【あの人が買ったメイドインニッポン】#50 文筆家の一田憲子さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、文筆家の一田憲子さん。初回は「最近買ったメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

ラヂオは6つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットフォームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Amazon Music
Voicy
Castbox
YouTube

一田憲子さんが最近買ったメイドインニッポン

一田憲子さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「下本一歩さん作の竹のトング」でした。


ゲストプロフィール

一田憲子

OLを経て編集プロダクションに転職後フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。
2006年、企画から編集、執筆までを手がける「暮らしのおへそ」を、2011年「大人になったら着たい服」を(共に主婦と生活社)立ち上げる。
そのほか、「天然生活」「暮らしのまんなか」などで執筆。 全国を飛び回り取材を行っている。
「父のコートと、母の杖」(主婦と生活社)を11月上旬に発売予定。
Webサイト「外の音、内の香」を主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、文筆家の一田憲子さんにお話を聞いていきます。9/6(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【くらしの景色をつくる布】#5 日本草木研究所・古谷知華さん

皆さんは暮らしを飾るインテリアを、どんなふうに選んでいますか?

いわゆる賃貸のマンションに住んでいると、間取りや壁紙などの躯体はそんなに代わり映えがしません。かく言う我が家も賃貸マンション住まいです。
暮らしを飾る物を上手に取り入れることで、もっと自分らしい心地好い空間をつくっていきたい。個人的にもそう思っていた折に発売したのが、インテリアコレクション「くらしの工藝布」。使い手次第でさまざまな取り入れ方が膨らむ表情豊かな布たちは、暮らしを飾るのにぴったりのアイテムです。
この人ならどんな風に取り入れるんだろう?と気になった方にお声がけして、実際に使ってみていただきました。

今回訪ねたのは、日本草木研究所の古谷知華さん。日本の里山に眠る可食植物を蒐集し、新たな価値を見出す活動をされています。中川政七商店でも一緒に商品開発をしたご縁で、第2弾のコレクションとなる「アイヌ刺繡」について、デビュー前にひと足早く飾ってみていただきました。

中古マンションをフルリノベーションして、自分好みの住まいを作ったという古谷さんのご自宅。「土気ととろみ」を大切に作ったと話す空間は、天然素材をそのまま生かしたような素色(しろいろ)で統一されており、自然の素材に囲まれているような安心感があります。
現代的な洗練された空間でありながら、ご自身の活動とも通じる、風土へのまなざしを感じるようなご自宅でした。

「ここ2年ぐらいは、藁や竹、麻など、日本の自然の素材を使っているものに愛着を感じて、よく買ってしまうんですよね。やっぱり、生活空間に置いた時に馴染みやすいですし、親しみがある。スタイリッシュかっていうと、そういうわけではないと思うんですけど、なんかこう景観の愛くるしさがよくて取り入れています」

「今回、くらしの工藝布を取り入れてみて、自分が家に置いているものと通じる部分がすごくあるなと感じました。私は家に置くものを選ぶときの視点として、エゴがないことをわりと大事にしていて。ふと見た時に、あまり気張ってなくて、ゆったりした空気感をもつようなのものが好きなんです。

くらしの工藝布は、おしゃれで整った感じもありながら、ちょっと気の抜けた感じがある。いい意味で空間にゆとりを作ってくれるなぁと思いました。彩りは与えてくれるけど、プレッシャーがないんですよね。
暮らしになじんでくれるので、家に飾ってみて『くらしの』と入っている意味がよく分かりました」

布の重なりが奥行きを生む「タペストリー アイヌ刺繍 カパラミㇷ゚」

「カパラミㇷ゚は、最初に窓辺に飾ってみたんです。少し透け感のある布なので、そこだけ光がやわらかく差し込んで、 教会のステンドグラスのように神聖な感じになりました。
布を何枚か重ねて縫っていると思うんですけど、薄い文様のところから光が差し込んで、柄がふわっと浮かぶんですよ。それがすごく神聖な感じで、窓枠ピッタリのサイズだったらより素敵だろうなと思いました」

「壁に飾ってもすごく素敵でした。パッと見の印象は白一色なんですけど、じつはけっこう複雑ですよね。布の厚みや色が違う生地が重なっているので、光が差し込む場所に飾るとより発揮されるけど、壁に飾っても作品性がしっかり感じられました」

景色としてなじむ「捨て耳のタペストリー」

「これはアイヌ刺繍じゃなくて裂織のコレクションですが、部屋の色の統一感を大事にしているので、知らず知らずのうちに白を選んでいました。でも、白と言いつついろんな白が入っているんですよね。テクスチャーも全部違います。オンラインショップの写真だけだと分からなかったんですけど、すごく手がこんでいて見ごたえがあるなと思いました」

「でも景色として見ると白いので、なんかあるなくらいのなじみ方で、この子の部屋にならないのがいいんです。主張が強いものは、その子の部屋になってしまうので」

部屋の完成度を高めてくれる「掛け布 アイヌ文様」

「こちらも白いから部屋になじむんですけど、今回選んだ中で1番主張があるのはこれかなぁと思いました。大判で文様が全体にあるので、文様のパワーをすごく感じますよね。撮影中に一瞬ソファからなくなったのを見て、これがあるのとないのとで、部屋の完成度が変わるなっていうのを実感しました。

