました。

それぞれのボンボンの特徴と、味わった感想を紹介しますね。

【浄酎 白紙垂】

透き通るような白さのボンボン。
日本酒の華やかな香りや甘みをそのまま凝縮。濃いけど優しい、不思議な味わいです。
「浄酎」のなかでもスタンダードなものなので、まずはこれから味わってみてください。僕が最初に口にしたのもこちらです。

  • クセも少なく、あっさりとした味わい
  • 日本酒よりも米感がす少なく、すっきりと甘い
  • 妻曰く、「甘みがあるので、普段あまりお酒を飲まないけどこれなら食べられる」

【浄酎 金紙垂】

ほんのり黄色を帯びたボンボン。
「浄酎 白紙垂」をアメリカンホワイトオーク樽で1年以上熟成。樽由来の香ばしさが特徴です。鼻に抜ける香りはウイスキーに近い香ばしさ、そして口中に優しい 甘さが広がります。

  • とろみが強いため、バニラのような甘味を強く感じる
  • 甘みと香ばしさがマッチ
  • 芳醇な香りで贅沢な余韻を味わえる

【琥珀浄酎 黒紙垂】

黄色を帯びたボンボン。
「浄酎 白紙垂」に瀬戸内で無農薬栽培されたミカドレモンの皮で香りづけ、そしてアメリカンホワイトオーク樽で熟成させたもの。
お酒が好きな方にとっては、これが一番満足感があると思います。僕はウイスキーもレモンも好きなので、これが一番好みでした。

  • 口に入れてからほどなく、爽やかにレモンが香る
  • ウイスキーのような芳醇さで一番強く重厚感があり、余韻が長く残る
  • お酒の余韻が残るので、一粒でも満足感がある



とにかく、それぞれ個性があっておもしろい!
お酒好きの方には、ひとつずつ味わっていただきたいです。

琥珀色が強まっていくにつれて重厚感が増していくので、白から順番に味わっていくのがおすすめ。

お酒は嫌いではないけど少々弱い妻曰く、「“浄酎 白紙垂” が一番食べやすかった。たしかに最初はがつんと日本酒を感じるけど、噛んでいくうちに、口の中で砂糖と日本酒本来の甘さが合わさって、贅沢なお菓子だと感じた。これなら食べられる!」とのことでした。

そして次に、砂糖の殻。

この砂糖の殻の甘さと食感が「浄酎」に絶妙にマッチして、大人のお菓子に仕上がっています。

製造は、東京荒川区で100年以上続く老舗飴屋の、ムラマツ製菓さん。

職人が、ひとつひとつ手作業で作っているのですが、実はなんと、このボンボンの原材料は、砂糖と中身の「浄酎」だけ!
こだわったシンプルな素材を、熟練の職人さんが手間ひまかけて、ひとつずつ作っています。

殻は見た目も透き通っていてとても綺麗。
本当に砂糖だけで作っているのか?と思えるほどです。

最初は、カリッ。あとはシャリシャリざくざくと噛む。
噛むほどに砂糖と「浄酎」が合わさっていき、ついついあともう一個…と、手を伸ばしてしまうほど美味しいのです…。

私のなかでは、友人に勧めたい美味しいお菓子ランキングの上位に食い込みました。

これからの季節、年末年始に友人と久々に会ったり、親戚の集まりでお酒を飲む機会が増えますよね。

そんな集まりや帰省などの手土産に、『蒸留和酒「浄酎」ボンボン』がぴったりだと思います。

友人や家族で味比べをして好みの味を見つけてみたり、利き酒ならぬ利きボンボンも楽しそうです。

お酒が苦手なスタッフ曰く、「お正月でお酒を飲んでわいわい楽しむ人が羨ましかったけど、このボンボンなら1個でもその気分に浸れそう」とのこと。

子どもが寝静まった後、夜のゆったり読書タイムのお供にもちょうどよかったです。みんなでわいわい食べるのも良いですが、ひとりでゆったり香りや甘さを味わうのもいいものです。

