【スタッフ使用レポート】植物由来のシャンプー&コンディショナー

「植物由来シリーズ」にシャンプーとコンディショナーが新たに登場。「植物由来シリーズ」は、中川政七商店の社内でも、愛用者がたくさんいるシリーズです。とくに今回はトータルビューティーカンパニー「uka」とのコラボレーションということも相まって、どんな使用感なの?と社内でも期待大。そこで、ひと足早くスタッフが使ってみた感想をお届けします。

中川政七商店 KITTE丸の内店の梅澤と佐藤、髪質の違う二人に使用してもらいました。

中川政七商店 KITTE丸の内店 梅澤

ーーまず二人の髪質やふだん使っているヘアケア商品について聞いて教えてください。

梅澤:
30代後半に入ってから、コシがなくなってきたというか、ぺたっとしてくるようになりました。
シャンプーは手の届く範囲で、何となくよさそうなものを買う感じで、こだわり強めにこれと決めて使っているわけではないですね。
ふだんは、シャンプーとトリートメントの後に、当社の植物由来の全身用オイルを使っています。全身用オイルが発売される前は、別のオイルを使っていたのですが、よりべたつきの少ない今のものに落ち着きました。

ボリュームがなくなってきたなと思ったら、カットをかねて美容室に行ってメンテナンスしています。

中川政七商店 KITTE丸の内店 佐藤

佐藤:
私はもともとくせ毛なのですが、年齢を重ねてより癖が強くなってきました。湿度の高い季節はとくに広がりやすいんです。癖はオイルで抑えて、ひとつにまとめていることが多いです。
ヘアケア商品はしっとりタイプを選ぶことが多いです。

ーーシャンプーやコンディショナーはどのように選びますか?

梅澤:
私は髪がぺたんとしやすいので、夏場はさっぱりタイプを使いますね。冬場は乾燥して髪の毛がまとまりづらくなるので、少ししっとりするタイプに変えたり。季節ごとの髪の変化に合わせて変えている感じです。
結構ころころ変えるのですが、ほとんどは市販の手に入りやすいものの中から、キャッチコピーを見て使い心地重視で選んでいます。

佐藤:
私もめちゃめちゃジプシーで、トライアルパックをよく使うんです。3回くらい使ってみて、髪に合えば大きいものを買いますね。

使用感だけじゃなくて香りも大事です。香りが強すぎるものは苦手なので、人工的な香りが残るものは、使用感がよくても中々使えなかったりします。

ーーさまざまなシャンプーを使ってきたみたいですが、「植物由来のシャンプー&コンディショナー」は使ってみてどんな感想をもちましたか?

梅澤:
まず大和橘の香りがすごくよかったです。最初は青々しい香りがして、結構くせが強いのかなと思ったんですけど、そこから徐々に爽やかな柑橘の香りに変化していくんですよ。こんな風に使いながら香りが変わっていくものに出会ったことがなかったのですが、それがすごく心地好くて癖になりました。
しかも大和橘も、瑞々しいというか、すごく鮮度を感じる香りで。1番印象的だったのは香りですね。

佐藤:
私も洗っている時の香りがとっても好きでした。洗いあがりもドライヤー中も、控えめではありますけど、ふわっと香る。自然な香りで気持ちよかったです。

佐藤:
あとは、自然由来のものだとあんまり泡立たないのかなと勝手に思ってたんですけど、思いのほか十分な泡立ちがあるなと感じました。たしかにモコモコの泡ではないんですけど、きめ細かい泡立ちでしたね。
洗いあがりにきちんと落とせている感覚があるのもすごくよかったです。ぬるぬるして落とせた気がしないものもあると思うんですけど、それがなくて。ささっと洗い流せたので心地好かったです。

梅澤:
そうそう、きめ細かい泡で、髪の毛というよりも地肌を洗う感覚がありました。地肌を気持ちよくマッサージできるくらいの泡立ちで、地肌を洗うことを意識できたのがよかったです。

日中も、髪の毛よりも、地肌がいつもと違う感覚がありました。仕事が終わって帰ってきたときのべたつきが少し軽減されているような感じで、地肌をすこやかにしてくれるのかなって。

じつは、東京ミッドタウンにあるukaさんのカフェに行ったことがあるんですけど、その時の体験で、「内側からきれいにしましょう」といったコンセプトでやられているんだなという印象をもっていたんです。今回シャンプーを使ってみてそこがリンクしたというか、内側からきれいにするっていう感覚を体験できた気がします。

ーーふたりとも髪質が違いますが、それぞれ髪には合っていたのでしょうか?