アイヌ文様の中でも、渦を巻いたものってポピュラーだと思うんですけど、やっぱり見ただけで魔除けになってくれるのがなんとなく伝わってくるなあって思って。部屋になじみながらも文様のパワフルさが伝わってくるところも面白いです」

「大判の布なので、最初は広げてソファに掛けてたんですけど、アイヌ文様は人の下には置けないと聞いて。それも今回初めて知ることだったので興味深かったんですけど、そうなると大きいからどう使おうか迷って…ベッドに掛けるのもいいかもしれないですね。
あと広い壁があるお家は、壁に飾るのもかっこいいと思います。うちでもじつは1回カーテンレールに吊ってみたんですよ。重さが心配で外したんですけど、大きいので間仕切りにもなるなと思いました。

使い方がこれと決まっていないので悩みどころではあるんですけど、送られてきた時にいろんな飾り方を試してみたいなって思わせてくれる布でした」

生活空間には、エゴがなくて親しみやすさのあるインテリアを

「私にとって、インテリアはやっぱりエゴがないことが大事。愛らしいけど、一つひとつ見ると丁寧に作られていて、こだわりがあって、デザインもよくて。でもなぜかこう、エゴよりもユーモアだったり、親しみやすさがあるようなものが身近にあると、心地好いんです。
そういう意味でも、くらしの工藝布は生活空間になじんでくれるなというのを、今回飾ってみて感じました」

<掲載商品>
タペストリーアイヌ刺繍 カパラミㇷ゚(9/4発売)
捨耳のタペストリー
掛け布 アイヌ文様(9/4発売)

<関連特集>

文:上田恵理子
写真:奥山晴日

【あの人が買ったメイドインニッポン】#49 ブックディレクターの幅允孝さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、ブックディレクターの幅允孝さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

ラヂオは6つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットフォームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Amazon Music
Voicy
Castbox
YouTube

幅允孝さんが一生手放したくないメイドインニッポン

写真:中島光行

幅允孝さんが“一生手放したくない”メイドインニッポンは、「手刻みで作った家(鈍考)」でした。


ゲストプロフィール

幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど
さまざまな場所でライブラリーの制作をしている。
「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回は、文筆家の一田憲子さんにお話を聞いていきます。8/30(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人が買ったメイドインニッポン】#48 ブックディレクターの幅允孝さんが“ついつい買ってしまうもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、ブックディレクターの幅允孝さん。今回は「ついつい買ってしまうメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

ラヂオは6つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットフォームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Amazon Music
Voicy
Castbox
YouTube

幅允孝さんがついつい買ってしまうメイドインニッポン

幅允孝さんが“ついつい買ってしまう”メイドインニッポンは、「THE TOOTHGEL」でした。


ゲストプロフィール

幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど
さまざまな場所でライブラリーの制作をしている。
「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、ブックディレクターの幅允孝さんにお話を聞いていきます。8/23(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人が買ったメイドインニッポン】#47 ブックディレクターの幅允孝さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、ブックディレクターの幅允孝さん。初回は「最近買ったメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

ラヂオは6つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットフォームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Amazon Music
Voicy
Castbox
YouTube

幅允孝さんが最近買ったメイドインニッポン

幅允孝さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「郡司製作所のうつわ」でした。


ゲストプロフィール

幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど
さまざまな場所でライブラリーの制作をしている。
「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、ブックディレクターの幅允孝さんにお話を聞いていきます。8/16(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人が買ったメイドインニッポン】#46 日本草木研究所の古谷知華さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

引き続きゲストは、日本草木研究所の古谷知華さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

ラヂオは6つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットフォームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Amazon Music
Voicy
Castbox
YouTube

[古谷知華さんの愛着トーク]
・一生手放したくないのは、「SUWADA」の爪切り
・ペンチみたいで使う前は怖かったけど、今や手放せなくなった
・ものづくりも検品も精度が高く、素晴らしい切れ味
・88歳まで勤めた職人さんが10代の頃に作ったものが…
・70年の時を経て、自分の元に修理に来た!
・それくらい、代々家の中で受け継がれる爪切り
・愛着がわく道具は、エゴイズムがないこと
・作り手の作為性が強いと疲れたり飽きたりしてしまう
・使い手に寄り添う、道具としての役目に真剣なもの

古谷知華さんが一生手放したくないメイドインニッポン

古谷知華さんが“一生手放したくない”メイドインニッポンは、「SUWADA」の爪切りでした。


ゲストプロフィール

古谷知華

調香師、プロデューサー
1992年生。2015年東京大学工学部建築学科卒業。調香やハーブ・スパイスに関する知識を活かし、クラフトコーラ「ともコーラ」やノンアル専門ブランド「のん」等の飲食ブランドを設立する。日本各地の山に入り食材獲得するのが趣味で、日本草木研究所を立ち上げる。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回のゲストは、ブックディレクターの幅允孝さんです。8/9(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら