【わたしの好きなもの】キッチンでも食卓でも大活躍中「波佐見焼の保存の器」

数ある台所道具の中で、「なくては困る」と感じているもののひとつが「波佐見焼の保存の器」です。
はじめは「あったら便利かな」と軽い気持ちで買ってみたのですが、今では毎日手放せないほどお気に入りになりました。

「保存の器」と名のついたこちらは、余ったおかずなどを入れて冷蔵庫で保存ができ、直接電子レンジにかけられ、そのまま器として使うこともできる、という優れもの。

大きい順に「中鉢」「小鉢」「ちょこ鉢」の3つのサイズがあり、主菜やつくり置きには「中鉢」、副菜や1人分の料理には「小鉢」、少し余ってしまったおかずや漬物は「ちょこ鉢」、という風に使い分けることができます。

温めるときも簡単で、蓋をずらしてレンジにかけるだけ。毎回ラップを使わなくていいのも嬉しいポイントです。

そしてそのまま食卓に並べるだけなので、別の器に移し替える手間も洗い物も減って、食事の準備が楽になりました。

シンプルな形と上品な色は、器としても素敵な佇まい。さらに、蓋は小皿としても使えるというおまけつき。
自社製品ながら、「よく考えられているなぁ」と使うたびに感心してしまいます。

わが家では、おかずの保存以外にも様々に活躍中。こんな使い方もできる!という発見がいくつかあったので、紹介させてください。

スープのつくり置きに

1人分の汁物には「小鉢」がちょうど良いサイズ。具材だくさんのスープやたっぷり飲みたい場合はワンサイズ大きい「中鉢」がおすすめです

寒いこの時期に特におすすめなのが、スープやお味噌汁の保存に使うことです。
以前はお鍋で作ったらそのまま冷蔵庫に入れていたのですが、食べるときに火にかけて温めてお玉でよそって、食べきったら鍋を洗って‥‥と、忙しい朝にはてんやわんやになることも。

粗熱が取れたら「保存の器」に1杯分ずつ分けて冷蔵庫に入れておくと、食べたいときにレンジで温めるだけで済み、洗い物もこの器とスプーンやお箸だけ。さらに食べる直前まで蓋をしておけるので、冬でも冷めにくいんです!
朝のバタバタの中でも、温かい汁物でひと息つく時間を取れることが多くなりました。

取っ手のついたお鍋と違って冷蔵庫の中でコンパクトに収まるところにも助けられています。

※液体を入れてレンジで温める場合は吹きこぼれにご注意ください。満杯より少なめに入れることをおすすめします。

半端な食材・ドレッシングやソースの保存にも

調理中に少し余ってしまった薬味や、翌朝使うために細かく切った野菜など、半端な食材が出たときは一番小さい「ちょこ鉢」に入れておくと便利です。
使いきれなくて保存に困ることの多いツナ缶やトマト缶も、こちらの器に移し替えると、臭いが漏れにくく、使った後もさっと洗えます。

※完全密封ではないので早めに使い切るようにしています。

ツナ缶 (70g) 1/2~1缶には「ちょこ鉢」、トマト缶(400g) 1/2缶には「小鉢」がぴったりです

蓋をして重ねて置けるので作業台の上でも場所を取らず、さらにそのまま小さなボウルとして調理にも使えるので重宝しています。

また、手づくりのドレッシングやソースをストックしておくのにもおすすめ。
そのまま食卓に出せて、残りはまた保存しておけます。

わが家ではパスタ用のミートソースやトマトソースを多めに作り、翌日以降の朝食としてトーストやバゲットに塗ってチーズを乗せて食べるのが定番です。

お弁当づくりの強い味方

あまり料理が得意ではない私の、お弁当づくりを助けてくれるのも「保存の器」です。
毎朝一から調理するのは大変なので、前日に作ったおかずと組み合わせて、何とかお弁当を完成させています。
多めに作った分を保存の器に入れておくと、あとは翌朝の作業の合間にお弁当箱に詰めていくだけ。
こうすることで毎日の調理は1〜2品くらいで済んでいます。

わが家のお弁当セット。家事問屋の「スリムバット」は、「保存の器 小鉢」を2つ並べるのにぴったりです。※2段重ねて運ぶ場合は器が滑らないようお気をつけください

冷蔵庫の中でトレーにまとめておいて、すぐにキッチンに運べるようにしています。
前日の夜ごはんの残りをお弁当に使うことも多いのですが、一緒に重ねておけば迷わず取り出すことができます。

卵が半分浸かる程度のたれを入れておいて、途中で卵を回転させると均等に味が染み込みます。

特に重宝しているのが、味付け卵の漬け置きです。
めんつゆに漬けるだけでも作れる味付け卵は、お弁当の見栄えと隙間埋めに欠かせません。
卵の個体差によって若干異なりますが、「小鉢」にMサイズのゆで卵3つがぴったり入るくらいのサイズ感です。
チャック付きの保存袋よりも出し入れが楽で、また器の丸い形が卵にフィットして漬けだれが少量で済むのでおすすめです。