梅澤:
私は最初、シャンプーのきしみが気になったんです。でも、ukaさんが「洗浄力が優しいシャンプーを使う場合は、ぬるま湯で1分程度予洗いをしてから洗いましょう」と言っていて。その通りにしたら使い心地が全然違ったんです。それからは、きしみも気にならなくなりました。
私は髪の毛がぺたっと寝てしまいやすいのですが、それもなくて。むしろ若干根元の髪が立ってくれたような気がします。

佐藤:
私は逆に癖があるので、最初に使ったときは、コンディショナーの保湿性がちょっと物足りない印象があったんです。シャンプーはさらっとしていてよかったんですけど。

商品開発担当のスタッフに聞いてみたら、「より効果を高めたい場合は、3分間そのまま放置し、しっかりと洗い流してください」とのことでした。おすすめされた通りに使ったら、髪の毛になめらかさを感じました。私と同じように、少しまとまりづらいと感じる方がいたら、少し置いてから流してみてください。

梅澤:
植物由来の成分でできているので、使った瞬間にすごく潤ったという感じではないのですが、継続的に使ってみて、変化を楽しみたいなと思うシャンプーでした。

何より、最初に感じる青々した香りと、後から広がる柑橘の香りが心地好くて、夏の暑いお風呂タイムに爽快感を運んでくれると思います。
今の季節にぴったりな使い心地だと思うので、ぜひ試してみてください。私もサンプルがなくなってしまったので、発売したら購入したいと思っています。

<掲載商品>
植物由来のシャンプー
植物由来のコンディショナー

<関連特集>

文:上田恵理子
写真:奥山晴日

自然の恵みで、頭皮をすこやかに導く。トータルビューティーカンパニー「uka」のヘアケア

「髪や地肌に優しく、環境にもできるだけ負担の少ないものを使いたい」。そんなご要望にお応えして、トータルビューティーカンパニー・ukaとのコラボレーションにより、中川政七商店の植物由来シリーズから、シャンプーとコンディショナーが登場しました。

ひと足早く使ってみると、清々しい木々の香りと大和橘による柑橘の香りが爽やかで、今の季節にぴったりの使用感です。ukaと言えば、頭皮をマッサージする「ケンザン」が有名で個人的にも愛用中ですが、シャンプーとコンディショナーは初挑戦。一体どんな特徴があるのでしょうか。髪や地肌に触れるものだから、ものづくりに向き合うスタンスについても知っておきたい。そこで、株式会社ウカの代表取締役CEOの渡邉弘幸さんと、ヘッドスパマネージャーの大友麻莉子さんにお話をお聞きしました。

トータルビューティーカンパニーとは?

株式会社ウカの代表取締役CEOの渡邉弘幸さん

「1946年の創業時は、理容でスタートしたんです。そこから30年ほど経って、現会長の渡邉季穂が、ネイルのサービスを始めたのをきっかけに、ヘッドスパ、エステ、アイラッシュとどんどんメニューが増えていきました。

同じ場所で同時にいろんなことができると時短になるので、お客さまは嬉しいじゃないですか。何よりコンディションはすべてが密接に関係しているものなので、頭皮、お顔、肩こりなど総合的に見て、必要な施術をご提案できます。

中でも、大友が常駐する東京ミッドタウン店にはカフェも併設されていて、施術を受けながらドリンクやお食事をお楽しみいただけます」(渡邉さん)

ukaのヘアケアのこだわり

そんなトータルで美にまつわるさまざまなご提案をされているukaですが、ヘアケアにはどのようなこだわりがあるのでしょうか。

「皮膚も髪も爪もぜんぶアミノ酸でできてるんですよ。髪の毛の構造は、真ん中に毛管というアミノ酸でできた芯があって、それをキューティクルで覆っています。爪と一緒で、生えてきた瞬間から死んでいるので、1回生えてきたものがよみがえることはないんです。

だから、いい髪の毛を作るためには、そのための環境づくりとして、頭皮をととのえることが大切になってきます。生えてきた髪の毛については、どれだけ維持するかがポイントです」(渡邉さん)