ボンボンは紅茶との相性が良いのですが、中川政七商店で扱っている「番茶」との相性も抜群。

特に「雑穀と薪火の香り 茶の木番茶」か、「すっきり爽やか 青柳番茶」のペアリングがおすすめです。

「茶の木番茶」は、番茶自体のスモーキーな香りがボンボンに合わさって、贅沢な余韻を生み出します。

「青柳番茶」と合わせると、爽やかな香りとさっぱりとした味わいで後味すっきり。

飲み物とのペアリングによって、さらに味わいの幅が広がるので、ぜひ番茶とのペアリングも楽しんでみてください。


この年末、お正月を楽しむために私はまたこのボンボンをリピートします。笑
そして、本家の「浄酎」のお酒も探して注文してみようと思いました。

ぜひこのお正月に、大人のための贅沢なボンボンをみなさんで味わってください。


※こちらの『蒸留和酒「浄酎」ボンボン』には、リキュールが含まれております。小さなお子様や妊娠中の方、アルコール制限を受けている方はご注意ください。


<掲載商品>
蒸留和酒「浄酎」ボンボン
番茶 小袋 雑穀と薪火の香り 茶の木番茶 ティーバッグ3包入
・番茶 小袋 すっきり爽やか 青柳番茶 ティーバッグ3包入

編集担当
森田

【あの人が買ったメイドインニッポン】#10 バイヤー・山田遊さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、バイヤーの山田遊さんです。トークテーマは、「最近買ったメイドインニッポン」。

それでは早速、聴いてみましょう。

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ラヂオは7つのプラットフォームで配信しています。
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山田遊さんが“最近買った”メイドインニッポン

山田遊さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「ramgu カッティングプレート」でした。


ゲストプロフィール

山田遊

南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役。
これまでの主な仕事に、国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」、「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、「made in ピエール・エルメ」、「燕三条 工場の祭典」などがある。
各種コンペティンションの審査員や、教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


次回予告

次回も引き続き、山田遊さんに出演いただきます。11/24(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人が買ったメイドインニッポン】#9 ラジオパーソナリティ・クリス智子さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、ラジオパーソナリティのクリス智子さんです。トークテーマは、「一生手放したくないメイドインニッポン」。

それでは早速、聴いてみましょう。

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クリス智子さんが“一生手放したくない”メイドインニッポン

クリス智子さんが“一生手放したくない”メイドインニッポンは、「深川製磁の屠蘇器」でした。


ゲストプロフィール

クリス智子

ハワイ生まれ。大学卒業時に、東京のFMラジオ局 J-WAVE でナビゲーターデビュー。現在は、同局「GOOD NEIGHBORS」(月曜〜木曜13:00〜16:00)を担当。ラジオのパーソナリティのほか、MC、ナレーション、トークイベント出演、また、エッセイ執筆、朗読、音楽、作詞なども行う。得意とするのは、暮らし、デザイン、アートの分野。幼少期より触れてきたアンティークから、最先端のデザインまで興味をもち、生活そのもの、居心地のいい空間にこだわりを持つ。ラジオにおいても、居心地、耳心地の良い時間はもちろん、その中で、常に新しいことへの探究心を共有できる場づくりを心がける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


次回予告

次回のゲストは、バイヤーの山田遊さんです。11/17(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【わたしの好きなもの】スタッフ投票「2&9」編

突然ですが、11月11日がなんの日かご存じでしょうか?

実は、この日は1年の中でもっとも記念日が多いとされている日。「1」という数字や「良い(11)」という語呂合わせなどに因んだ記念日が多数指定されています。

その中のひとつが「くつしたの日」。

左右ペアとなったくつしたの形を「11」に見立て、それが2足並んでいるように見えることから、1993年に日本靴下協会が制定した記念日です。

中川政七商店のくつしたブランド「2&9(ニトキュー)」は、「リピートしたくなるくつした」をコンセプトとして、2011年の「くつしたの日」にデビューしました。今年の11月11日で、12周年を迎えます。

今回はブランドのデビュー12周年を記念して、私たち中川政七商店のスタッフが特に愛用している「2&9」商品についての投票を実施しました。

デビュー以来、季節や利用シーンに応じた多種多様なラインアップを揃えてきた「2&9」。その中で特に人気の商品として何が選ばれたのでしょうか。スタッフからの愛着コメントとともにご紹介します。