調味料入れにも使っています

食材やおかずの保存とは異なりますが、わが家では「ちょこ鉢」を粗塩入れとしても使っています。
口が広がった形は指が入れやすく、片手で持ちやすいので調理中もさっと使えます。そのまま卓上に出せるのも便利なんです。

※吸水性のない器なので、中で塩が固まる場合があります。わが家では粗い塩は固まらず使えていますが、塩の種類や環境にも左右されるので少量で試してからお使いください。

「ちょこ鉢」はバターや手作りのジャムの保存にも便利で、いつもなにかしらに使っています。




使わない日がないほど活躍中の「保存の器」。

好きなところを挙げると、軽くて取り回しがしやすい、使わないときは重ねて収納できて数が増えても困らない、口が広くて洗いやすい、お手入れが楽で丈夫な素材、臭いやシミがつきにくい‥‥などなど、きりがありません。

レンジ対応の保存容器は他にもありますが、私はやっぱりこれが使いやすいなぁと感じています。
使ったらすぐに洗ってまた使って、を繰り返していて数が足りなくなることも多いので、あとふたつくらい買い足そうかな、と目論んでいます。


<掲載商品>
波佐見焼の保存の器 ちょこ鉢
波佐見焼の保存の器 小鉢
波佐見焼の保存の器 中鉢
家事問屋 スリムバット

編集担当
宮浦

【わたしの好きなもの】“じんわりあたたか”が続く「起毛キルトカバーのステンレス湯たんぽ」

自他ともに認める寒がりの私。

「今年も乗り越えられるだろうか‥‥」。そう身構えるところから、私の冬は始まります。(幸い今年は暖冬で嬉しい限りです)

私の冬の必需品たち。※一部完売商品もございます

寒い季節、そんな私のマストアイテムのひとつになっているのが、「湯たんぽ」です。

末端冷え性なので、どれだけ長い時間お風呂に浸かっても、靴下とルームソックスを重ね履きしても、冷たい布団に潜り込んだら最後、足先があっという間にキンキンに冷えてしまいます。

湯たんぽには子どもの頃から助けられてきました。これさえあれば布団の中で凍えることも、夜中に寒さで目が覚めることもないという信頼から、今でも冬は毎日使っています。

今回はそんな湯たんぽヘビーユーザーの私が特に気に入っている「ステンレス湯たんぽ」の良さをお伝えしたいと思います。


昨年まではプラスチックやゴム製の湯たんぽを使っていました。
取り扱いがしやすく気軽に使えるので便利なのですが、熱くなりすぎないようお湯の温度に気をつける必要があったり、夜中に目が覚めた時には冷めてしまっていたり、私の場合はいくつか気になる点もありました。

そんな中、「これ試してみたい!」と思ったのが「起毛キルトカバーのステンレス湯たんぽ」。
湯たんぽと専用のカバー、お湯を注ぐためのじょうごがセットになっていて、すぐに使い始めることができます。

まず惹かれたのが、ステンレスの美しい見た目です。

表面の凹凸は、熱による変形を防ぐためのものだそう。お湯を捨てるときにこの凹凸が手に引っかかって持ちやすいんです!

小ぶりな丸い形はどこか可愛らしく、シンプルですっきりとしながらも丈夫な「日本の道具」という感じがして。とにかく理想のデザインでした。

カバーは手洗いすることが可能。衛生的に使えるのは嬉しいポイントです。

専用のキルトカバーは起毛素材で温かみがあり、カバーをつけると小さなクッションのよう。
ころんとした姿はインテリアに馴染んでくれて、部屋に置きっぱなしにしていても違和感がありません。

また、この湯たんぽは金物の産地・新潟県燕市で作られています。日本製という安心感や丈夫で長く使い続けられるところも、購入の決め手になりました。

そんなわけで、この冬、ステンレスの湯たんぽデビューを果たしたのです。
そして実際に使ってみると、これを選んでよかったと思えるポイントがいくつかありました。

“じんわりあたたか”が長続き

抱きかかえるのにも丁度良いサイズ感です。

まず実感したのが、ステンレスならではの保温性の高さ。
休みの日には朝一番で湯たんぽにお湯を入れて、共に1日過ごすことも多いのですが、夕方頃まで温かいままだったので驚きました。

※低温やけど防止のために、長時間使用される際はブランケット等の上からお使いください。

もちろん就寝時も大活躍。朝にかけてゆっくりと温度が下がっていくので、寒さで夜中に目が覚めることもありません。
ステンレス素材のおかげか、熱の伝わり方も“じんわり”という感じで、毎日気持ちよく眠りについています。

