【わたしの好きなもの】袋が固定できるごみ箱

袋を付ける作業が好きなんです


リビングのごみ箱って、袋をつける派、つけない派って、それぞれの生活スタイルによると思うのですが、
我が家は「つける派」です。
なぜなら、子供がどんなゴミを捨てるか油断ならないから。。
紙類だけにしてと言っても、ずぶ濡れになったティッシュ(きっと飲み物をこぼしたんでしょう…)、
みかんの皮、溶けたチョコの何か…などなど、気付けばあやしいゴミがわんさか。

外側に袋が見えるのが嫌だから、何度か「つけない派」でチャレンジしましたが、
気付くと何かが付いている。。やっぱりこのイライラを軽減するには、「袋をつける派」で解決することにしました。




このごみ箱の好きなところは、見た目もとてもシンプルで、袋を付ける仕組みもシンプルなところ。

大正7年創業『Bunbuku/ぶんぶく』社で昭和30年代後半頃から発売され、
年々少しずつ改良を重ねて作り続けてきたというのだから、
生まれてから今までで、どこかで目にしてきたはず。
なんだか懐かしくて家に馴染むのは、きっと記憶のどこかにその思い出があるのだと思います。


さて、「袋が固定できる」という最大の特徴ですが。
ごみ箱の上から5cmくらいの所にある溝のようなくぼみを利用して袋を固定するリングをセットするというもの。
これがストンとはまる瞬間が「よしっ」と思わせてくれる気持ちよさ。
上からずるずるーっと下げていくと簡単にセットできます。外す際にも、くいっと引っ張れば簡単に外れます。
簡単に外れるけれど、ぴたっとはまっている間は、袋をずらさない頼れるリングなんです。
こういう作業って、毎回なんだか面倒だなって思うものですが、このごみ箱に限っては、ちょっと楽しい作業なんです。



もう1箇所、キッチンにもペットボトル分別用としても使っています。
スーパーなどのリサイクルに出すので、蓋のないごみ箱で、どれくらいたまったか見た目ですぐわかる。
いっぱいになったら袋ごと持っていって、リサイクルコーナーへ。
ペットボトルは洗ってきれいなので、袋はそのまま買い物用になったり、まだ使えそうだったらまたごみ箱にセットされることも。



昔から公共の場でもすんなり馴染むようなデザインのものを作ってきたメーカーだから、
リビングにもキッチンにもすんなり馴染むのは「さすが!」と納得です。
 


編集担当 宮浦


<掲載商品>
袋が固定できるごみ箱

中川政七商店のものづくり実況レポート。ふわふわの毛布とルームウェアを生み出す、毛布のまち 大阪 泉大津へ


中川政七商店の人気アイテムのものづくり現場をスタッフが実際に訪ねる「さんち修学旅行」、今回は大阪へ。

前編ではロングセラー商品「もんぺパンツ」のさらさらのはき心地の秘密を、大阪堺に訪ねました。

後編はその足で向かった毛布のまち、泉大津の今新毛織株式会社さんのものづくりをご紹介。

これからの季節にぴったりの、あたたかなオリジナル毛布やルームウェアの生地を作っていただいています。

 
泉大津の2重織毛布

▲新商品「泉大津の毛布でつくったかいまきウェア」「泉大津の毛布でつくったルームシューズ

ここからは、ルクアイーレ店店長の福井がお届けします!

 