※「2&9」12周年特設ページはこちら

1位:ブランドデビュー当初からの代表作「しめつけないくつした」シリーズ

もっとも多くのスタッフに愛用されていたのは、「2&9」ブランドを代表する「しめつけないくつした」シリーズ。ボディ部分にストレッチ性の高い糸を使用せず、細い糸を2本あわせて編むことで、足をやさしく包み込む履き心地を実現しています。

“しめつけない”特徴はそのままに、丈の長さが違うタイプや少し薄手のタイプ、あたたかいウール糸のものなどをラインアップ。カラーやデザインのバリエーションも豊富に揃っています。

スタッフのコメント

「クルー丈の『しめつけないくつした』は、とにかくふくらはぎのしめつけ感がないので疲れにくいのが推しポイント。やさしい履き心地のわりに、ずれ落ちにくいのも嬉しいです」

「『しめつけないくつしたウール』も毎年重宝しています。ちくちく感が少なく、薄手でありながらもあたたかさがある。乾燥肌で冬場のくつした選びにずっと悩んでいた私にとって、とても頼りになる存在です!」

「一番のお気に入りは綿素材の『しめつけないくつした』です。肌に負担がなく快適で、シーズン毎に色柄を選ぶのが楽しみです」

「履き心地が良く入社した当時からファンです!部位によって使う糸の本数や厚みが異なる、まさに奈良の工芸品!履く人の足元に寄り添ってくれるくつしたです」

「立ち仕事なので、むくみがちで悩んでましたが、この靴下に出会い、解消されました!しかも、疲れにくい!ビビットカラーがもっと欲しいです!」

「通年を通して愛用中です。普段は麻やウールをあまり身につけないのですが、昨年から展開している『しめつけないくつしたウールkogin』はなめらかで、ちくちく感がなく履きやすくて重宝しています。デザインや配色も好きで、今年出た新色も少しづつ集めています」

「年間350日くらいの頻度で愛用しています。指先の縫製が気にならないのでノンストレス!汗をかいてもこもらない、蒸れない。意外と破れずに長持ちします。カジュアルすぎないハイゲージが出て嬉しいです!」

「しめつけないシリーズはひどい足のむくみと乾燥に悩まされていた私の救世主です」

「一番好きな商品は『しめつけないくつしたアンクル』です!最初は中途半端な丈感が不自然かな?と思っていました。しかしハイカットめのスニーカーとの相性が良く、履いた時にちらっと見えるのが気に入ってリピート。

冬場も館内は暑いので綿で充分で、レッグウォーマーと組み合わせるのに最適です。3年近く愛用していますがまだ破れないところがさすが『2&9』だなと。お客様にも“底と先っちょの部分の糸を多めに編んでいるので丈夫なんですよ”と激押ししています」

「『しめつけないくつしたウールkogin』のデビューは神戸店をワクワクさせました!お客様の評判もよく、スタッフ全員が1足は購入!私は、夏も含め色違いで5足購入しました。

お店ではスタッフ同士、“あ、今日赤なんだー!”とか“その洋服との組み合わせかわいいね!”などと褒め合っています」

「自分が企画した商品なのでそれぞれに苦労や愛着があります。特にブランドデビューから続く『しめつけないくつした』は何度も何度も試作して履いてを繰り返してできあがったものなので、これからも長く愛されてくれると嬉しいです。

推しポイントは口ゴムで脚がしめつけられてかゆくならないことです。ちょっとした不快感があるだけで気になってしまうので、1日中不快感なく履いていられるくつしたを目指しました」

→商品はこちら

2位:「薄手であたたかいくつした」シリーズ

スニーカーなどにも合わせやすいように、適度な厚みで仕立てた「薄手であたたかいくつした」シリーズが2位にランクイン。肌ざわりが良く保温効果に優れたメリノウールをパイル状にしていることで、足とくつしたの間に空気の層ができてあたたかく感じます。

スタッフのコメント

「ウール素材のくつしたは、どうしてもチクチク感が気になってしまいます。しかし、このくつしたはウールの中でも高級なメリノウールをパイル状にしているので全く痒みがありません。とてもあたたかく、私の冬にはなくてはならない靴下です!薄手なので靴の着脱がスムーズなところも気に入っています」