※カバーをしていても長時間肌に触れていると低温やけどの危険性があります。布団が温まったら取り出すか、肌に当たらない位置にずらして使用しています。


最近は朝起きたらほんのり温かい湯たんぽを抱えてキッチンに向かうのが日課になりました。

中のお湯はシンクの桶に入れてお茶碗をすすいだり、ぞうきんを濡らしてお掃除に使っています。

手に触れるのになんとも心地よい温かさ。
「そういえば子どもの頃、朝は湯たんぽのお湯で家族みんなで手を温めていたなあ」と懐かしい気持ちも相まって、朝の家事がほっとする時間になっています。

熱湯を注ぐときも安心!

実用的で使い勝手が良いところも、買ってよかったと思えるポイントのひとつ。
毎日使う中で一番ありがたいのが、お湯を入れやすいところです。

不器用な私は、湯たんぽに熱々のお湯を注ぐ際も、カバーに入れる際もかなり慎重になります。
前に使っていたものは自立しなかったので片手で持ってお湯を入れていました。注ぎ口からこぼれたお湯が手に触れたり、片手で持ったポットの蓋が外れて落ちてしまったり、何度かそんな危ない経験も‥‥。

金属の湯たんぽの保温性の高さを知りながらなんとなく避けてきたのも、カバーに入れる際のやけどが怖いからでした。

こちらの湯たんぽは手で持たなくても、どしっと安定します。さらにキルトカバーをぱたんと半分に折り返すことで、カバーをしたままお湯を注ぐことができるんです!

付属のじょうごを使えば、より安心です。
こちらのじょうごは、湯たんぽに合わせて特注で作ったつくったもの。だから湯たんぽの口にぴったりなんですね。
小さくて可愛らしい見た目も気に入っています。

さらにさらに、蓋には持ち手としてワイヤーがついています。
蓋を閉めるときも持ち上げる時も、この持ち手のおかげで安全に作業できます。

このようなたくさんの工夫によって、以前のような熱い思いをせずに湯たんぽを準備できるようになりました。(デザイナー、生産者さん、本当にありがとうございます)

デザインも実用性も兼ね備えた、お気に入りの「ステンレス湯たんぽ」。
布団の中でじんわり包まれるような温かさが本当に心地よく、早くも手放せない存在になりました。

これからいよいよ寒さ本番ですが、おかげさまで今年も冬を乗り越えられそうです。


<掲載商品>
起毛キルトカバーのステンレス湯たんぽ
ウールキュプラのふんわり軽いブランケット 真鍮のキルトピン付き

編集担当
岩井

【わたしの好きなもの】うるおうのにべたつかない「植物由来の全身用オイル」

やっと出会えた理想のスキンケア

肌のカサつきが気になる季節がやってきました。

私は全身乾燥肌で、冬はお風呂上がりや朝の保湿が欠かせません。中でも特に、日中のハンドケアにずっと悩んできました。

手の乾燥が気になったタイミングでしっかり保湿をしたいのですが、高保湿のハンドクリームは家事や仕事中にベタベタするのが気になるんですよね‥‥。
結局、べたつきが気になりにくい、さらさら系のクリームを何度も塗り直すことになり、毎年のプチストレスでした。

そんな私が近ごろ手放せないのが、「植物由来の全身用オイル」です。

植物由来シリーズ」に全身用オイルが仲間入りすることは耳に入っていたものの、スキンケア用のオイルというものに馴染みがなかった私はあまり気に止めていませんでした。

これは‥‥!と思ったのは、発売前にサンプルを試したとき。

容器を振って手に出した瞬間、ふわっと漂った柚子の香り。思わず「いい香り‥‥!」と声に出すと、周りにいたスタッフたちも「癒される〜」とうっとりしていました。

柚子の果皮から抽出した香りは、まさに「本物の柚子の香り」。ほろ苦さもある落ち着いた甘さの、自然な香りを感じました。

これからの季節にぴったりのほっとする香りに、手のひらに出してからしばらく顔を近づけていたほどです。

この時点で心が惹かれ始めていたのですが、さらに驚いたのがその使用感。
マッサージもできるオイルと聞いてこってりしたテクスチャを想像していましたが、手に取ると意外にもさらさらでした。

「あっ、さらっとしたタイプなんだ、ふーん」と、保湿力を少し疑いながら手の甲に伸ばしてみると‥‥。
その瞬間、しっかり肌に浸透していく感じがしました。そして、想像以上にしっとり。テクスチャがさらっとしているので一度にたくさん必要なのかなと思いましたが、少量でスーッと伸びました。

