こんな道具が残る世界が、幸せでないはずはない。「蛍かご」

日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。

高倉 泰

語り手:高倉 泰

中川政七商店主催の展示会「大日本市」のディレクター。 日本各地の作り手と一緒に展示会やイベントを作りあげる。 古いものを生かした生活が好きで、奈良で築150年の古民家を改築し、 妻と2人の子どもと暮らしています。山形県出身。風呂好き。日本酒ナビゲーター認定者。

ブランド:山から福がおりてくる  
推しの逸品:蛍かご

山があるから川が生まれ、川から水が流れ、その水が田畑を潤す。山からの恵みで生きてきた歴史がある。手仕事の全てが山と結びつき、そこにたどり着く。
こんな道具が残る世界が幸せでないはずはない。

「蛍かご」と名のついたアイテムの存在を知ったのは、2年ほど前のことです。たまたま帰省で立ち寄った山形のマルシェで出会いました。

蛍かご

それぞれの土地で作られた手仕事が好きで、自宅にはアジアやアフリカを中心にいろいろな国のかごがありますが、この蛍かごほど神話的な用途のかごに出会ったことはありません。それが私の生まれ故郷の隣町で編まれていることを知って感激しました。

昔はその名の通り、実際に蛍を入れて愛でたり、鈴虫やコオロギなどの鳴く虫を入れて室内で虫の音を楽しむために使ったものだそうですが、今はインテリアや簡易照明としてもその風情を楽しめるよう、ハンギングタイプが作られています。

蛍かご

私はシンプルに飾りとしてキッチンにぶら下げてみましたが、ただそこにあるだけで、心にゆとりを与えてくれるように思います。

LEDライト付きなので寝室の照明に使ってもいいかな、友人が集まる機会に、行灯として使ったらどうだろう、といろいろな使い道が浮かんできます。

蛍かご

子どもに「何を入れると思う?」とクイズを出してみました。元々の使い道を教えると、母親に「蛍を入れると明かりになるんだよ」嬉しそうに教えていました。

不要不急と言われますが、この蛍かごが不要不急と片付けられずに残り続けて、ずっと身近にあって欲しいなと思います。


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<関連特集>

古希祝いに贈りたい逸品特集。長寿を祝うおすすめのギフトは?

70歳という節目の年にその長寿を寿ぐ古希のお祝い。

還暦のお祝いではまだまだこれから、という雰囲気が強いものですが70歳というのは本人にとっても家族にとってもひとつ大きな節目なのではないでしょうか。

長い人生のひと山を越え、次のもうひと山へ。
今までの感謝とこれからの人生へのエールを込め、少し特別なお祝いの席や贈りものを用意してみてはいかがでしょうか。

今回は中川政七商店の暮らしの道具の中から、古希に贈るとよいとされている紫色の小物やこれからの暮らしを快適に整える品々をご紹介します。

古希の意味と知っておきたい贈呈時のマナー

そもそも古希のお祝いとはどんな風習なのでしょうか?
まずはその意味と、知っておきたい基本的なマナーをおさえておきましょう。

●古希の意味
70歳のお祝いである「古希(こき)」。
古希という言葉は「70年以上生きることは稀なり」という意味の杜甫の詩「人生七十古来稀なり」に由来しています。今でこそまだまだ元気な方が多い年齢ですが、この頃は70歳を迎えられるのは珍しいこと。寿命が延び、定年が65歳に引き上げられたこともあって、最近では還暦よりも古希を盛大に祝うケースが増えているようです。

●古希祝いを贈るときのマナー
還暦のお祝いに赤いものを贈るように、古希には紫色のものを贈ることが多いようです。
紫は古くから位の高い人々が身につけた高貴な色。人生の先輩として敬う気持ちが伝えられます。
ただ、最近は古希を迎えてもまだまだ活力に溢れた方も多く、形式にこだわりすぎるよりも趣味や嗜好品など暮らしを楽しむためのものを贈る方が喜ばれることも。
相手に合わせて、喜んでもらえそうなものを選びましょう。

贈りものには「御祝」「祝古希」ののしをかけ、人生で何度あってもいいお祝いごとの時に使われる花結び(蝶結び)の水引をかけましょう。

古希祝いによく贈られるギフト

長寿を祝い、これからの人生を応援する意味で贈る古希のお祝い。
どんなものがよく贈られているのでしょうか?