ヘッドスパスペシャリスト/毛髪診断士の大友麻莉子さん

「まず、頭皮をよい状態に導くには、常在菌を適度に保ちながら、悪い菌を撃退するような環境にととのえる必要があります。
ケミカルで洗浄成分が強いシャンプーを使うと、その場しのぎでかゆみは取れますが、同時に頭皮の常在菌もいなくなってしまうんですよね。常在菌がいなくなると、外的要因によってすぐに頭皮が弱ってしまいます。

次に、生えてきた髪の毛は、紫外線やドライヤーなどいろんな原因によって、時間が経つにつれキューティクルが開いてしまうんですね。そうなると、毛管の中にあるアミノ酸がどんどん放出して、細毛、切れ毛、枝毛などの原因になります。
その対策としてよくあるのは、トリートメントで艶を出す方法ですが、それは一時的な対処法でしかありません。本来は、天然由来の成分でアミノ酸を戻して毛管を太くすることで、髪の毛を修復していくことが必要です。一時的な対処をするのではなく、頭皮から根本的にケアしていくことが必要なんです」(大友さん)

ukaのシャンプーの特徴

写真:奥山晴日

「だから、ukaのシャンプーは土台となる頭皮をととのえることを目指して作られています。
洗浄成分が強いシャンプーは、食器を洗うような強さで作られているものも多いんです。そういうもので頭皮を洗うと、保湿に必要な油分も落としてしまいます。そうすると頭皮がカサカサになって、土壌が枯れ果てたような状態に。乾燥することによって毛穴も広がってしまい、髪の毛がぺたっと寝てしまったり、毛穴のカタチがゆがんで、うねうねした髪の毛が生えてきたりします。

また、必要以上に油分を落としてしまうと、地肌はその分を補おうとして油分を過剰に分泌するので、シャンプー後しばらくしてからべたついたり、匂いが気になってしまいます。そうなると、お客様自身はべたついていると感じるから、もっと洗浄力の強いシャンプーを使わないといけないと思って、悪循環に陥ってしまうことも多いんです。

肌や髪の主成分と同じアミノ酸でできた洗浄力が優しいシャンプーで、不要な分だけ汚れを落として、保湿に使う油分や保護膜は壊さないように洗っていくことが大切です。

ukaでは、その哲学にもとづいてシャンプーを開発しています」(大友さん)

洗浄力が優しいシャンプーは使うコツがある

「ただ、洗浄力が優しいシャンプーでざざっと適当に洗ってしまうと、汚れが溜まっていくので、ぬるま湯で1分程度予洗いをしてから洗うことが大切です。

必要なステップを踏んだうえで使用すれば、成分が優しいものでもきちんと泡立ちます。余分なシリコンや付着物が落ちるまで時間はかかるけれど、数回使っていただければ、ノンシリコンのアミノ酸系のシャンプーでもしっかり泡立ちます。
1回使って泡立ちが悪いと思って止めてしまうとよい髪の毛が育っていかないので、最初は手間に感じてもぜひ続けてみてください」(大友さん)

植物由来のシャンプーとコンディショナー

では、今回一緒に作ったシャンプーとトリートメントについては、どのような特徴があるのでしょうか。

「今回は、自然の恵みから採取した5つのキー成分として、髪が生える土壌となる頭皮を健やかにするクロモジ、ツヤやコシ、まとまりを与えるフノリ、うるおいやしなやかさを生み出すツバキ、保湿しながらダメージを受けにくい髪へと導くコメ発酵液、ボリュームやハリ、コシなどに働きかけるヘナを配合しています。ヴィーガン処方の20種類のアミノ酸が、毛髪ダメージを補修してくれます」(渡邉さん)

写真:奥山晴日

「さらに、大和橘が入っているので、ビタミンCが豊富。柑橘系の成分なので、匂い予防にもつながります。日焼けした時にビタミンCのパックをしたりするじゃないですか。ビタミンCが豊富ということは、発売する夏の季節にはとくにいい作用になると思います。

大和橘の蒸留水が20%、クロモジが10%程度と、水分の30%を抗菌力の高い成分が占めているのも特徴です。天然由来で抗菌力が高く、常在菌を殺さずに悪い菌だけを取り除いてくれるので、安心してお使いいただけます。

トップノートは植物の青々しい香り、そこに大和橘のビターな柑橘の香りがあわさって、香りも夏にぴったりの爽やかさだと思います」(大友さん)

写真:枠谷結也

<掲載商品>
植物由来のシャンプー
植物由来のコンディショナー

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文:上田恵理子
インタビュー写真:田ノ岡宏明

【くらしの景色をつくる布】#4シカとクマ・鹿熊茉夕さん

皆さんは暮らしを飾るインテリアを、どんなふうに選んでいますか?

