梅雨の時期こそ、お掃除を

今年も梅雨がやってきましたね。
じめっとした空気で憂鬱になり、お休みの日も家にこもってなんとなく過ごしてしまうことが多いこの時期。

このおうち時間をどうにか活用できないかとあれこれ調べてみたところ、梅雨はお掃除に最適なタイミングだということがわかりました。

なんでも、湿気の多い梅雨時はホコリが舞い散りにくいので、ソファーなど普段は動かさない大きめの家具を動かして床掃除をするのが良いそう。
また、窓の掃除にも向いています。雨の日は窓ガラスの汚れが湿気と高温で浮き上がり、網戸のホコリも飛び散らないので、効率よく汚れを落とすことができるんだそうです。

考えてみると、年末の大掃除からちょうど半年。
そろそろ普段は見えないところの汚れも気になる頃です。
家にいる時間を有効活用して、今年の梅雨はお掃除をすることにしました!

拭き掃除に大活躍の、ハッカの精油

私のお掃除の必需品は、「日本の精油 北海道 ハッカ」。
ハッカの葉に含まれる成分「メントール」には抗菌作用があると言われていて、拭き掃除にもってこいなんです。

精油を垂らしてしっかり混ぜた水で雑巾を濡らして、そのまま拭き掃除をします。

使い古した花ふきんを雑巾として活用。
お掃除後、洗って干しておけばすぐに乾くので、においも気になりません。

また、水で薄めた状態でスプレー容器に入れておくと、気づいた時にさっと使えるのでおすすめです。
掃除の仕上げに、水回りや排水溝、トイレなどにスプレーするようにしています。

※精油はプラスチックを傷める可能性があるため、容器はガラス製がおすすめです。精油は劣化しやすいため、保存方法に注意し、薄めたら早めに使い切ってください。

さらに、ハッカには虫除けの効果もあるそうなので、網戸を拭く際にも使っています。

におい対策に欠かせない道具たち

お家をきれいにしていると、色々なことが気になり始めます。

梅雨の悩みといえば、湿気がこもった、嫌なにおい。
そんな時には天然成分でできた「青森ヒバの消臭ミスト」を使って消臭をしています。

青森ヒバには消臭効果があり、抗菌力が高いとされるヒノキチオールが含まれています。
そしてなんといっても自然に包まれるような香りが好きです。

消臭スプレーとして、ソファやカーテンにシュッと一吹きするほかにも、においのこもりやすいお風呂場に吹きかけて、木々のやさしい香りに癒されながら入浴するのが、お気に入りの使い方です。


香りをつけずに消臭したいときは、「きえ~る」シリーズがおすすめです。
天然成分100%で安心なのに、驚くほどにおいが消えるんです!

我が家ではキッチン周りや洗面所、お手洗い、車の中まで、とにかく色々なところで使っていて、なくてはならない存在になっています。


気になるにおいといえばもうひとつ、部屋干しした洗濯物のにおい。
特にジーンズなど厚手のものはいつまでも乾かずに、何日干してるんだ?という状態。
その間ずっとあの、もわ~んとしたにおいと一緒に生活するはめに…。

そんな時にも、「きえ~る」が大活躍。
「洗濯用」タイプを、洗濯の際に通常の洗剤や柔軟剤と一緒に使えば、生乾き臭を防いでくれます。

そして特に梅雨時の洗濯に欠かせないのが、「乾きやすいハンガー」です。

ハンガーに輪が付いていて立体的な構造に変化するので、衣類を掛けた際、内側に風が通りやすく、乾きが速いんです。
使わないときはスリムになるので、収納場所にも困りません。

厚手の洋服やパンツを干すときはこのハンガーを使い、扇風機やサーキュレーターで風を送るようにすると、乾くスピードが全然ちがいます!
部屋干しのストレスを軽くしてくれる愛用品です。




バスタオルを広げて干せるバスタオルハンガーも、この時期は特に愛用しています。

掃除・洗濯をして家が整い、においもすっきり爽やかになると、気持ちもさっぱりしました。
お気に入りの道具を取り入れたり、自分なりに工夫してみたり、無理せず楽しみながらお掃除を続けたいと思います。


<関連商品>

日本の精油 北海道産 ハッカ
「上品で淡い色の」花ふきん
青森ヒバの消臭ミスト
【WEB限定】きえ~るD 室内用 スプレー 300ml
きえ~るD 洗濯用 600ml
乾きやすいハンガー
バスタオルハンガー


<関連特集>

【わたしの好きなもの】信楽焼の魚皿

魚料理だけじゃない、楽しく万能に使えるお皿

四角いお皿はお持ちですか?
「使うのが難しそう」
「焼き魚のためのお皿でしょ?」
もしかしたら、そんなイメージがあるかもしれません。

わたしはうつわが好きで、少しずつ集めて楽しんでいます。
角皿もいくつかある我が家ですが、特に最近のお気に入りがこの「信楽焼の魚皿」。

焼き魚をきれいに盛りけられるよう考えてデザインされた長角皿です。
だけど、魚料理だけにしか使わないのはもったいない。
「魚皿」という名前ですが、絶妙な大きさと形で、いろいろなお料理が盛りつけやすいんです!