手を洗いたくなるようなべたべた感はなく、日中に使用してもその後の作業の際に気になることはありませんでした。
香りも、つけたときにはふわっと広がりますが、その後は落ち着いていきます。香りがきつくて使いづらい、という心配もありません。

しっかり保湿してくれるのにべたべたしない、日中でも使いやすい使用感。私が求めていたものはこれだ!
それまでオイルで保湿をする選択肢がなかった私に、新しい出会いが訪れました。

手も足も顔も、カサカサしているところがたくさん。はやく全身に試してみたい!
「これ、いつから買えますか!」と、前のめりで購入に至りました。


「植物由来の全身用オイル」はその名の通り、植物由来の原料で作ったオイル。使用されているトウキ葉エキスには、ビタミンやミネラルなど栄養分が豊富に含まれているのだそうです。

また嬉しいのが、これひとつで髪からつま先まで全身に使えるということ。さらっと伸びてべたつきにくいので、様々な使い方ができます。

お風呂上がりのスキンケアにプラス。落ち着いた香りなので、顔につける際も抵抗がありません。そのままデコルテや手足をマッサージして、むくみを取りながら乾燥対策をしています。

ヘアオイルとしても使えます。濡れた髪に少量なじませてからドライヤーをすると、髪がまとまりやすくなりました。

朝は洗顔後のスキンケアの際に、特に乾燥が気になる頬と目の周りへ、少量をとんとんと伸ばします。植物由来の化粧水クリームも同じ香りで一緒に使いやすいとのことなので、ライン使いもしてみようかと考えています。

べたつかないので、私のような乾燥肌の方以外も、量を調整しながらお顔に使っていただけるのではないかと思います。

そして日中は手の乾燥が気になった時に数滴伸ばします。ネイルオイルとして爪も一緒にマッサージ。広がる香りに癒されて、気分の切り替えにもなっています。

オイルひとつで様々なケアができるのが楽で、これまで続かなかったマッサージなども習慣になりました。


私が柚子の香りを漂わせながら足をマッサージしていると、一緒に住んでいるパートナーが「なにそれ、いい匂い!」と近づいてきました。
そうでしょそうでしょ、と得意げな私。
お気に入りのアイテムを紹介し、今では一緒にスキンケアやマッサージをするようになりました。

パートナーは仕事柄、水をさわる機会が多く、冬は特に手荒れがひどく悩んでいました。さらに乾燥性敏感肌で、肌につけるものはかなり慎重に選ばないといけません。
念のため少量から使い始めましたが問題なく使え、天然成分の肌へのやさしさを実感しました。

使い始めた翌朝から「いつもよりうるおってる気がする‥‥?」と嬉しそう。

これまでは敏感肌向けのハンドクリームでケアしていましたが、塗りたてのべたつきが気になっていたそう。このオイルはべたつきが少なく嬉しいとのことでした。

香りも、市販のハンドケア用品はフローラル系などが多い中、なじみのある落ち着いた柚子の香りが男性でも使いやすく気に入ったようです。


やさしい成分とやさしい香りで、家族や子どもも皆で使えるというのは嬉しいところ。
自分の肌はもちろん、大切な人の肌まで整っていくのが嬉しくて、早くもこの冬の相棒を見つけた気持ちです。

お肌の悩みは尽きないですが、このオイルでほっとひと息つきながらケアを続けたいと思います。


※使用感はすべて、個人によるものです


<掲載商品>
植物由来の全身用オイル
植物由来の保湿化粧水
植物由来の保湿クリーム


編集担当
岩井

秋冬ごはんをもっと愉しむ

食欲が増す季節がやってきました。

ついこの間まで夏のような気候が続いていましたが、今週からぐっと気温が下がりましたね。

私にとってこの季節の楽しみといえば、食卓を囲む時間。寒いのはあまり得意ではありませんが、おいしいものを食べてポカポカしている時は心から幸せを感じます。

とはいえ凝った料理を毎日、というのは難しいもの。便利な道具やインスタントの食品にも日々助けられています。

見た目にも楽しく、手間をかけずにできる。食べるとあたたかくて心が満たされる。今回はそんな、これからの季節に楽しみたい「食べもの」と「道具」をご紹介したいと思います。

炊飯器にポンと入れるだけ!おかずいらずの炊き込みごはん

秋が深まるほど食べたくなる、炊き込みごはん。
味つきのご飯は、それだけでおいしく、おかずの役割も果たしてくれるのでとっても助かるんです。品数が少ない日でも、炊き込みご飯があれば満足度がぐんと上がります。

