【あの人が買ったメイドインニッポン】#49 ブックディレクターの幅允孝さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、ブックディレクターの幅允孝さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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幅允孝さんが一生手放したくないメイドインニッポン

写真:中島光行

幅允孝さんが“一生手放したくない”メイドインニッポンは、「手刻みで作った家(鈍考)」でした。


ゲストプロフィール

幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど
さまざまな場所でライブラリーの制作をしている。
「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回は、文筆家の一田憲子さんにお話を聞いていきます。8/30(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#48 ブックディレクターの幅允孝さんが“ついつい買ってしまうもの”

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中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、ブックディレクターの幅允孝さん。今回は「ついつい買ってしまうメイドインニッポン」についてのお話です。

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幅允孝さんがついつい買ってしまうメイドインニッポン

幅允孝さんが“ついつい買ってしまう”メイドインニッポンは、「THE TOOTHGEL」でした。


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幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
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「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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次回も引き続き、ブックディレクターの幅允孝さんにお話を聞いていきます。8/23(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#47 ブックディレクターの幅允孝さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、ブックディレクターの幅允孝さん。初回は「最近買ったメイドインニッポン」についてのお話です。

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幅允孝さんが最近買ったメイドインニッポン

幅允孝さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「郡司製作所のうつわ」でした。


ゲストプロフィール

幅允孝

BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど
さまざまな場所でライブラリーの制作をしている。
「こども本の森 中之島」や、「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」、
ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなどを手がける。
NHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
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次回も引き続き、ブックディレクターの幅允孝さんにお話を聞いていきます。8/16(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#46 日本草木研究所の古谷知華さんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

引き続きゲストは、日本草木研究所の古谷知華さん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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[古谷知華さんの愛着トーク]
・一生手放したくないのは、「SUWADA」の爪切り
・ペンチみたいで使う前は怖かったけど、今や手放せなくなった
・ものづくりも検品も精度が高く、素晴らしい切れ味
・88歳まで勤めた職人さんが10代の頃に作ったものが…
・70年の時を経て、自分の元に修理に来た!
・それくらい、代々家の中で受け継がれる爪切り
・愛着がわく道具は、エゴイズムがないこと
・作り手の作為性が強いと疲れたり飽きたりしてしまう
・使い手に寄り添う、道具としての役目に真剣なもの

古谷知華さんが一生手放したくないメイドインニッポン

古谷知華さんが“一生手放したくない”メイドインニッポンは、「SUWADA」の爪切りでした。


ゲストプロフィール

古谷知華

調香師、プロデューサー
1992年生。2015年東京大学工学部建築学科卒業。調香やハーブ・スパイスに関する知識を活かし、クラフトコーラ「ともコーラ」やノンアル専門ブランド「のん」等の飲食ブランドを設立する。日本各地の山に入り食材獲得するのが趣味で、日本草木研究所を立ち上げる。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
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次回のゲストは、ブックディレクターの幅允孝さんです。8/9(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【スタッフ使用レポート】植物由来のシャンプー&コンディショナー

「植物由来シリーズ」にシャンプーとコンディショナーが新たに登場。「植物由来シリーズ」は、中川政七商店の社内でも、愛用者がたくさんいるシリーズです。とくに今回はトータルビューティーカンパニー「uka」とのコラボレーションということも相まって、どんな使用感なの?と社内でも期待大。そこで、ひと足早くスタッフが使ってみた感想をお届けします。

中川政七商店 KITTE丸の内店の梅澤と佐藤、髪質の違う二人に使用してもらいました。

中川政七商店 KITTE丸の内店 梅澤

ーーまず二人の髪質やふだん使っているヘアケア商品について聞いて教えてください。

梅澤:
30代後半に入ってから、コシがなくなってきたというか、ぺたっとしてくるようになりました。
シャンプーは手の届く範囲で、何となくよさそうなものを買う感じで、こだわり強めにこれと決めて使っているわけではないですね。
ふだんは、シャンプーとトリートメントの後に、当社の植物由来の全身用オイルを使っています。全身用オイルが発売される前は、別のオイルを使っていたのですが、よりべたつきの少ない今のものに落ち着きました。