最近スーパーで見かけるたびに食べたいなと思っていた柏餅をさっと並べてみると、やっぱりいい感じに。
端午の節句にもぴったりだな、と改めて用途の広さを実感しました。

今回は、わたしの愛してやまないこのお皿の、素敵ポイントを語りたいと思います。

いつもの料理を特別にみせてくれる形

長角皿の好きなところ、ひとつめは、ちょっとしたおかずでも、きちんと感が出るところです。
丸いお皿だと、余白ができてしまうところ、長角皿は奥に短いから盛りつけがしやすい。
特にこの魚皿は、四隅が切り落とされた「隅切」の形になっているので余白が少なく、寂しい印象になりにくいです。

縁は少し立ち上がっているので立体感が出て、そこも盛りつけやすさのポイントになっています。
そしてこの立ち上がりのおかげで多少の汁気も受け止めてくれます。
豚の生姜焼きのたれもこぼれることなく安心でした!

他にも餃子やおにぎりなど、ただ並べるだけで様になるので本当に助かっています。

洋風にも使える

今度は、手づくりのフルーツサンドを盛りつけてみました。
少しいびつなフルーツサンドも、きっちりしすぎない柔らかな直線のお皿と合っている気がして、なんだか愛着がわきます。

魚皿や陶器のお皿は、和食がよく合うイメージがあるかもしれません。
しかし、この魚皿は、隅切の形とフラットな底面によって、和食器っぽくなりすぎず、洋食にも使いやすいです。
盛りつけられる面が大きいので、様々なお料理に対応できます。

八角の形が、エスニックな棒棒鶏や生春巻きなんかにも合いそうですね。
もっといろいろ試してみたいです!

他の器との合わせ使いが楽しい

魚皿の使い方、まだまだあります。

わたしのいちばんお気に入りは、湯吞やマグのせておやつプレートにすること。

もちろんケーキ皿とマグ、正方形の小皿と湯呑、という王道な組み合わせもいいんですが、たまに気分を変えて長いお皿でおやつを食べると、特別感にテンションがあがります。

洋菓子もばっちりです。
この日わたしはキャロットケーキをいただきましたが、焼き菓子やスコーンなどちょっとしたものにもおすすめです。

うつわの半分にお菓子をのせ、コーヒーやお茶を淹れて添えると、自分だけのプレートができあがったような気がして、幸せな気持ちになります。
今日はどのマグを合わせよう、このおやつにはこれかな、とあれこれ考える時間も楽しいのです。

他にも、ソースや副菜を入れた小鉢を乗せたり、お刺身にお醤油皿を添えたり、長い形を生かした合わせ使いがおすすめです。

収納問題も気になりません

そしてもうひとつ、好きなところがあります。
それは、重なりがよく、軽いところ。
もしかすると、日ごろ使う上でいちばん大事なポイントかもしれません。

長いうつわは、なんとなく収納しにくそうなイメージがあるかもしれませんが、四角いお皿は食器棚の四隅にぴったり収まります。

上に小皿や鉢など丸い器を乗せることができるので、角皿のためのスペースを作らなくても、意外とすっきり収まってくれます。
さらに、このお皿はスタッキングができるので、数枚持っていても置き場所に困りません。

そしてわたしが初めてこのお皿を持ったとき、その軽さにびっくりしました。
平たい長いお皿は重いイメージがありましたが、このお皿は軽いので、出し入れや洗い物も億劫にならず、それもあってつい頻繁に手に取ってしまいます。

あたたかみのある色

ここまで長くなりましたが、最後に色のお話を。
「信楽焼の魚皿」は、「並白」と「飴」の2色展開です。

並白は、アイボリーがかった奥行きのある白で、食材が映える万能カラーです。洋食や洋食器とも合わせやすい色味です。

つやのある飴は、食卓のアクセントになり、お料理もしまって格好よく見えます。明るめの茶色なので、他の器から色が浮いてしまうこともなく、取り入れやすい色です。

どちらにも良さがあるので悩ましいですが、わたし個人は並白のほうが使用頻度が高いような気がします。
真っ白ではない、あたたかみのある白が、どんなお料理にもなじんでくれるので使いやすいです。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
このお皿の、楽しさや魅力が少しでも伝わればいいな、と思いながら語らせていただきました。
(もちろんお魚もすごく映えるので、ぜひ魚皿としてもお使いください!)