いわゆる賃貸のマンションに住んでいると、間取りや壁紙などの躯体はそんなに代わり映えがしません。かく言う我が家も賃貸マンション住まいです。
暮らしを飾る物を上手に取り入れることで、もっと自分らしい心地好い空間をつくっていきたい。個人的にもそう思っていた折に発売したのが、インテリアコレクション「くらしの工藝布」。使い手次第でさまざまな取り入れ方が膨らむ表情豊かな布たちは、暮らしを飾るのにぴったりのアイテムです。
この人ならどんな風に取り入れるんだろう?と気になった方にお声がけして、実際に使ってみていただきました。

シカとクマ・鹿熊茉夕さん

今回訪ねたのは、InstagramやYouTubeなどでご自身の暮らしを発信されている、「シカとクマ」の鹿熊茉夕さんのご自宅です。

IT系のUIデザイナーとしてお仕事される傍ら発信している、自宅での暮らしの様子が注目を集め、現在15万人ほどのフォロワーがいらっしゃいます。
中古住宅を古民家風のご自宅へとDIYでリノベーションしていく様子には、家づくりのヒントがたくさん散りばめられており、私も発信を楽しみにしている一人です。

「シカとクマ」の屋号は、名字の「鹿熊」からとっているそうで、ご自宅にも、鹿と熊のオブジェがそこかしこに飾られていました。

祖父母から引き継いだ、中古住宅をセルフリノベーション

中古住宅をDIYでセルフリノベーションしたというものの、一体どれくらい手を加えているのか、まずは鹿熊さんの家づくりからお話を聞いていきました。

「夫の祖父母の家を引き継いでいるのですが、もともとはよくある一般的な雰囲気の住宅でした。
ここに引っ越してくる前は、都内の賃貸マンションに住んでいたのですが、もう少し広い部屋でのんびり過ごしたいなという思いがあって。そんなタイミングで、祖父母の家を売りに出すという話があったので、見に来たのがきっかけです。全体的にあんまり好みの雰囲気ではなかったんですけど、和室と味のある古い箪笥があって。この箪笥に似合う空間を作っていこうと決めました」

鹿熊さんが受け継いだ箪笥

「古民家巡りが昔から好きだったんですよね。それで、和室のよさを生かしながら、自分好みの空間に近づけるべく少しずつ変化させてきました。すべての部屋をDIYによって手を加えています。
和の雰囲気に合うように、色合いはかなり重要視していて、茶色と白と黒で統一しています。素材も大切で、経年変化が愉しめる味わい深いものを揃えるようにしています。

一つひとつ自分の手で選び作りながら変えていく中で、どんどんこの家に対する愛着が沸いてきました。もともとは受け継いだものですが、今では自分の家という気持ちを持っています」

「発信を始めたのは、この家に引っ越してきてしばらく経ってから、どうせならこの暮らしを記録として残していきたいなと思って、趣味のつもりで始めました。いつの間にか見てくださる方が増えて、自分のモチベーションもあがって、日々の暮らしを愉しみながら、投稿させていただいています」

そんな古民家の佇まいをもつ鹿熊さんのご自宅で、「くらしの工藝布」を取り入れていただきました。取り入れていただいたのは、こちらのラインナップです。

二重織刺し子の掛敷布 M
手刺しのタペストリー散し S
二重織刺し子の長座布団
二重裂織の飾り布 S

部屋の雰囲気を気軽に変えられる「二重織刺し子の掛敷布」

二重織刺し子の掛敷布M 墨/薄茶

「布ものって面積が大きいから、物によっては主張が強すぎちゃうこともあるじゃないですか。そういうの結構気になるタイプなんですけど、これはすっと部屋になじんでくれて。主役かのように主張はしてこないけど、個性は出せる。そのバランスがいいなと思いました。今回使った『くらしの工藝布』すべてに言えることだと思います」

二重織刺し子の掛敷布 M 薄茶/朱

「それに、床に敷くものって重厚感あるものが多いので、敷いたら永遠に敷きっぱなしになってしまう印象があるんですよね。
でも私は基本的に在宅で仕事していて自宅にいることが多いので、気分転換にインテリアの雰囲気を変えるのが好きなんです。頻繁に配置を変えるので、軽くて動かしやすいのが魅力的だと思いました。
物自体もリバーシブルで使えるので、その点でも雰囲気を変えやすいですよね」