ボリュームがなくなってきたなと思ったら、カットをかねて美容室に行ってメンテナンスしています。

中川政七商店 KITTE丸の内店 佐藤

佐藤:
私はもともとくせ毛なのですが、年齢を重ねてより癖が強くなってきました。湿度の高い季節はとくに広がりやすいんです。癖はオイルで抑えて、ひとつにまとめていることが多いです。
ヘアケア商品はしっとりタイプを選ぶことが多いです。

ーーシャンプーやコンディショナーはどのように選びますか?

梅澤:
私は髪がぺたんとしやすいので、夏場はさっぱりタイプを使いますね。冬場は乾燥して髪の毛がまとまりづらくなるので、少ししっとりするタイプに変えたり。季節ごとの髪の変化に合わせて変えている感じです。
結構ころころ変えるのですが、ほとんどは市販の手に入りやすいものの中から、キャッチコピーを見て使い心地重視で選んでいます。

佐藤:
私もめちゃめちゃジプシーで、トライアルパックをよく使うんです。3回くらい使ってみて、髪に合えば大きいものを買いますね。

使用感だけじゃなくて香りも大事です。香りが強すぎるものは苦手なので、人工的な香りが残るものは、使用感がよくても中々使えなかったりします。

ーーさまざまなシャンプーを使ってきたみたいですが、「植物由来のシャンプー&コンディショナー」は使ってみてどんな感想をもちましたか?

梅澤:
まず大和橘の香りがすごくよかったです。最初は青々しい香りがして、結構くせが強いのかなと思ったんですけど、そこから徐々に爽やかな柑橘の香りに変化していくんですよ。こんな風に使いながら香りが変わっていくものに出会ったことがなかったのですが、それがすごく心地好くて癖になりました。
しかも大和橘も、瑞々しいというか、すごく鮮度を感じる香りで。1番印象的だったのは香りですね。

佐藤:
私も洗っている時の香りがとっても好きでした。洗いあがりもドライヤー中も、控えめではありますけど、ふわっと香る。自然な香りで気持ちよかったです。

佐藤:
あとは、自然由来のものだとあんまり泡立たないのかなと勝手に思ってたんですけど、思いのほか十分な泡立ちがあるなと感じました。たしかにモコモコの泡ではないんですけど、きめ細かい泡立ちでしたね。
洗いあがりにきちんと落とせている感覚があるのもすごくよかったです。ぬるぬるして落とせた気がしないものもあると思うんですけど、それがなくて。ささっと洗い流せたので心地好かったです。

梅澤:
そうそう、きめ細かい泡で、髪の毛というよりも地肌を洗う感覚がありました。地肌を気持ちよくマッサージできるくらいの泡立ちで、地肌を洗うことを意識できたのがよかったです。

日中も、髪の毛よりも、地肌がいつもと違う感覚がありました。仕事が終わって帰ってきたときのべたつきが少し軽減されているような感じで、地肌をすこやかにしてくれるのかなって。

じつは、東京ミッドタウンにあるukaさんのカフェに行ったことがあるんですけど、その時の体験で、「内側からきれいにしましょう」といったコンセプトでやられているんだなという印象をもっていたんです。今回シャンプーを使ってみてそこがリンクしたというか、内側からきれいにするっていう感覚を体験できた気がします。

ーーふたりとも髪質が違いますが、それぞれ髪には合っていたのでしょうか?

