【あの人が買ったメイドインニッポン】#22 映画監督・河瀨直美さんの“私が作るおすすめのもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、映画監督の河瀨直美さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

[河瀨直美さんの愛着トーク]

・自分で作った『FIVE SENSES 703』の紅型(びんがた)小物
・703は「なおみ」?
・聖火ランナーを追いかけた縁で、沖縄の島々を巡り出会った
・20代でも持てるような紅型入り口を作りたくて
・琉球柄に、奈良の鹿や正倉院文様を盛りこんだ遊びのある柄
・アンテナを張っていないと、道端に咲いている花には気づけない
・日常の中にある物語を映画に
・2024年は映画を撮影する予定!

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河瀨直美さんが作る、おすすめメイドインニッポン

河瀨直美さんが作る、おすすめメイドインニッポンは、「『FIVE SENSES 703』で開発した紅型小物」でした。


ゲストプロフィール

河瀨直美

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける映画作家。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京2020オリンピック公式映画総監督、2025年大阪・関西万博のプロデューサー兼シニアアドバイザーを務める他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず活動を続ける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回は、文筆家のツレヅレハナコさんに出演いただきます。3/1(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【はたらくをはなそう】中川政七商店 店長 長島佑佳

長島 佑佳
中川政七商店 広島T-SITE店


2022年 新卒15期生として入社 中川政七商店エスパル仙台店 配属
2023年 中川政七商店広島T-SITE店 店長



「寄り添いの心をもち、素直で丁寧な仕事がしたい」

就職活動中に、これだけは!と大切に持っていた指針です。
心から届けたいものを、直接顔を見て届けられること。就職活動をしていた時期がちょうどコロナ禍ということもあり、向かい合ってコミュニケーションを取ることの大切さや価値について、考えを巡らせていました。

学生の頃から中川政七商店で暮らしの道具を見ることが大好きで、もともとよく通っていた私。働いている店員さんはいつ訪れても穏やかで、接客の姿からは、商品が心から好きなのだな〜ということが伝わってきました。

そんな印象を持ちつつ、働く場所としてチャレンジがしたい!と強く思ったきっかけは、会社説明会を通して知った「接心好感」という言葉と、自分が大切にしたいことの、双方がピタッと一致した!!という感覚があったからです。

接心好感とは中川政七商店が接客において掲げる標語のようなもので、「お客様の心に接し、心地好いブランド体験を提供することで、商品、お店、ブランド、会社を好きになってもらう」という考え方。

お店によって、いろいろな接客スタイルがあると思いますが、人それぞれに異なる“心地よさ”を何よりも大切にする言葉が自分のなかでしっくりきて、働くうえで心に留めておきたい言葉だな‥‥と共感の想いを持ちました。

お店に立つうえで意識したい!と思っていることは、入社当初から変わらず「いつでも機嫌よくいること」です。

日々嬉しいこと、落ち込むこと、いろいろとあるけれど、店頭に立っているときはいつでも、機嫌よくフラットな気持ちでいたい。ニコニコと笑顔で仕事ができると、お客様にも、一緒に働く仲間にも、ポジティブな空気となって伝わると思うのです。

余裕がないな‥‥とまだまだ反省する日々ではありますが、立ち止まっては思い出し「これだけは守るぞ!」という気概で過ごしています(笑)。

目の前のことに必死で、一瞬で過ぎていった入社後の一年。そして今年、店長として新たな一歩が始まりました。

変化を続けていくお店は、一日として同じ日はなく、発見と学び、出会いの連続です。

店長としてスタートしたばかりで、不安に感じることもありますが、周りには尊敬し頼れる先輩方がたくさんいらっしゃり、いつも優しい言葉と刺激をくださります。

まずは目の前のことをコツコツと。そして私がここにいる理由、“初心”を忘れず、どんな時も楽しむ気持ちでいたい!と思います。

<愛用している商品>

花ふきん 麻

定番ふきんのなかで私の推しは、やっぱり麻の生地です。毎日使ってもへたらず丈夫。だんだんと生地が柔らかく馴染んでくる様子に、愛着が湧いてきます!毎日の暮らしに欠かせません。

植物由来の全身用オイル

夜のスキンケアの際、手の平に数滴垂らし、顔を包み込むようにしてフレッシュなゆずの香りを楽しんでいます。サラッとした軽いつけ心地もお気に入りです。

しめつけないくつした

毎日履いていても疲れない!靴下でこんなにも感動したのは初めてです。優しくフィットするのにずり落ちない。デザインも目を引く可愛らしさで、靴下で遊ぶ楽しみを教えてもらいました。



中川政七商店では、一緒に働く仲間を募集しています。
詳しくは、採用サイトをご覧ください。

【あの人が買ったメイドインニッポン】#21 映画監督・河瀨直美さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、映画監督の河瀨直美さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

[河瀨直美さんの愛着トーク]
・奈良出身だけど、実は奄美大島がルーツ?
・カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで着た「白大島の着物」
・着物は、自分で着られるようになると意外と疲れない
・ユタ神様だったひいひいおばあちゃんの影響で、白を着るように
・着る物によって、所作も話しっぷりも変わる
・日本全国、北から南まで大事に継承されているものを訪ねてみたい

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河瀨直美さんが「一生手放したくないメイドインニッポン」

河瀨直美さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「白大島の着物」でした。


ゲストプロフィール

河瀨直美

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける映画作家。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京2020オリンピック公式映画総監督、2025年大阪・関西万博のプロデューサー兼シニアアドバイザーを務める他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず活動を続ける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、映画監督の河瀨直美さんに出演いただきます。2/16(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#20 映画監督・河瀨直美さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、映画監督の河瀨直美さん。初回は、「最近買ったメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