特にお米と一緒に炊くだけの「炊き込みごはんの素」は本当に便利。味の調整も必要ないので失敗知らず。具材や調味料の準備もいらないので忙しい日の味方です。

中川政七商店の炊き込みごはんの素は、フリーズドライになっています。これがおいしい上に使いやすく、何度もリピートするくらいのお気に入りです。

お鍋や炊飯器にポンと入れて混ぜて炊くだけ!というのが私にとっては画期的でした。
それまで使っていたパウチのものは、慎重に封を切って、最後の一滴まで絞り出して、生ごみ用のビニール袋に捨てて‥‥と、案外手間がかかっていたんですよね。
こちらは手も袋も汚れず、本当に楽ちんです。

そしてフリーズドライには、嬉しい特徴がもうひとつ。本体に水分を含まないので、ふんわりと炊き上がるんです。炊き立てはもちろん冷めてからもおいしく食べられるので、お弁当にも重宝します。

はじめて使った時は、「フリーズドライって具があんまり入ってなさそう」と勝手なイメージがありました。いざとなれば自分で具材を足そうとあれこれ考えていたのですが、実際に食べてみると想像以上に具だくさん!そのままでも十分満足感があります。

ちょうど一膳分が入る曲げわっぱに入れると、見た目にも楽しく豪華に見えます。
おかずがなくても、少しの副菜を添えるだけで様になるのが嬉しいところ。

その日に食べきれなかった分は、焼きおにぎりやお茶漬けにアレンジして、翌朝に楽しんでいます。


左:ゆず香る国産真鯛の鯛めし 右:出汁をきかせた国産豚の豚めし

味は「ゆず香る国産真鯛の鯛めし」「出汁をきかせた国産豚の豚めし」の2種類。

どちらも素材の味がしっかり感じられておいしいのですが、特に私が気に入っているのは豚めしです。主役になってくれるしっかりとした味わいで、おかずが少ないときや、お腹の空いたときに頼りになります。

鯛めしは、あっさりとした中に鯛の旨味と柚子の風味を感じる上品な味。いつもの食事にプラスして華やかさを出したり、少し特別な日にもおすすめです。

ぜひどちらも試してお気に入りを選んでくださいね。

サクサクとろりであたたまる、器ひとつでつくるパイシチュー

突然やってきた冬の気配。かじかんだ手に季節の移ろいを感じ、少しだけ寂しさを覚えるこの頃。そんな時には決まって、あたたかいシチューが食べたくなります。

大きめのお鍋で一度にたくさん作ることもありますが、最近は1人サイズのスープボウルを使うのがマイブーム。直火対応の「伊賀焼のスープボウル」は、コンロの上に乗せて調理をして、そのまま器として食卓に並べることができます。

このスープボウルを使うことで、食べたい分だけ手軽に作れるようになり、後片付けも楽になりました。丸くて小さいスープボウルがコンロに並ぶ姿も可愛くて癒されます。元々大好きなシチューですが、これまで以上に登場回数が増えました。

さらにパイシートをのせてこのままオーブンへ。市販のパイシートを使えばパイシチューも簡単にできると知ってからは、よく作っています。工程ごとに違う器に移さなくていい分、洗い物が少なく済むのも嬉しい点です。

パイが膨らむのを待っているわくわくした時間も、この季節ならではの楽しみのひとつ。

サクッとパイをやぶると、中にはとろりとしたシチューが。

熱々の器でいただく特別感が、心まで満たしてくれます。

簡単なのに見栄えがするので、我が家ではクリスマスなど特別な日にも作っています。ぜひお試しくださいね。




あたたかい食卓が恋しい季節。

お鍋にグラタン‥‥。他にもたくさん“冬の愉しみ”がありますよね。自分なりにお気に入りのレシピや道具を見つけて、季節のおいしさをもっと味わいたいと思います。



<掲載商品>
「フリーズドライで手間なく簡単」産地のごはん 冷めてもおいしい炊き込みご飯の素
ごはん粒のつきにくい一膳曲げわっぱ
伊賀焼のスープボウル
瀬戸焼の小皿
食洗機で洗える木のスプーン スープ用


<掲載特集>

【わたしの好きなもの】わが家の朝に欠かせない、食洗機OKの木皿

かれこれ5年ほど、木のお皿にあこがれていました。
やさしくてナチュラルな雰囲気。自分の家の食卓に並んだらさぞ素敵だろうと、想像しては想いを募らせていました。

ずっとあこがれていながら手を出せなかった理由は、“お手入れが大変そう”だから。
わたしの実家には木の食器がほとんどなく、昔その理由を母にたずねると「使ったらすぐ洗ってしっかり乾かさないといけないし、いろいろ気を遣うから。木のうつわはかわいいけど、私には合わないかなぁ‥‥…」と悲しそうに教えてくれました。

その言葉を、「木って難しいんだ‥‥!!」と素直に受け取ったわたし。
雑誌やSNSでおしゃれな木のうつわを見かけるたびに欲しい衝動に駆られながらも、すぐに頭に浮かぶのは自分のずぼらさ。せっかく買っても汚したり傷めてしまうことへの恐怖が勝利し、一歩踏み出せずにいました。