中川政七商店では、他にも四角いお皿を取り扱っていますので、ぜひお好みのものを見つけて使ってみてくださいね。

編集担当 岩井

<掲載商品>
信楽焼の魚皿
有田焼の湯呑
益子焼のマグカップ

【わたしの好きなもの】酒粕のぬか床 一つ星シェフ監修

毎日漬けて食べたくなる、やさしい味のぬか床

ぬか漬けって実はそんなに好きではありませんでした。
というのも、味の濃い食べ物があまり得意じゃなく、
ぬかの独特な香り、好きだけど強すぎるのはちょっと…
頻繁に食べるのはちょっと…
と、ぬか漬けに対する気持ちはなんとも微妙でした。

お漬物はもう一品ほしいときにさっと食卓に出せて便利だし、素材の味を生かしたまま野菜を摂取したい。
でもどうしても好みの味にならない。
それにかき混ぜたり毎日のお手入れにも自信がない…
そんなループに陥り、ぬか床に興味はあるけど一歩踏み出せない状態が何年も続いていました。

そんな中、最近中川政七商店に入社し、先輩に「酒粕のぬか床」をおすすめしてもらいました。

なにやら、一つ星シェフ鳥羽周作さん監修の、酒粕を混ぜ込んだぬか床だそう。
ぬか床に酒粕…?と思いましたが、先輩曰くふんわり酒粕が香る上品な味、とのこと。
味も手間のかかり具合も気になるので、さっそく会社で試してみることにしました。

ふたつのぬか床の味くらべ

自分の好みの味を探るため、中川政七商店で販売しているもう一種類のぬか床、「ゆずと花椒のぬか床」と比べてみることにしました。

ぬか床というと味のついていないシンプルなものが多い中、味付きで好きなものを選べるのは楽しい。
とはいえ同じ米ぬかを使っているのに味にそんなに差が出るの?と半信半疑です。

左:ゆずと花椒のぬか床 右:酒粕のぬか床

今回は、きゅうり、にんじん、大根、茄子、セロリの5種類ずつを漬けてみました。
見た目に違いはありませんが、容器の蓋を開けたときの香りには差があります。


「ゆずと花椒のぬか床」が華やかで強めの香りがするのに対し、酒粕のぬか床は少しだけ落ち着いた香りです。
蓋を開けた瞬間ふわっと酒粕の香りがただよって、食べる前から期待大…!

ぬかの中から掘り出して、洗って切って、さっそくいただきます。
個人的に今回いちばん気になっているのはセロリ。


さあ、好みの味のぬか漬けにありつけるでしょうか…。

左:ゆずと花椒のぬか床でつけたぬか漬け 右:酒粕のぬか床でつけたぬか漬け

まず初めに、どちらもそんなにぬかの味が強すぎず驚きました。
パン酵母で発酵させたぬか床は、ぬかの独特な香りがマイルドなのだそう。

「ゆずと花椒のぬか床」で漬けたぬか漬けは、ほんの少しピリッとした花椒と唐辛子の味がアクセントになっていて、香り高く華やかです。
しっかり風味がつくので、にんじんや茄子など味のしっかりある野菜が特におすすめです。

一方「酒粕のぬか床」で漬けたぬか漬けは、よりまろやかな味!
酒粕の味が強いのかな?と予想していましたが、本当にふんわり鼻に抜ける程度で、これなら酒粕が苦手な方もおいしく食べられると思います。
なにより味が濃すぎない!
ぬか漬けなのに上品な味で、副々菜として毎日食卓に出しても飽きなさそうです。
こちらは野菜そのものの味がより楽しめるので、大根やカブ、きゅうりなど水分の多い野菜が特におすすめです。
(セロリはどちらもおいしかったです!)

同じ野菜を同じ時間漬けましたが、不思議なことにぬか床の種類によって浸かり具合が違いました。
すごく大きな差があるわけではないですが、「ゆずと花椒のぬか床」は短時間でしっかりした味、「酒粕のぬか床」はもう少し時間がかかってやさしめの味、という感じでしょうか。

どちらもおいしいけれど、毎日食べることを考えると、わたしは断然酒粕のぬか床派でした。(先輩さすが!)
定期的にぬか床を替えて、味を変えて楽しむのもいいなぁと思いました。
ぜひお好みに合わせてお選びください。

思ったより簡単で楽!

ぬか床は初心者でも始めやすいようになっています。
パッケージを開けて、どっしりと詰まったぬか床を容器に移すだけ。
すぐに漬け始めることができます。

ぬか床の管理に自信がなかった私が、はじめてみよう!と思えたのは、この手軽さがあってこそ。

そしてわたしのぬか床チャレンジを応援してくれているかのようなタイミングで発売されたのが、「かきまぜやすい琺瑯のぬか漬け容器」です!
こちらはぬか床2袋がちょうどよく入るサイズ。

かき混ぜやすさはもちろん、小ぶりなサイズ感が我が家の冷蔵庫にも食卓にもちょうど良い。
取手がないけど口元のでっぱりに指が引っ掛かるから持ちやすく、出し入れも楽にできます。


どうせなら機能も見た目も良いものを!と思い、セットで使うことにしました。

わたしにぬか漬けづくりへの第一歩を踏み出させてくれた 「酒粕のぬか床」 。


お気に入りの味とお気に入りの道具で、わくわくの新生活。
これからぬか漬けライフを存分に楽しみたいと思います!

編集担当 岩井



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