どんな部屋にもなじむ「手刺しのタペストリー」

「『手刺しのタペストリー』も、主張し過ぎずに個性を出せるのがいいなと思いました。刺繍で模様が描かれているけど、どこに置いてもなじみがいいというか。どんな部屋でも合いそうだなと思いました」

話しながら、「こっちにもよさそうですね」と、別の部屋に飾る鹿熊さん

「色合いもすごくいいですよね。
うちは壁も自分で漆喰を塗っているので、白なんですけど少し凹凸があって、影ができて真っ白っていう雰囲気ではないんですよね。壁だけじゃなくて家に取り入れる素材は天然素材のものが多いので、全体的にゆらぎがある。そういう壁や空間のムラ感との相性がすごくいいなと思いました。天然素材との相性がいいですね」

「刺し子の技法で手仕事で作られているのも素敵ですよね。
私も自分で手作りすることが好きなので、手で一つひとつ作る手間や時間、作ることで生まれる物へのこだわりも分かるので、手跡が見えることでより愛着が沸くというか。改めて、手仕事のものを大切に使いたいなという気持ちにさせてくれました」

複数の使い方ができる「二重織刺し子の長座布団」

二重織刺し子の長座布団 / 墨

「『二重織刺し子の長座布団』は、ふかふかしていて、サイズ感もちょうどよくて、本当に気持ちいいですよね。

それに、複数の使い方ができるのもいいなと思いました。座布団として敷くのはもちろん、折って壁に沿わせて座椅子のように使うこともできます。どの商品もそうなんですけど、やっぱり柔軟性の高さは魅力です。

インテリアの雰囲気を変えたり、物をさまざなま使い方で愉しみたい気持ちがあるので、複数の使い道を考えられるのはすごくいいなと思いました」

「色も、少しムラっぽいゆらぎのある風合いになっていてよかったです。
この部屋は、壁をあえてムラっぽく塗っているんですけど、壁との相性もばっちりでした」

古家具のサイズにフィットする「二重裂織の飾り布 」

二重裂織の飾り布 / 柿渋染 焦茶 S

「古家具が好きなのですが、結構サイズがユニークで、幅が狭い物や小さい物があるんですよね。『二重裂織の飾り布』は細長いので、奥行きが狭いテーブルにぴったり合うサイズ感がまず嬉しくて。絶対ここに使いたい!と思って選びました」

「今日は茶香炉を使いましたが、お茶を淹れる時にもさりげなく道具とマッチしてくれてよかったです。
木の天板に直接温かいものを置くと跡がついてしまうので、お茶を飲む時はとくに敷布がほしくて。サイズが合う好みの布に出会えて嬉しかったです」

自然のものを身の回りに置いて、癒される空間づくりを

「今回取り入れてみて、『くらしの工藝布』は天然素材との相性がいいなと思いました。色合いも素材感も、主張し過ぎずナチュラルに馴染んでくれたので、すごくよかったです。

私は仕事でデジタルな物事に向き合うことが多いので、そこから離れてアナログなもの、自然のものに触れる時間に癒されるというか、惹かれている節があると思います」

「自分の好みを再確認して、無理がない程度に集めていって、ちょっとずつ自分の好きなものを増やしながら、好きな空間を作っていくことで、心地好さが増していくんじゃないかなと思います。

道具はよく使うからこそ、長く使えるものを選んで、暮らしを豊かにできたらいいなと思っています。

使いやすさももちろん大事だけれど、優しさ、味わい深さ、経年変化など、見た目だけではない物の佇まいをすごく重視しているように思います。癒されたいんです(笑)」

祖父母から受け継いだ中古物件を古民家風にセルフリノベーションして暮らす、鹿熊茉夕さんによるSNSアカウントは下記よりご覧ください。
「シカとクマ」Instagram
「シカとクマ」YouTube