[河瀨直美さんの愛着トーク]
・国内外を渡り歩いて、月の3分の2は旅先暮らし
・奈良というホームがあるから遠くへ行ける
・家には沢山のグリーンを置いて、帰りたくなる場所に
・最近買ったのは、明治時代から続く「祇園 ない藤」の草履
・最近着付けをならい、自分で着られるように
・自分だけでなく、次の世代も大事にしてくれるようなものを
・「継承」は、作品にも、暮らしにも通じること

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河瀨直美さんが「最近買ったメイドインニッポン」

河瀨直美さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「祇園 ない藤の草履」でした。


ゲストプロフィール

河瀨直美

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける映画作家。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京2020オリンピック公式映画総監督、2025年大阪・関西万博のプロデューサー兼シニアアドバイザーを務める他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず活動を続ける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、映画監督の河瀨直美さんに出演いただきます。2/9(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【旬のひと皿】お餅といちごのきなこクリーム

みずみずしい旬を、食卓へ。

この連載「旬のひと皿」では、奈良で創作料理と玄挽きの蕎麦の店「だんだん」を営む店主の新田奈々さんに、季節を味わうエッセイとひと皿をお届けしてもらいます。



朝4時起床。冷え切ったハンドルを握り、夜明け前の道を運転した。

車はほとんど通ってなくて信号も点滅している。人もまだ歩いてないなーと思っていたら、ランニングをしている方を見つけてびっくり。「急いでいるわけではないよね?」「そんな訳ないよね」「早朝から凄いねぇ」と同乗する母と話しながら目的地へ向かう。

大きな道に入ると急に車が増えてきた。大型トラックがたくさん。新鮮な食材もこうやって仕事をしている方のお陰で、受け取ることができるのだなーと思いながら慎重に運転する。

20分ほどで到着。目的地は、奈良中央卸市場。空はまだ真っ暗。星を見ながらキラキラ輝く(ように見えた)建物の中へ入ると、活気のある元気な掛け声。所々シャッターの閉まっている場所もあるけれど、忙しそうにエンジン全開で働く店の人を見ながら、仕事の邪魔にならないように避けながら、市場散策。いろいろ食材を見つけて、帰る頃には世が明けていた。

世の中はいろんな循環で成り立っているなと思うことが多い。食材も、作ってくださる方がいて、八百屋さんがいて、お店があって、食べる人がいて。飲食店や家庭の食卓は食材のゴール地点。アンカー役をできることに感謝して、今年も心を込めて料理を作っていきたいと思います。

さて、そんなふうに料理に向き合う気持ちを引き締めたところで、2024年一つ目の「旬のひと皿」をご紹介します。

今回はお餅を使ったレシピ。多くの家庭でお正月のお雑煮に登場するお餅ですが、「お餅やお雑煮のこうでなくちゃ!」基準は、全国さまざま。育った地域によるものが大きいのではないかなと思っています。いずれにしても、記憶の味に優(まさ)る美味しい味はなかなか追い越せません。

奈良のお雑煮は具がたくさん入った、白味噌仕立てのお雑煮。お餅は取り出し、別皿に用意したきなこをつけて食べるそうです。そんな奈良のお雑煮からインスピレーションを受け、今回のひと皿はお餅にきなこを合わせました。

もう一つ“奈良らしさ”から合わせたのは、この時期、産直市場やスーパーに多く並ぶいちご。あまり知られていないのですが、奈良はいちごの産地なのです。

そんな3つの材料を中心に使って、おやつに食べられるお餅レシピをご紹介します。まだまだ寒い季節。お茶やコーヒーと一緒に、ほっと一息つきましょう。

<お餅といちごのきなこクリーム>

材料(お餅4個分)

・お餅…4個
・いちご…お好みの量

◆きなこクリーム
・きなこ…大さじ2
・生クリーム…200ml
・砂糖…大さじ2

今回は奈良のブランドいちご「古都華(ことか)」を使用しました。いちごがない場合は、酸味のあるフルーツを合わせていただいても美味しいです。

作り方

お餅は上部がこんがりする程度に焼く。焼いている間にきなこクリームを作る。材料をすべてボウルに入れ、氷水で冷やしながらツノが立つまで泡立てる。いちごを食べやすい大きさに切り、お餅ときなこクリームと一緒にうつわに盛る。きなこ(分量外)をふるい、完成。

アレンジ編:<余ったきなこクリームの使い方>

きなこクリームが余ったら、トーストに載せたり季節のフルーツに合わせたり、コーヒーに加えたりしてお召し上がりいただくのもおすすめです。今回はどら焼きと合わせてみました。あんこときなこクリームで、とっても幸せな味に。

うつわ紹介

・基本のひと皿:美濃焼のどんぐり皿

・アレンジのひと皿:HASAMI プレート イエロー

写真:奥山晴日

料理・執筆

だんだん店主・新田奈々

島根県生まれ。 調理師学校卒業後都内のレストランで働く。 両親が母の故郷である奈良へ移住することを決め、3人で出雲そばの店を開業する。  
野に咲く花を生けられるようになりたいと大和末生流のお稽古に通い、師範のお免状を頂く。 父の他界後、季節の花や食材を楽しみながら母と二人三脚でお店を守っている。