●花
お祝いの席が華やぐ花束は贈りものの定番ですが、中でも古希のカラーである紫を中心にしたものが人気のよう。ただ、仏花を思わせる紫と白の組み合わせは厳禁です。それ以外にも菊や椿、「寝付く」に通じる根付きの鉢植えといった縁起のよくないイメージがあるものは避け、ピンクや黄色など明るい色の花を加えた華やかなものがおすすめです。

●旅行
品物ではなく、思い出に残る旅行を古希のお祝いとして贈ることも。家族で温泉旅行に出かけたり、好きな旅先を選んでもらえる旅行券を贈ったりと相手が楽しめる工夫をするとより喜んでもらえそうですね。

●レストランギフト
夫婦や親しい友人と楽しい時間を過ごしてもらうレストランギフト。憧れのお店やディナークルーズなど、お祝いごとにふさわしい場を用意して、思い出に残るひとときを贈りましょう。

●雑貨・日用品
日々の暮らしに彩りを加えてくれる雑貨や日用品。お茶の時間を特別なものにする美しい茶器や身の回りの小物を収納するポーチなど、相手の暮らしぶりや好みに思いをめぐらせて選んでみましょう。

●衣類
普段から身につけられる衣類も贈りものにおすすめです。スカーフやマフラー、ゆったり羽織れるカーディガンなど体型を問わず身につけられるものだと長く使ってもらえそう。紫色がどこかに入ったデザインのものを選べば、より古希のお祝いにふさわしい贈りものになりそうです。

●食べもの
何を贈るか悩んだときに心強いのが、食べたり飲んだりすればなくなる「消えもの」。種類が豊富なので自分ではなかなか買わない贅沢なものや、贈りものらしい華やかなパッケージのもの、健康志向の方にも贈りやすい素材にこだわったものなど相手に合わせて選べます。

●アルバム
70歳という節目の贈りものにぴったりなのが、思い出の写真を整理できるアルバム。これまでの感謝と、これからも思い出を増やしていこうという気持ちがこもった贈りものになりそうですね。

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中川政七おすすめの古希祝いで贈りたい逸品

着心地も動きやすさも申し分ない日常着、お出かけしたくなる軽やかなバッグ、家時間を充実させる日用品など、古希に贈りたい品をご紹介します。

●空紡糸のラグランワイドプルオーバー

空紡糸のラグランワイドプルオーバー

空気の力で撚り合わせる空紡糸を使ったプルオーバー。定番のTシャツにくらべて身幅やアームホールを広めにとり、ゆったりとしたシルエットに仕立てました。さらっとした肌ざわりと、ふっくらと軽い着心地が特徴で、季節を問わず気持ちよく着用いただけます。
価格:6,380円(税込)
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●空紡糸のワイドバスクシャツ

空紡糸のワイドバスクシャツ

ふっくらと軽やかな着心地が特徴の空紡糸のワイドバスクシャツ。細かいピッチのボーダーで、身幅はゆったりとしていながら、首まわりを詰めてきちんとした印象に仕上げました。若々しいデザインが案外喜ばれ、おしゃれ好きな方への贈りものにおすすめです。
9,900円(税込)
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●ふんわり綿のラグランカットソー

ふんわりとやわらかな綿を使用したカットソー。生地が二層構造になっているため空気をたっぷりと含み、やさしく包み込むような着心地です。1枚で着るのはもちろん、インナーにも重宝する程よいフィット感が幅広い年代の方に好まれる1着です。
5,390円(税込)
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●mino

mino nico linen border

ニットの産地である新潟・五泉生まれの「mino」。その名の通り雪国で冬に使われてきた「蓑」から着想したポンチョブランドです。羽織ったり首に巻いたりとさまざまな使い方ができるストールポンチョが素材・色合いともに豊富に揃い、相手に合わせて選びやすいアイテムです。
10,450円(税込)~
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●綿麻もんぺパンツ

綿麻もんぺパンツ

抜群の動きやすさとはき心地を誇るもんぺパンツは、足元に注意が必要となる年齢の方への贈りものにおすすめ。ゆったりとした腰回りとゴム入りの裾のおかげで足さばきがよく、どんな姿勢でもらくちん。シンプルなデザインで普段着に合わせやすく、散歩やお買物などのちょっとそこまでのお出かけにも便利です。
6,490円(税込)
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●たっつけパンツ