<掲載商品>
二重織刺し子の掛敷布 M
手刺しのタペストリー散し S
二重織刺し子の長座布団
二重裂織の飾り布 S

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くらしの景色をつくる布

文:上田恵理子
写真:田ノ岡宏明

【あの人が買ったメイドインニッポン】#45 日本草木研究所の古谷知華さんが“自分で作るもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、日本草木研究所の古谷知華さん。今回は「自分で作るおすすめメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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[古谷知華さんの愛着トーク]
・食への興味が昔から強く、山に入るように
・自分で作るおすすめは、「日本草木研究所・にっぽん生胡椒」
・日本にも実は胡椒が生えていた!
・沖縄以南で生える「ピィパーズ」は、生では市場に出回らない
・生胡椒は日本草木研究所でしか買えない…!
・ロングペッパーと呼ばれ、3~5cmほどの長さがある
・ふつうの胡椒よりも辛みも癖も強く、複雑な味をしている
・豚バラを巻いて焼くとビールのあてに最高

古谷知華さんが自分で作るおすすめメイドインニッポン

古谷知華さんが“自分で作るおすすめ”メイドインニッポンは、「日本草木研究所・にっぽん生胡椒」でした。


ゲストプロフィール

古谷知華

調香師、プロデューサー
1992年生。2015年東京大学工学部建築学科卒業。調香やハーブ・スパイスに関する知識を活かし、クラフトコーラ「ともコーラ」やノンアル専門ブランド「のん」等の飲食ブランドを設立する。日本各地の山に入り食材獲得するのが趣味で、日本草木研究所を立ち上げる。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、日本草木研究所の古谷知華さんにお話を聞いていきます。8/2(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#44 日本草木研究所の古谷知華さんが“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、日本草木研究所の古谷知華さん。初回は「最近買ったメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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[古谷知華さんの愛着トーク]
・最近買ったのは、「京都・履物関づかの草履」
・工房見学する中で履いてみたいと思い、購入を決意
・オーダーメイドで3か月で完成
・履いてみて草履の気持ちいい機能性を実感
・鼻緒が痛くならず、どこまでも歩いて行ける
・最近は、あらゆる物で日本製を買うよう気を付けている
・サプライチェーン全体が幸せな仕組みの物を選びたい

古谷知華さんが最近買ったメイドインニッポン

古谷知華さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「京都・履物関づかの草履」でした。


ゲストプロフィール

古谷知華

調香師、プロデューサー
1992年生。2015年東京大学工学部建築学科卒業。調香やハーブ・スパイスに関する知識を活かし、クラフトコーラ「ともコーラ」やノンアル専門ブランド「のん」等の飲食ブランドを設立する。日本各地の山に入り食材獲得するのが趣味で、日本草木研究所を立ち上げる。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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番組をご視聴いただきありがとうございました。
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次回も引き続き、日本草木研究所の古谷知華さんにお話を聞いていきます。7/26(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人が買ったメイドインニッポン】#43 クリエイティブユニットTENTの青木亮作さんが“ギフトでもらったもの

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

引き続きゲストは、クリエイティブユニットTENTの治田将之さんと青木亮作さん。今回は、青木亮作さんが「ギフトでもらったおすすめのメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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[青木亮作さんの愛着トーク]
・ギフトでもらったおすすめは、「コレジャナイロボ」
・企業勤めでデザインとは何か?をガチガチに考えていた頃に出会って…
・なんて自由なんだ!と感動して泣いた
・小学生の頃の自分が喜ぶようなものを作った方がいいと思うように
・心のなかで、仏のように憧れているもの
・納得できるものに囲まれているとストレスがない
・お買いものは、悔しい!と感じたものを買う節がある
・お気に入りの椅子には、毎朝くやしい!と言いながら座っている

青木亮作さんがギフトでもらったおすすめのメイドインニッポン

青木亮作さんが“ギフトでもらったおすすめ”メイドインニッポンは、「コレジャナイロボ」でした。

お二人が作る物を実際に見てみたい!という方は、東京・池尻大橋にある「TENTのTEMPO」にぜひ遊びに行ってみてください。


ゲストプロフィール

治田将之

クリエイティブユニットTENTのプロダクトデザイナー
デザイン事務所、生活雑貨メーカー勤務を経て、フリーランスとして家電機器、インテリア用品を中心にプロダクト、パッケージ、カタログまで多岐にわたるデザインを手がける。


青木 亮作

クリエイティブユニットTENTのプロダクトデザイナー
オリンパスイメージング株式会社、ソニー株式会社にて録音機器やカメラ、PCおよび周辺機器のプロダクトデザインをはじめ商品戦略や企画を行う。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回のゲストは、日本草木研究所の古谷知華さんです。7/19(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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