梅澤:
私は最初、シャンプーのきしみが気になったんです。でも、ukaさんが「洗浄力が優しいシャンプーを使う場合は、ぬるま湯で1分程度予洗いをしてから洗いましょう」と言っていて。その通りにしたら使い心地が全然違ったんです。それからは、きしみも気にならなくなりました。
私は髪の毛がぺたっと寝てしまいやすいのですが、それもなくて。むしろ若干根元の髪が立ってくれたような気がします。

佐藤:
私は逆に癖があるので、最初に使ったときは、コンディショナーの保湿性がちょっと物足りない印象があったんです。シャンプーはさらっとしていてよかったんですけど。

商品開発担当のスタッフに聞いてみたら、「より効果を高めたい場合は、3分間そのまま放置し、しっかりと洗い流してください」とのことでした。おすすめされた通りに使ったら、髪の毛になめらかさを感じました。私と同じように、少しまとまりづらいと感じる方がいたら、少し置いてから流してみてください。

梅澤:
植物由来の成分でできているので、使った瞬間にすごく潤ったという感じではないのですが、継続的に使ってみて、変化を楽しみたいなと思うシャンプーでした。

何より、最初に感じる青々した香りと、後から広がる柑橘の香りが心地好くて、夏の暑いお風呂タイムに爽快感を運んでくれると思います。
今の季節にぴったりな使い心地だと思うので、ぜひ試してみてください。私もサンプルがなくなってしまったので、発売したら購入したいと思っています。

<掲載商品>
植物由来のシャンプー
植物由来のコンディショナー

<関連特集>

文:上田恵理子
写真:奥山晴日

自然の恵みで、頭皮をすこやかに導く。トータルビューティーカンパニー「uka」のヘアケア

「髪や地肌に優しく、環境にもできるだけ負担の少ないものを使いたい」。そんなご要望にお応えして、トータルビューティーカンパニー・ukaとのコラボレーションにより、中川政七商店の植物由来シリーズから、シャンプーとコンディショナーが登場しました。

ひと足早く使ってみると、清々しい木々の香りと大和橘による柑橘の香りが爽やかで、今の季節にぴったりの使用感です。ukaと言えば、頭皮をマッサージする「ケンザン」が有名で個人的にも愛用中ですが、シャンプーとコンディショナーは初挑戦。一体どんな特徴があるのでしょうか。髪や地肌に触れるものだから、ものづくりに向き合うスタンスについても知っておきたい。そこで、株式会社ウカの代表取締役CEOの渡邉弘幸さんと、ヘッドスパマネージャーの大友麻莉子さんにお話をお聞きしました。

トータルビューティーカンパニーとは?

株式会社ウカの代表取締役CEOの渡邉弘幸さん

「1946年の創業時は、理容でスタートしたんです。そこから30年ほど経って、現会長の渡邉季穂が、ネイルのサービスを始めたのをきっかけに、ヘッドスパ、エステ、アイラッシュとどんどんメニューが増えていきました。

同じ場所で同時にいろんなことができると時短になるので、お客さまは嬉しいじゃないですか。何よりコンディションはすべてが密接に関係しているものなので、頭皮、お顔、肩こりなど総合的に見て、必要な施術をご提案できます。

中でも、大友が常駐する東京ミッドタウン店にはカフェも併設されていて、施術を受けながらドリンクやお食事をお楽しみいただけます」(渡邉さん)

ukaのヘアケアのこだわり

そんなトータルで美にまつわるさまざまなご提案をされているukaですが、ヘアケアにはどのようなこだわりがあるのでしょうか。

「皮膚も髪も爪もぜんぶアミノ酸でできてるんですよ。髪の毛の構造は、真ん中に毛管というアミノ酸でできた芯があって、それをキューティクルで覆っています。爪と一緒で、生えてきた瞬間から死んでいるので、1回生えてきたものがよみがえることはないんです。

だから、いい髪の毛を作るためには、そのための環境づくりとして、頭皮をととのえることが大切になってきます。生えてきた髪の毛については、どれだけ維持するかがポイントです」(渡邉さん)

ヘッドスパスペシャリスト/毛髪診断士の大友麻莉子さん

「まず、頭皮をよい状態に導くには、常在菌を適度に保ちながら、悪い菌を撃退するような環境にととのえる必要があります。
ケミカルで洗浄成分が強いシャンプーを使うと、その場しのぎでかゆみは取れますが、同時に頭皮の常在菌もいなくなってしまうんですよね。常在菌がいなくなると、外的要因によってすぐに頭皮が弱ってしまいます。