「ふわふわの履き心地と色味、指先が冷えないあたたかさが気に入って何色も揃えて愛用しています」

「毎年冬に履いています。内側がパイル地なので蒸れにくく、さらっとしているのが私のお気に入りポイントです」

「あたたかいけれど、厚みがありすぎるといつもの靴が履けない。という悲しみを見事に解決してくれた素晴らしき一品!毎年の秋冬に欠かせないアイテムです。

長く愛用して、穴が空いてしまったらダーニングもいいんですが、おすすめはボディの部分を切ってアームウォーマーにすること。外出先や室内でちょっと手首が寒いなという時にさっと装着でき、薄いのにあたたかい。チラッと見える色味もアクセントになり一石二鳥です」

「寒い冬に選びたくなるくつしたNo.1です」

「入社してすぐの頃、愛用中のスタッフさんから強くおすすめされて履いたのがきっかけでした。本当にあたたかく、薄手なのでスニーカーを履くのも楽々。毛玉などもできにくく、かかと部分のすり減りが少ない点も気に入っています。冬が近づくと毎年2足は購入する愛用品となりました!」

「なにかとかさばる冬物のなかで、薄いのにあたたかいって嬉しいです。今年の冬もたくさん履きます!」

→商品はこちら

3位(同率):「もっとあたたかいくつした」シリーズ

同率で3位に入ったのは、「もっとあたたかいくつした」。保温性の高い断熱繊維とウールカシミア混の糸で編み立てた、 「2&9」の中でもっともあたたかい肉厚靴下です。

スタッフコメント

「昨年のお正月帰省時、母と叔母2人への贈り物に選びました。毎年、“寒い寒い”と言っていたので、これならどうだ!と思って贈ったのですが、後日連絡があり、“足先が冷えない冬は初めてかも”。と感動してくれたようでした」

「登山用のくつしたを履くほどではないけど、ちょっとだけトレッキングするとき。または、冬にゴツくて硬いハイカットブーツを履くときなんかに便利です。この厚さとしめつけが、靴の重さにも負けず、足の負担を軽くしてくれる気がします。

いかにも登山帰りだな、という足元にならないので、ついでに観光や買い物に行きやすくて嬉しいです」

「私の冬の必需品。ルームソックスとしてお風呂上りに履いても蒸れにくくずっとあたたかい!きつくないのにズレなくて、フィットしてくれる!色も大人っぽくて毛玉が目立ちにくいのも嬉しい。家族みんなで愛用しています!」

「毎年の冬支度で一番に取り出す必需品です。自分用以外にも、家族や友人みんなに配り、とても好評で、贈り物の定番としても重宝しています」

「新しい色が出るたびに買い足しながら、部屋履きとして愛用しています。厚手なのに乾きやすくて軽く、ふわふわしてフローリングの上でも床の冷気を防いでくれるので、東北の冬には欠かせません」

「我が家ではもはや床暖房の代わりレベルです。小さいサイズもあるので、子どもも私もみんな色違いで履いていて、寒くなると『そろそろ出して』と言われます」

→商品はこちら

3位(同率):「さらっとするくつした」

同じく3位には、「さらっとするくつした」が選ばれました。暑い季節はもちろん、厚手の靴を履く冬の季節にも重宝するくつしたです。薄手ながらもじょうぶさにもこだわっており、老若男女問わずに履いていただけます。

スタッフコメント

「どうしても部屋干しが多くなる梅雨の時期。くつしたが乾ききらず、部屋干し臭が残ってしまうのが悩みでした。この『さらっとするくつした』は、麻素材で通気性がいいのであっという間に乾きます! 履き心地もさらっとしているので、夏場に足裏の蒸れが少ない点もお気に入りです」

「麻素材が入っているくつしたが特に好きです。蒸れずにさらっとした履き心地をぜひ一度、試していただきたいです!」

→商品はこちら

その他:「ぬげにくいくつした」/「あたたかいくつした」/「山を登るくつした」など

ここまで、人気上位のくつしたを見てきましたが、それ以外にもさまざまな「2&9」商品について、愛用のコメントが集まりました。その一部をご紹介します。

スタッフコメント

「2&9の『ぬげにくいくつした』は本当にぬげなくて驚きです」

「『あたたかいくつした』は、私が中川政七商店で働き始める前から夫が自分で購入して愛用していました。無地で綺麗な色、適度な長さがお気に入りだそうです」

「『山を登るくつした』がダントツ推しです。疲れにくく、歩きやすいことに加えて、履き口ががやわらかい編立だから、足がむくんでも痛くない!立ち仕事で歩き回る私にはぴったりでした。しっかり編立てられているからか、かかとが破れにくいのも個人的におすすめポイントです。しっかり足を支えてくれるので、お年を召した方にもおすすめしています」