さらに、最近は食洗機を導入したことで、完全に諦めムードに。便利を手に入れた代わりに、あこがれの木のお皿はますます遠のいていったのです。

それでも、やっぱりときどき想像する、木のお皿のある暮らし。
毎朝食べるパンが木のものにのっていたら、もっと豊かな一日の始まりになるんじゃないかなぁ‥‥。

そんなわたしの、長年の願いをかなえてくれるアイテムがついに登場したのです。

それが、「食洗機で洗える木皿 ハンノキ」。

こちらは、商品名に「食洗機」とありますが、食洗機を使わない人にもぜひ使っていただきたい木皿なんです。

表面にコーティングが施されているため、通常の木皿よりも汚れに強いという特徴が。これなら、ずぼらなわたしでも気兼ねなく扱えるのでは。期待がふくらみます。

※醤油やソース類、また油がついた状態で長時間おいた場合はシミの原因になる恐れがあります。使用したあとはなるべく早く洗ってください。

さっそく、念願の朝食の時間に使ってみました。
やっぱり、思った通り、素敵!!
いつもの食卓に木の温かみが加わるだけで、こんなに雰囲気が変わるのか!とびっくりです。
サイズは22cmで、トースト1枚にぴったりでした。

汚れに強い以外にも、使ってみて気づいた良いところが。
寒い日もお皿が冷たくならないので、トーストしたパンが冷めにくいのです。見た目の良さだけではなく、パンをおいしく食べられるという思わぬメリットが嬉しく、毎日のようにこのお皿でパンを食べています。

フチが少しだけ上がっているので、多少の汁気ならうけとめてくれるのもポイント。ドレッシングたっぷりのサラダも、気にせず盛りつけられるのです。フチの立ち上がりはなだらかなので、パンが少しはみ出ても様になるのが嬉しいところ。


そしてやっぱり便利な食洗機対応。わが家の朝のルーティンにぴったりはまってくれました。

パンを食べ終わったら、お弁当の準備で出た洗い物たちと一緒に食洗機に入れ、スイッチをオン。洗ってくれている間に、身支度をするという流れです。

1日入れっぱなしにするとカビやにおいの原因になる可能性があるので、わが家の場合は扉をあけてから出かけるようにしています

そしてなにより、一番気に入ったのが薄くて軽いところ。食器棚でも食洗機の中でもかさばりません。
食べ終わった後もさっと重ねて楽に運べるので「すぐ洗っちゃおう!」という気持ちにしてくれます。この取り回しのよさに、忙しい朝は本当に助けられています。
ちょっとしたことですが、毎日使ううつわが軽いというのは、かなりのストレス軽減になるのだと気がつきました。


はじめは朝のトースト専用のつもりで迎えましたが、今では使い勝手の良さに、いろいろな場面で活躍しています。

盛りつけ面が広いので、おかずを並べて朝のプチワンプレートにしてみたり、マグや湯のみと合わせてお菓子を楽しんだり。

トースト以外にも使いやすい絶妙なサイズ感。

和洋を選ばないので、お客さんがきたときのちょっとしたおもてなしとしても便利です。


もちろん毎日のおかず皿としても。煮物などの汁気の多いもの以外なら盛りつけられます。

トマトソースも安心して盛りつけられました

軽いしかさばらないから、キャンプやピクニックに持っていくのもいいな‥‥。
和食にも合うから、お正月におせちの取り皿として使ったら素敵かな‥‥。など、想像が膨らむばかり。
どんな食材や料理にも合わせやすく、これさえあればおしゃれなカフェのような食卓が完成します。

また落としたりぶつけてしまっても割れにくいので、お子さんなど家族みんなで使えるのも嬉しい限り。とにかく万能な一枚です。


最後に、少し気になっていた、食洗機にかけても劣化しないの?という疑問。

左が新品、右が半年間ほぼ毎日使ったものです。

左が新品、右が半年間ほぼ毎日使ったものです。新品の時点で個体差があり右は色味が深かったのですが、半年使用することでさらに色が濃くなりました

途中で縁フチの一部が少し白っぽくなってしまいましたが、ここからは特に見た目は変わっていません。

比べるとさすがに新品のようにきれいなままとはいきませんが、わたしの場合使っていて気になったことはほとんどありません。
洗う際にするっと気持ちよく汚れが落ちますし、シミもつかず予想以上にきれいなまま使えているな、とコーティングのすごさを実感しています。

表面にだんだん味が出てきたことにより、さらに愛着がわいてきました。まだまだ使って、お手入れが苦手なりに経年変化も楽しんでいこうという気持ちにさせてくれます。


今回、実際に使って良さを実感し、今ではわが家に欠かせないお皿になりました。
頭に浮かぶのは、わたしと同じように悲しい気持ちで木のうつわを諦めていた母のこと。今度帰ったらプレゼントして、素敵な食卓を一緒に囲もうと思います。