たっつけパンツ

さらりとした日本の労働着である「たっつけ」をもとにつくった、ユニセックスで使える日常使いのパンツ。股上が深くゆったりとした、しめつけ感のない楽な着心地です。普段着やお散歩着として活躍します。
8,800円(税込)
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●かや織のストール

かやストール

「花ふきんをストールにして巻きたい」というお客様の声から生まれた、蚊帳生地でつくったストール。蚊帳生地を2枚あわせて洗いをかけることでふんわり、やわらかな質感が生まれました。空気の層ができるので肌寒い季節はあたたかく、暑い季節は汗取りとして活躍。自宅で気軽に洗濯でき、1年通して便利にお使いいただけます。
5,280円(税込)
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●真田紐 トートバッグ 大

真田紐 トートバッグ 大

手績み手織り麻と真田紐を組み合わせてつくった軽やかなトートバッグ。上品な佇まいながら雑誌やA4のファイルも入る収納力があり、荷物が多い日にも頼りになります。色のバリエーションが豊富なのも特徴のひとつで、古希のお祝いなら紫色もおすすめです。
10,450円(税込)
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真田紐 ファスナートート

真田紐 ファスナートート

真田紐のトートバッグよりもひとまわり小ぶりなファスナートートは、座ったときに膝の上に収まりがよく和装にもぴったり。手績み手織りの麻生地の品のいい光沢感が美しく、和装にもよくなじみます。
11,000円(税込)
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●リネン帆布の真田紐トートバッグ大

リネン帆布の真田紐トートバッグ大

本体に倉敷のシャトル織機で織ったリネン帆布、持ち手に真田紐を使ったトートバッグ。側面の生地を二枚重ねたすべてポケットとして使える構造で、持ちものをすっきりと収納できます。A4がすっぽり収まる便利なサイズで、お出かけはもちろんレッスンバッグとしても使いやすく重宝します。
13,200円(税込)
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●巾着 鹿草木

巾着 鹿草木

ちょっとしたおでかけやバッグインバッグとしてもお使いいただける、小ぶりの手提げサイズの巾着。「鹿草木」のデザインに合わせて入れた底部分の差し色がアクセントになっています。紐には伊賀の正絹組紐を使用し、上品な印象にまとめました。
4,400円円(税込)
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●化粧ポーチ

化粧ポーチ

化粧品やマスク、ポイントカードなどの整理に役立つ、口が大きく開くがま口タイプのポーチ。中身の整頓がしやすいように中央に仕切りを付け、内側は汚れが拭き取りやすいようビニール貼りで仕上げました。
4,400円(税込)
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●ギャザーポーチ 小紋

ギャザーポーチ 小紋

片手で簡単に開け閉めできるバネ口のポーチは、マチがゆったりとしているので中が見やすく、物の出し入れもスムーズです。落ち着いた色のリネン生地と合わせ、大人が持ちやすいかわいらしさに仕上げています。
1,760円(税込)
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●注染のれん

注染のれん

節目の年、お部屋の雰囲気を変えて気分を新たにしてほしいのなら、手軽に模様変えができるアイテムもおすすめです。浴衣や手ぬぐいの染色に用いられる、昔ながらの注染技法で染めた手織り麻ののれんは、色のにじみやぼかしなど注染ならではの風合いが特徴。部屋の目隠しや間仕切りとしてお使いいただけます。
16,500円(税込)
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●和砂糖・釜焚塩・純米酢・濃口醤油・芳麦味噌

和砂糖・釜焚塩・純米酢・濃口醤油・芳麦味噌

中川政七商店の厳選した和食の基本調味料「さしすせそ」シリーズを詰め合わせたギフトセットです。素材に気を配り、昔ながらの製法でつくられた調味料がいつもの味をさらにおいしくしてくれそう。
3,672円(税込)
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●耐熱硝子の多用急須 根竹

耐熱硝子の多用急須 根竹

お茶の時間を大切にしている方には紅茶も日本茶もおいしく淹れられる、耐熱ガラス製の急須はいかがでしょうか。あたたかいものにも冷たいものにも対応し、茶葉の動きや水色もお楽しみいただけます。
26,400円(税込)
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●鍋島虎仙窯 鍋島青磁 煎茶碗 2個入り