以上、【わたしの好きなもの】「2&9」編をお届けしました。

すでに「2&9」をご愛用いただいている方やこれから試してみようという方、次は別のラインアップも気になっているという方などに、少しでも参考になれば幸いです。

現在、「2&9」の12周年を記念した特集ページを公開中です。人気のくつしたを詰め合わせたWEB限定のお試しセットなどもご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

【わたしの好きなもの】THE のインナーとスウェット

THEのインナーとスウェットのコンビで、あたたかい着こなしを

本当にこれがインナー?
「THE MONSTER SPECⓇ WARM WEAR」を初めて手に取ったときは、正直そう感じました。

「THE MONSTER SPECⓇ」とは、THEの製品群の中でも、オーバースペックと言えるほど充実した仕様のブランドのことです。
かっこいいフォントで「THE MONSTER SPECⓇ」と印刷された、こだわりを感じる真っ黒の箱から取り出したとき、あれ、ニットを買ったっけ?と思いました。それほど想像よりもインナーの生地が肉厚だったのです。

シャツの下に着たらごわごわしそうだな…
でも、触ってみるとふわふわでとても気持ちがいい。確かにこれならあたたかそう。
不安と期待が入り混じりながらも、早速インナーを着てみることに・・・。

おおっ!意外とごわごわしない…!身体が優しくふわふわっと包まれるような、今まで味わったことのない着心地でした。

そして、あたたかさも想像以上でした。
特性の異なる3種類の素材が重ね合わさった生地で、

①1層目:熱を閉じ込める「ダンロンⓇ」
②2層目:暖かい空気を留める「収縮加工ナイロン」
③3層目:寒さから身を守る「ラムウール」

となっており、①体温の熱を閉じ込め、②その熱をしっかり保温し、③外気の寒い空気を寄せ付けないというまさに充実の仕様が施され、究極のあたたかさを実現しています。

でも肉厚なら重ね着をし過ぎると少し窮屈になるのでは…?と思いますよね。いえいえ、このインナーがあれば重ね着の必要がなくなります。

例えば、このインナーとTHEの「THE Sweat Pullover Hoodie」を組み合わせただけで、一番寒い今の時期に、天気がいい日の日中は外でも上着いらずで過ごせます。ちょっとそこまでの買い物なら、わざわざ上着を羽織る必要がありません。

空気が冷え込む朝晩なら、インナーダウンのような薄手の上着を羽織ればOK。
温かい室内なら汗ばむほど。袖まくりをしたくなるくらいで、体感としては暖房要らずで過ごせます。

THE Sweatシリーズも品質が良くて少し肉厚のスウェット生地。僕はこのインナーとスウェットの組み合わせが「究極のあたたかい着こなし」だと発見してしまいました。

身長:約174cm 体重:65kg
WARM WEAR:Mサイズ Pullover Hoodie:XLサイズ

冬の朝、凍てつく空気の中での犬の散歩や、暖房があまり効いていないスーパーでのお買い物など、様々な場面で大いに役に立ってくれています。

体調を崩さないようにするには、身体を冷やさないことが大切だと聞きます。自分のためにこのインナーを買うこともおすすめしますが、身近な大切な人への贈りものにもきっと喜ばれると思います。

僕の親は寒い冬でもせっせと畑仕事に精を出していて、いつもおいしい大根やほうれん草など新鮮な野菜をわけてくれています。その感謝の気持ちを込めて、寒さで体調を崩さないようにと、この圧倒的な暖かさのインナーを贈ろうと思っています。

<掲載商品>
THE MONSTER SPEC WARM WEAR
THE SWEATER V-neck
THE Sweat Pullover Hoodie

編集担当
森田

【くらしの景色をつくる布】#1 中川政七商店・吉岡

皆さんは暮らしを飾るインテリアを、どんなふうに選んでいますか?