<掲載商品>
食洗機で洗える木皿 ハンノキ
食洗機で洗える漆のスープボウル 小
好日茶碗 青絵遊魚
HASAMI ブロックマグ

編集担当
岩井

「好日茶碗」自分にぴったりのお茶碗えらび -前編:選び方のポイント

「お茶碗選びって、いつも難航しちゃいます」

時々、お客様のそんなお声をお聞きします。

「いろんな形のお茶碗があるけど、どれが使いやすいんだろう?色は?大きさは?そもそも焼き物の取り扱い方法もよくわからないし‥‥」

お茶碗は毎日のように目に触れ、手に持つ、大切な暮らしの道具。自分用にも、家族や友人に贈る際にも、好みのデザインなのはもちろん、なるべく使いやすくて長くそばに置けるものを選びたいですよね。

先日、佐賀や岐阜など各地の窯元さんとつくる絵付けのお茶碗、「好日茶碗」シリーズが発売されました。それを機に、自分と夫用に、そして離れて暮らす母と父にひとつずつ、全部で4つのお茶碗を私が選ぶことになったのです。

わくわくしながらも頭を悩ませるなかなか、意識したのは以下の3つのポイントでした。

ポイント① 大きさは「食べる量」と「何を盛り付けるか」で決める
ポイント② 自分に合った素材のものを選ぶ
ポイント③ 迷ったときは見た目の好みを大切に

このポイントを上から順に追って選んでいくと、使う人それぞれに合ったお茶碗がわかってきました。うつわ初心者の方でも楽しく選べるよう、簡単にまとめてみたので、お茶碗選びに迷った際の参考にしてみてください。

私が実際にどのうつわを選んだのかは、後編で紹介しています。
後編「実際に選んでみました」はこちら

① 大きさは「食べる量」と「何を盛り付けるか」で決める

意外とわからない、自分に合うお茶碗の大きさ。まずは使う人が普段食べるごはんの量と照らし合わせましょう。

一般的にごはん一杯の標準量は、炊いたお米150g程度だとされています。成人男性だと、一杯200gほど。レンジでチンするパックごはんは、180gくらいのものが多いようです。

好日茶碗の各商品ページには、ごはんの量別の盛りつけイメージを掲載しています。ぜひ参考にしてください

いずれのお茶碗も写真のように、ある程度の幅を持たせて盛りつけられますので、日によって食べる量が変わる方もご安心を。あまり細かく考える必要はなく、お茶碗として大きすぎたり小さすぎたりしないか、くらいの確認で大丈夫です。

糖質が気になるからごはんは少なめで‥‥という方は、小さめのお茶碗を選ぶと盛った際にさみしい見た目にならず満足感が得られます。

そして、もうひとつ大きさを検討する際の材料として注目いただきたいのが、「お茶碗にどんなものを盛り付けるか」。簡単にいうと、白ごはんだけを盛るのか、それともごはんに何かを乗せたり混ぜたりするのか、ということです。

朝に納豆ごはんや卵かけごはんを食べることが多いのであれば、少し大きめのお茶碗のほうが混ぜやすく安心感があります。私はお茶漬けが好きでよく食べるので、お茶碗は少し大きめを選ぶようにしています。

ごはんの上に簡単なおかずを乗せて、丼として使いたい!という日も、大きめサイズが重宝します。よくおかずを乗せる方は、口が広がっているものを選ぶのがおすすめ。盛りつけがしやすく見た目もきれいです。

大きめのお茶碗に白ごはんだけを盛る際は、ふわっと高さを出すことを意識すれば、さみしい印象になりにくいです。すでに小丼などをお持ちで、お茶碗にはごはんだけを盛るという方は、ぴったりサイズを選んでいただくと、いつでもバランスよく美しく盛りつけられます。

② 自分に合った素材のものを選ぶ

ひとくちにお茶碗といっても、商品によって素材は様々。見た目はもちろん、実は取り扱い方も素材によって違います。 

焼き物には、大きく3つの素材があります。土からできた陶器(土もの)、石からできた磁器(石もの)、そしてその間の性質を持つ半磁器です。
素材についての詳しい説明はこちら

一般的には陶器より磁器の方が丈夫だとされていますが、それはあくまで素材自体の強度を比べた場合の話で、磁器や半磁器が陶器より優れている、というわけではありません。

陶器には、磁器にはない土の風合いが見た目に現れます。おおらかでやさしい雰囲気は、陶器ならではの魅力。反対に磁器には凛とした美しさや、均一で絵付けが映える綺麗な白色など、こちらにも魅力があります。

また、形状によっても強度は変わります。たとえは同じ陶器のうつわでも、デザインによって厚みが違います。土の粗さにもよるので一概には言えませんが、どっしりと重いうつわは薄づくりのものに比べて強度が高いことが多いです。

陶器の風合いが好きだけど、できれば丈夫なうつわがいい、というのもよく耳にするお悩み。手に持った際の重さがそんなに気にならない方は、厚めの陶器を選んでいただくのもひとつの方法です。

例えば、飴白格子・蝋抜鹿の子は土が細かく厚みがあるので、陶器の中では比較的丈夫な方だと思います

また、磁器は素材自体は強いですが薄づくりのものが多いため、チップ(縁の欠け)が起こりやすいなどといった特徴もあります。

このように、磁器だから絶対大丈夫、などということはなく、どんな素材でも丁寧に扱うことが大切です。食洗機にもなるべくかけないほうが“万が一”が起こりにくいです。

素材を知ることで選択肢を狭めるのではなく、それぞれの苦手なこと、得意なことを知ったうえで選ぶことで、長く使えるひとつに出会っていただけるのではないかと思います。

目止めって必要?

目止めとは、陶器の土と土の間をデンプンで埋めることで、うつわに汚れやにおいをつきにくくするお手入れ方法です。好日茶碗シリーズだと以下のものは陶器のため、目止めをおすすめしています。

※青絵遊魚・赤絵花蝶は陶器ですが、撥水加工を施しているため使いはじめの目止めは必要ありません。撥水効果が薄れてきた際は、目止めをおすすめします

陶器だからといって、目止めは必ずしないといけないわけではありません。うつわの経年変化を「味」として楽しまれる方もたくさんいらっしゃいます。特にごはん茶碗としてのみ使う場合は、においも汚れも気にならないことが多いので、そのままお使いいただいても大きな問題はないかと思います。

・買ったときの状態のまま、できるだけ長く使いたい
・お茶漬けやスープなど、ごはん以外を入れて使いたい
・使用後に他のうつわと重ねるなど、汚れがつく可能性がある

といった場合は、使いはじめの目止めをおすすめします。

目止めはお米のとぎ汁でうつわを煮て行います。
詳しい方法はこちらのページの「目止めについて」をご覧ください。

③ 迷ったときは見た目の好みを大切に

ここまでは使いやすさの目線で選び方をご紹介してきましたが、やっぱり大切にしたいのが「好みのお茶碗を選ぶ」ということです。毎日手に取るお茶碗は、見た目から気分を上げてくれるものを持っていたいですよね。

ただ、見た目で選ぶ、というのも意外と難しく‥‥。よくお客様から「何色のうつわが使いやすいですか?」という質問をいただきます。実は、すぐにお答えするのがとても難しいのです。

白ごはんが映えるのは深い色。他の食器となじみやすいのは、白っぽいあわい色。テーブルの色やお家の雰囲気によっても、また変わってきます。それぞれに良さがあるので、その方が何を大切にされているかによっておすすめする色も違ったものになります。

和洋中を選ばないか、手持ちのうつわと相性はいいだろうか。そういったことももちろん大切です。でも、考えすぎて迷ってしまう時には、お茶碗だけを見たときにピンときたものを選んでいただくのが一番だと思います。


好日茶碗は、職人さんの手作業によって絵付けが施されたお茶碗のシリーズ。そのため同じ柄のお茶碗でもひとつとして同じものはなく、それぞれに個性があります。

またうつわには、絵付け以外にもゆらぎが生じます。窯に入れて一斉に焼き上げるのですが、窯の中の置き場所によって火のあたり方が違うので、焼き上がりに差が出るのです。その日の天気や気温、湿度によっても色味が違ったりするなんて、本当に繊細な世界です。

さらには、絵柄の意味も選ぶ材料に。好日茶碗にはそれぞれの絵付けに想いが込められています。ただの線だと思っていた模様も、意味を知るとなんだか違って見えてきたり‥‥。幸せを願う絵柄が描かれているとわかると、一層愛着がわきます。どれにしようか悩まれた際は、ぜひお茶碗選びのヒントにしてください。

お店で買う場合は実際に手に取り、細かな違いまで比べて選ぶ楽しさがありますし、オンラインショップで購入するときは、「どんな子が私の手元に来てくれるんだろう」と、また違ったわくわくがあります。

うつわの個性も手しごとならではの魅力のひとつ。ウェブストアでご購入の場合は、一期一会の出会いを楽しみにお待ちくださいね。




ここまでにお話したお茶碗の特徴を一覧にすると、このようになります。

こちらを参考に私が実際にどのうつわを選んだのかは、後編で紹介しています。
後編「実際に選んでみました」はこちら

ぜひ自分やご家族、贈る相手にぴったりのお茶碗を見つけてくださいね。

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