鍋島虎仙窯 鍋島青磁 煎茶碗 2個入り

佐賀県伊万里市で鍋島焼・伊万里焼の伝統と技術を守り続ける窯元「虎仙窯」が手掛けた鍋島青磁の煎茶碗です。伊万里市大川内山でしか産出されない純度の高い青磁原石でつくった青磁釉で覆われ、まるで翡翠のような美しさ。毎日のお茶の時間を贅沢に彩ってくれます。
1点2,200円(税込)~
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●花ふきん

奈良の特産品である蚊帳生地を2枚重ねて縫い合わせた花ふきん。大判・薄手でふきんとしてだけでなく、お皿の拭きあげやかご収納の目隠し、洗顔や汗取り用のタオル代わりに使ったりと幅広く活躍します。色のバリエーションが豊富なので、色とりどり詰め合わせれば目に華やか。メインの贈りものに添えるのもおすすめです。
1点770円(税込み)
3枚セット2,640円(税込)
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「長寿を祝い、次の一歩を踏み出すきっかけに」

いつまでも若々しくいたいと思いながらも、いやおうなく人生は進んでいくもの。

けれど、積み重なる年齢を祝ってくれる人が近くにいれば、たどり来し道を愛おしく思え、次の一歩を勇気を持って踏み出せるのではないでしょうか。

大切な人だからこそ心も体もずっと元気でいてほしい、その長寿を次もまた共に祝いたい。

そんな願いを託した贈りものとして、中川政七商店の暮らしの道具が役立てばうれしいです。

【スタッフレビュー】番茶飲みくらべ

誰がいれても、誰が飲んでも、いつでもおいしい、日常にぴったりな番茶。
その魅力は、こちらの記事でたっぷりと紹介させていただきました。

今回中川政七商店からデビューした番茶は7種類。
その味の違い、気になりませんか?

番茶=ほうじ茶と思っている方が多いと思いますが、番茶は必ずしもほうじているものとは限りません。

実は味も香りも多種多様。
私自身、実際に飲んでみて、番茶ってこんなにバラエティが豊かなんだ、と驚きの連続でした。

そこで今回、中川政七商店のスタッフ12人で飲み比べをしてみました。
毎日自宅で飲みたい味や、ギフトにおすすめのものなど。
ぜひ購入時の参考にしてみてください。

・大別した味の方向性
・シーン別おすすめランキング
・個別のレビュー
の3つに分けてご紹介します。

では早速見ていきましょう。

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7種の番茶を、味の方向性で大別してみました

お茶を選ぶときに、緑茶なの?ほうじているお茶なの?というのは前提として気になりますよね。

緑茶(水色が緑のお茶)。さわやかな味わいのもの

・青柳番茶
・春摘番茶(春季限定)

ほうじているお茶。香ばしい味わいのもの

・天日干し番茶
・ほうじ番茶

原料をブレンドしているお茶。癖になる味わいのもの

・茶の木番茶
・エルダー番茶(春季限定)
・月桃番茶(春季限定)

シーン別おすすめランキング

毎日飲むのにおすすめのお茶

「自宅で毎日飲むなら」というアンケートでは、「ほうじ番茶」と「天日干し番茶」が拮抗。
スタッフの自宅用ベストバイ商品は、ほうじているお茶が人気という結果になりました。

それぞれのお茶の詳細は下部で説明しますが、簡単に比較すると、
「ほうじ番茶」は、より癖がなく、やさしい甘みで誰でも飲みやすい味。
「天日干し番茶」は、香りが強く味も濃い、ほうじ茶らしい味わいのお茶です。

小袋タイプもあるので、最初は両方購入して試してみてもよさそうです。

最初に試すのにおすすめの3つ

自宅用に常飲するお茶として試すのであれば、味の方向性が違う3つのお茶を試すのがいいのでは、ということで、こちらの3つをおすすめします。

・緑茶ですっきりした味わいの「青柳番茶」
・ほうじ茶で香ばしい味わいの「ほうじ番茶」or「天日干し番茶」
・雑穀をブレンドした滋味深い味わいの「茶の木番茶」

ほうじ茶の好みは人によって分かれたので、「ほうじ番茶」と「天日干し番茶」はレビューを参考に選んでみてください。
ほうじ茶が好きという方は、「青柳番茶」の代わりに、ほうじ茶2つを選んでもよさそうです。