いわゆる賃貸のマンションに住んでいると、間取りや壁紙などの躯体はそんなに代わり映えがしません。かく言う我が家も賃貸マンション住まいです。
暮らしを飾る物を上手に取り入れることで、もっと自分らしい心地好い空間をつくっていきたい。個人的にもそう思っていた折に発売したのが、インテリアコレクション「くらしの工藝布」。使い手次第でさまざまな取り入れ方が膨らむ表情豊かな布たちは、暮らしを飾るのにぴったりのアイテムです。
実際に、家に取り入れたらどんな景色が生まれるんだろう?そんな興味が沸いて、心地好い暮らしを実践する皆さんに、取り入れてみてもらいました。

初回は、中川政七商店・吉岡のご自宅。取り入れたのは、こちらのラインナップです。

二重織刺し子の長座布団
二重裂織の飾り布
捨耳のタペストリー
二重裂織の簾
裂織の布籠
二重裂織の敷布

中川政七商店の新規事業や店舗開発の傍ら、その土地土地のものづくりを訪ね歩き、バイヤーの役割も担う吉岡。
パートナーと二人で暮らすマンションには、古今東西のさまざまなオブジェや暮らしの道具など、個性豊かなもの達がずらりと並びます。
「くらしの工藝布」は、そんな吉岡家の暮らしをどのように飾るのでしょうか。

もてあましがちな和室にシーンを作る。「二重織刺し子の長座布団」

二重織刺し子の長座布団 薄茶

まず最初に、これはぜひ使ってみたいと選ばれたのが、「二重織刺し子の長座布団」。和室に置いて使ってみたそうです。

「和室は普段もてあましがちなので、ゆっくりお茶を愉しむ空間として設えるなど、目に入ると使いたくなるシーンをあえて作っておくようにしています。ちょうど少し改まってお茶が飲めるように設えていた場所に、二重織刺し子の長座布団を敷いてみると、色も表情もしっくりと馴染みました。」

「うちでは日常的にお茶を飲みますが、友人やお客さんが来た時などは、ここでお茶を淹れながら四方山話に花を咲かせることも多いです。布団の上に座っているようで気持ちいいから、長話をしてても疲れずに過ごせそうですね。2~3人並んで座れるのも有難いです」

「個人的に一番ハマったのが、三分の一を二重に折り曲げた座椅子のような使い方でした。座っていると、ふかふかした布団に包まれているような安心感があります。生地は厚手で丈夫ですし、腰が沈むこともないので、楽な姿勢で、ずっと座っていられますね。座椅子とソファのいいところを足して割ったような印象でした。長座布団があると、和室にいる時間が増えそうです」

敷いても掛けても愉しめる。「二重裂織の飾り布」

次は、長座布団と一緒に茶席に設えていた「二重裂織の飾り布」について聞いてみました。

二重裂織の飾り布 柿渋染 薄茶 S

「気楽に茶席の雰囲気を楽しみたい時にはもってこいの敷布だと思います。薄手ですがしっかりと柿渋染された生地は丈夫ですし、多少こぼしてもまあいいかって余計な気遣いなしに使えます。
そうやって実用的な用途として使えるのはもちろん、飾って楽しめるのも魅力ですよね」

「敷布として使わない時には、壁に飾りたくなりますね。柿渋の濃淡から生みだされた有機的な表情が、空間にあたたかい空気感を与えてくれるなと思います。

長座布団もそうですが、寄りで見ると一つとして同じものがない個性や味わい深さを持ちつつ、引きで見るとどんな住空間にも馴染みやすい。繊細さと包容力のある布ですよね。」

床の間のはずしに、「捨耳のタペストリー」

触りたくなるような表情豊かな「捨耳のタペストリー」は、床の間に。もともと和すぎる床の間になるのを避けて、グラフィカルな版画とシェーカーボックスを飾っていたそうです。

「捨耳のタペストリーは、布なのに、お軸の絵のような奥行きと存在感があります。いわずもがな、よいですよね。
うちの床の間は昔ながらの和の雰囲気なのですが、それらしい和の室礼には正直あんまり馴染めなくて。とはいえ賃貸では内装を触れないので、クラシックな和の床には、お軸の代わりにモダンなアートを添えてあげるのが、個人的には好みです」