次に、生えてきた髪の毛は、紫外線やドライヤーなどいろんな原因によって、時間が経つにつれキューティクルが開いてしまうんですね。そうなると、毛管の中にあるアミノ酸がどんどん放出して、細毛、切れ毛、枝毛などの原因になります。
その対策としてよくあるのは、トリートメントで艶を出す方法ですが、それは一時的な対処法でしかありません。本来は、天然由来の成分でアミノ酸を戻して毛管を太くすることで、髪の毛を修復していくことが必要です。一時的な対処をするのではなく、頭皮から根本的にケアしていくことが必要なんです」(大友さん)

ukaのシャンプーの特徴

写真:奥山晴日

「だから、ukaのシャンプーは土台となる頭皮をととのえることを目指して作られています。
洗浄成分が強いシャンプーは、食器を洗うような強さで作られているものも多いんです。そういうもので頭皮を洗うと、保湿に必要な油分も落としてしまいます。そうすると頭皮がカサカサになって、土壌が枯れ果てたような状態に。乾燥することによって毛穴も広がってしまい、髪の毛がぺたっと寝てしまったり、毛穴のカタチがゆがんで、うねうねした髪の毛が生えてきたりします。

また、必要以上に油分を落としてしまうと、地肌はその分を補おうとして油分を過剰に分泌するので、シャンプー後しばらくしてからべたついたり、匂いが気になってしまいます。そうなると、お客様自身はべたついていると感じるから、もっと洗浄力の強いシャンプーを使わないといけないと思って、悪循環に陥ってしまうことも多いんです。

肌や髪の主成分と同じアミノ酸でできた洗浄力が優しいシャンプーで、不要な分だけ汚れを落として、保湿に使う油分や保護膜は壊さないように洗っていくことが大切です。

ukaでは、その哲学にもとづいてシャンプーを開発しています」(大友さん)

洗浄力が優しいシャンプーは使うコツがある

「ただ、洗浄力が優しいシャンプーでざざっと適当に洗ってしまうと、汚れが溜まっていくので、ぬるま湯で1分程度予洗いをしてから洗うことが大切です。

必要なステップを踏んだうえで使用すれば、成分が優しいものでもきちんと泡立ちます。余分なシリコンや付着物が落ちるまで時間はかかるけれど、数回使っていただければ、ノンシリコンのアミノ酸系のシャンプーでもしっかり泡立ちます。
1回使って泡立ちが悪いと思って止めてしまうとよい髪の毛が育っていかないので、最初は手間に感じてもぜひ続けてみてください」(大友さん)

植物由来のシャンプーとコンディショナー

では、今回一緒に作ったシャンプーとトリートメントについては、どのような特徴があるのでしょうか。

「今回は、自然の恵みから採取した5つのキー成分として、髪が生える土壌となる頭皮を健やかにするクロモジ、ツヤやコシ、まとまりを与えるフノリ、うるおいやしなやかさを生み出すツバキ、保湿しながらダメージを受けにくい髪へと導くコメ発酵液、ボリュームやハリ、コシなどに働きかけるヘナを配合しています。ヴィーガン処方の20種類のアミノ酸が、毛髪ダメージを補修してくれます」(渡邉さん)

写真:奥山晴日

「さらに、大和橘が入っているので、ビタミンCが豊富。柑橘系の成分なので、匂い予防にもつながります。日焼けした時にビタミンCのパックをしたりするじゃないですか。ビタミンCが豊富ということは、発売する夏の季節にはとくにいい作用になると思います。

大和橘の蒸留水が20%、クロモジが10%程度と、水分の30%を抗菌力の高い成分が占めているのも特徴です。天然由来で抗菌力が高く、常在菌を殺さずに悪い菌だけを取り除いてくれるので、安心してお使いいただけます。

トップノートは植物の青々しい香り、そこに大和橘のビターな柑橘の香りがあわさって、香りも夏にぴったりの爽やかさだと思います」(大友さん)

写真:枠谷結也

<掲載商品>
植物由来のシャンプー
植物由来のコンディショナー

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文:上田恵理子
インタビュー写真:田ノ岡宏明