ギフトにおすすめの3つ

ギフトも同様に、味のバラエティを楽しんでいただけそうな3種が選ばれました。

・緑茶ですっきりした味わいの「青柳番茶」
・ほうじ茶で香ばしい味わいの「天日干し番茶」
・スパイシーな香りとすっきりした甘さの「月桃番茶」

プレゼントなので、自宅用のスタンダードな味ばかりではなく、一風変わった味わいのものをいれると喜ばれそうということで、春季限定の「月桃番茶」がランクイン。
春らしい華やかなパッケージも相まって、喜んでいただけると思います。

個別の味レビュー

緑茶①さわやかな香りとすっきりとした後味「青柳番茶」

定番として飲みやすい緑茶が欲しい、という方におすすめのお茶です。

青々とした香りがさわやかで印象的。
味は煎茶に比べると、渋みや苦み甘みなど全てがまろやかな味わいに。後味もすっきりしています。

また、普段から煎茶を飲み慣れた人とそうでない人で、印象が分かれたお茶でした。

普段あまり飲まない人にとっては、
「煎茶みたい!それでいて、苦みが少なくまろやかで飲みやすいので自宅に常備したい」という声が多数あがっていました。
逆に煎茶の濃厚な味わいが大好きというスタッフからは「煎茶とは別物。それが面白いけど、煎茶の濃厚さを求めると、少し物足りないかも」という声も。

自宅用に常備するのはもちろん、いれる失敗がないので、お客様にお出しするのにもおすすめのお茶です。

スタッフの声
「まろみのある、苦みの少ない煎茶といった感じ。出された瞬間の香りの印象的。落ち着く香りでいい。お客さんに出すのによさそう」
「すっきりした後味なので、朝からでも飲みやすそう」
「すっきりした香りが印象的。普段濃厚な煎茶を飲んでる人が飲むと物足りなく感じるかも。甘みがあるので冷茶やティータイムに合いそう」
「実家で飲む急須でいれたお茶みたいで落ち着く。ティーバッグいれっぱなしでずっとこの味が保てるのは嬉しい」

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緑茶②青々としたフレッシュな香り「春摘番茶(季節限定)」

青柳番茶よりも、さらに青々とした香りの癖が強めの緑茶。春季限定のお茶ならではの、フレッシュな草原が思い浮かぶような香りです。

味自体はすっきりさっぱりした味わい。冷めると少し甘みが出てきますが、後味はさわやかです。
毎日飲むものというよりはすっきりしたい時の気分転換にいいお茶、という意見が多いお茶でした。

少し印象的なものをギフトにしたい時や、春らしいさわやかな贈りものを用意したい、という時によさそうです。

スタッフの声
「香りが豊か。青っぽい。味はあっさりしているので冷やして飲みたい」
「香りの印象がすごく強い。フレッシュで緑の芝生のような香り。ギフトにすると印象的でよさそう」
「飲むと心地よくさっぱりとした気分になるので気分転換によさそう。飲み始めるとくせになるので1袋終わる頃には印象がまた変わってるかも」
「うすい若葉色で季節感があって素敵。お花というよりも野の花や草の香り。冷めると甘味が出てくる」

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ほうじ茶①自宅のTHE定番のお茶「天日干し番茶」

自宅のTHE定番のほうじ茶という声が多数あがった「天日干し番茶」。
香ばしく、香りが強く、味も濃い。適度な渋みがあり、ほうじ茶らしい味わいです。

お湯を注いだ瞬間にふわっと香りが広がる香り高いお茶なので、ほっと一息ついていただけると思います。

スタッフの声
「飲む前の香りがまず香ばしく、ちょっと甘さを感じる香りでよかった。香り高いのに渋み苦みが少なく飲みやすい。ごはんの後に飲みたい」
「力強い味でとてもおいしい。好みです。自分用にリピートするならこれ」
「ほうじ茶でイメージする味はこれ、って感じ。ほっとする。自家用の柱」
「独特の風味があって、すっきりはしてないけれど、ウーロン茶のように濃いめの料理にも合いそう」

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ほうじ茶②まろやかな甘みの「ほうじ番茶」

まろやかな甘みがあって誰でも飲みやすいほうじ茶です。
天日干し番茶と比べると、より癖がなく、子どもからご年配の方まで苦手な人が限りなく少なそうな味、という評価になりました。

スタッフの声
「天日干しと比べてまろやか、やさしい、甘みが強い。くせのない味。子どものお茶に選びたい」
「甘味がある。スイートな甘みではなくおだしみたいな甘み。ごはんと合いそう」
「ふくよかでちょっとジューシーさを感じる不思議な味。芳醇とか発酵とかそういう一癖加わっているような、ただ雑味はなく澄んでいる印象」
「癖が少なく飲みやすい。年代問わず飲みやすく、嫌いな人が限りなく少なそうな味。どんな食事とも合いそう」

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ブレンド茶①滋味深い味わい「茶の木番茶」

飲んだ瞬間スタッフから「やさし~~~い!」と声が上がるようなお茶です。
ごくごく一般的な癖のない味というわけではないと思うのですが、数名のスタッフから「実家の味」という声があがりました。

麦茶や玄米などの雑穀をブレンドしている為か、小さいころに麦茶を飲んで育ったスタッフによる「懐かしい。1番慣れ親しんだ味」という声や、
雑穀や豆の入ったお茶を飲みなれている方の、これこれという声など。

苦手な方はいませんでしたが、毎日飲むには多少意見が分かれる味かもしれません。
ただ、体に染み渡る感じのするお茶なので、疲れている時や体にやさしいものを摂りたい時にはおすすめです。

スタッフの声
「やさし~~い!風邪などのしんどい時にも飲めるし、味の濃いものが苦手な人にもおすすめ。飲んだ後体がぽかぽか温まってきました」
「豆の味が後からくる。雑穀感がしっかりあって、商品名としっくりくる味」
「麦茶の香りがする。味も麦茶っぽい。小さいころずっと麦茶を飲んで育ったので、一番慣れ親しんだ味」
「豆の香りがする。いつも自宅で飲んでる味に一番近いもの。」
「ほうじ番茶よりもさらにさっぱりしていて飲みやすい。スモーキーな香りは好き嫌いが分かれるかもしれないけど飲むシーンは問わなさそう」

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ブレンド茶②ハーブティーのような「エルダー番茶(春季限定)」

出した瞬間、「これ番茶?」と声が上がるほど、香りの印象が強いお茶です。ハーブティーや薬膳のお茶のような印象を感じさせる香り、という声が多数あがっていました。
味自体はまろやかな甘さで飲みやすく、ハーブティーが苦手なスタッフも「飲める!」と喜んでいました。

冷めていくに従い甘みが出てきて、香りも少しずつフルーティーで甘い香りに変わっていったので、時間をかけて飲む愉しみがあるお茶だと思います。

想像できない面白味があり、気分転換によさそうなお茶ですが、
香りの癖が強いため、その点で好き嫌いが分かれるかもしれません。

スタッフの声
「薬膳のお茶のような癖のある香り。味はすっきりしているけど、鼻に抜ける香りが強い。」
「すごく個性的!これが番茶?という驚きがある。好き嫌いがわかれる面白いお茶」
「独特な癖がありさわやかだけど刺激もある感じ。飲み終わると後味は残らないので余計不思議」
「ハーブティー感があるけど飲みやすい。普段ハーブティーはあまり好きじゃないけどこれは好き」

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ブレンド茶③アジアンテイストな「月桃番茶(春季限定)」

エルダー番茶と同じくらい、香りの印象が強いお茶です。
こちらはスパイシーでアジアンテイストな香り。
香りも印象的ですが、味も濃いめ。甘みがありしっかりとした味わいですが、後味はすっきりしています。

一風変わっていながら、「これ好き!」という声が多かったので、ギフトにもおすすめです。

スタッフの声
「アジア感が強い。香りがスパイシーで個性強いですが、好きな味です。辛いエスニックな料理やカレーなどとも合わせるとおいしそう」
「味はさっぱりしてまろやかな印象だった。香りは強くてくせがあるが、とげとげしていなくて全体的にやさしい。飲み終わった後、少しすーっとした感じがする。冷めると甘みを強く感じるようになった」
「香りがアジアン。香りで楽しんで味は飲みやすい。ほっとできるしすっきりもする不思議な味。女性が好きそう」
「香りと味のギャップがある。香りは強いけど味はほどよい感じ。印象に残る。気分転換にいいお茶。」

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手軽にいれておいしく飲めるのがうれしい番茶を、多様な味・香りのティーバッグでご用意しました。
一口に番茶と言っても、それぞれに個性があるので、好みの味わいのものに出会えっていただければ幸いです。


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文:上田恵理子