素材自体の表情が豊かな捨耳のタペストリー

空間の間仕切りに。「二重裂織の簾(すだれ)」

二重裂織の簾 白・墨斑染

「この簾は、組み合わせる枚数が自在なので、部屋の間仕切りのような機能をもたせるのが面白そうだなと感じました。扉のように完全に部屋を仕切るのではなくて、ゆるやかな境界として簾を掛けて。
一枚ずつ布を変えられるので、今回みたいに色替えして組み合わせると、季節や気分にあわせて模様替えもできるし、枚数によって仕切りの度合いも調整できますよね。日本人らしい曖昧な境界の作り方だなと思います」

プランターカバーとして暮らしを飾る「裂織の布籠」

裂織の布籠 S 黒
△裂織の布籠 M 黒

「裂織の布籠は、プランターカバーとして使ってみました。
裂織の布自体にゆらぎや個性があるじゃないですか。布の個性と植物の個性がぶつかり合うのが面白そうだなと思って。サボテンもドラセナも、布籠と植物のコントラストが効いているんじゃないでしょうか」

表情のある床が生まれる、「二重裂織の敷布」

二重裂織の敷布 M 墨

「二重裂織の敷布は、見た目にすごく工芸感のあるファブリックですよね。賃貸住宅は床が味気ないので、こういう布を敷くと一気に雰囲気が変わって絵になる風景ができることがあります。
二重裂織の敷布は、表情豊かですが、クセのある模様が入っているわけでもないので、シンプルな家にもいい意味でアクセントになるんじゃないでしょうか。うちみたいにあちこち雑多にものが置いてある家でも、他の物に負けてないですよね」

取り入れて感じる、「くらしの工藝布」の魅力

敷いたり掛けたりしながら、さまざまなアイテムで飾ってもらった吉岡家。最後に、取り入れてみての感想を聞いてみました。

「今回実際に家に取り入れる過程で、古くからある技がもつ、現代に生きる価値を再発見しました。
裂織が盛んだった頃は、今よりもはるかに物資が貴重な時代じゃないですか。そういう時代背景で育まれた日本人のつつましい美意識やもったいない精神が根底にある昔の裂織は、偶然の美や時間の経過がもたらす物としての魅力があると思っています。
それに対して、工藝布は、裂き糸と現代の織り技術、それらの組み合わせなどを掘り下げて、どうすれば暮らしの中で魅力ある布になるかをとても考え抜いてつくられているなと思います。こういったつくり方は、物が豊かになった今じゃないとできないですよね。今回使ってみて、実際の暮らしへの取り入れやすさを肌で感じることができました」

滝織の多様布 本藍染 中藍

「世間では、うちと同じように賃貸のマンション暮らしの人が大半じゃないですか。
インテリアを愉しもうとすると、標準的な間取りやマテリアルの中で、躯体に頼らない部屋作りをせざるを得ないですよね。そんな時、個性的な道具やオブジェも雰囲気を作る一つの要素やアクセントとして重宝しますが、面積の広いファブリックは、それだけで部屋の印象をガラッと変える力があるなと、今回改めて思いました。

そして、用途をもって使うこともできるし、暮らしを飾ることもできる。それが“くらしの工藝布”の魅力ですよね。どう取り入れるかが、こちらに委ねられているというのが、面白いと思います」

暮らしを飾り、家の景色をつくってくれる「くらしの工藝布」。使い方が定まっていないからこそ、さまざまなおうちでの取り入れ方に、より一層興味が沸いてきました。
あの人はどんな風に暮らしを飾るんだろう?そう気になる方々のご自宅におじゃまして、これからも「くらしの工藝布」の愉しみ方とともに、皆さんの暮らしの景色をお届けしていきたいと思います。

次回は、兵庫・丹波篠山の里山でお店を営む、archipelagoの小菅庸喜さんのご自宅にお伺いします。お楽しみに。

<掲載商品>
二重織刺し子の長座布団
二重裂織の飾り布
捨耳のタペストリー
二重裂織の簾
裂織の布籠
二重裂織の敷布

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【くらしの景色をつくる布】