日本最大の毛布の産地、泉大津へ


毛布の産地は泉大津やその周辺で全国の9割を締めているとのこと。日本で最大の産地と言えます。     
     
その中でも、今新毛織さんは、織りから染色、整理加工、縫製までを一貫生産する国内唯一無二の工場。  



本日は毛布ができるまでの工程を見学させていただけることに。柔らかい毛布はどのように作られているのでしょうか…

本日は今井社長と横田専務にご案内いただけることに。


▲工場を案内くださった今井社長

毛布はつくり方によって織毛布、マイヤー毛布、タクト毛布の3種類があります。
今回は、織毛布の代表であるウール毛布ができるまでを見学させていただきました。

毛布を作る反物は1反40mほど。毛布約20枚分にあたります。

織りあがった反物には、織り工程で着いたホコリや汚れがあり、紡績の際に油を使っているため、その脂分を落とすための洗浄が行われます。

織りあがった反物を糸でつなぎ合わせて、大きな洗浄機へ。



石鹸洗いを5回、水洗いを4回繰り返し、絞るところまでをこの機械で行います。

次は、染めの工程へ。
約100℃の蒸気で加熱。約90分で染めあげたら、大きな脱水機でしぼります。

染色が終わると、次は毛布づくりの要となる起毛工程へ。


ウールの場合は繊維が弱いので、摩擦を抑えて毛羽を取るため、濡れている状態で一度起毛の機械にかけ、乾かした後に残りの仕上げの起毛をかけます。

そうすることで、繊維を傷めることなく満遍なく毛を立たせることができるそう。



起毛機にはたくさんの針がついたローラーがついていて、繊維を突き刺して持ち上げるようにして毛をだしていきます。ローラーの間を何度も通るうちに繊維が1本1本引き出され、柔らかな毛布らしい手触りが生まれます。





伺って印象的だったのが「起毛というのは、生地の土台を残しつつ、綿(わた)に戻していくということ」という言葉。

綿に戻すという表現に想像が膨らみ、だから毛布ってふわふわなんだ。と改めてものづくりの面白さを感じました。


▲起毛する前とした後(右下部分)の違いがわかる見本。これだけ変わるんですね!

起毛は、毛布づくりでは最も重要な工程のひとつで、長年にわたって培われた起毛師さんの熟練とカンによりやわらかな風合いが生み出されています。

「機械で毛羽を出しているけれど、最高の風合いで仕上げるというところは、人の手によって決められているんです」という今井社長の言葉が心に残りました。


その後、仕上げとして起毛した毛の長さを揃えてカットするシャーリングと、毛の縮れに高圧のアイロンをかけて延ばすポリッシャーという処理が行われ、表面に光沢が生まれすべすべの手触りの毛布になっていきます。



最後の縫製工程では、両方のふちにヘムを縫い付けて裁断し、手作業で幅方向のヘムとタグを縫い付けて完成。



たくさんの大きな機械を通して毛布が完成する傍ら、その工程ごとに毛布の仕上がりを実際に手で触れて確認するということが大切で、手触りのよい毛布を作り上げるためにはたくさんの人の手がかかっているということを感じました。






▲ 今新毛織の工場。まるでひとつの町のように広いこの場所で、様々な工程が行われています

全盛期には3000万枚という生産量でしたが、海外から安価な毛布が入ってくるようになり今ではピーク時の5%ほどに減ってしまったとのこと。

毛布ならではのやわらかい肌触りの生地を、毛布としてだけでなく他の製品として生活に取り入れられるのでは…と新しいことにもチャレンジしていきたい。と今井社長。

中川政七商店の「泉大津の2重織毛布」や新商品「泉大津の毛布でつくったかいまきウェア」「泉大津の毛布でつくったルームシューズ」にも、そんな今井社長の熱意が込められています。





毛布でつくったあたたかくて、肌触りの良いルームウェアは冬の寒さを和らげてくれることまちがいなし。

毛布やさんが作っているからこそ、ふっくら嵩を出す起毛が実現されているということを実際に手に取って感じていただけるように、お店で伝えていきたいと思います!

中川政七商店が残したいものづくり #07 織物

中川政七商店が残したいものづくり

#07 織物「かや織」

商品一課 田出 睦子


わたしが中川政七商店で働きはじめた20年前、かや織で作った「花ふきん」は既に販売されていました。

漆芸を学んでいて、古い蚊帳(かや)を漆作品の下地に使うことも多かった私にとって、かや織は馴染みのある素材でした。

そのかや織が、自分の出身地である奈良県で織られていると「花ふきん」を通じて知り、俄然愛着が湧いたのを覚えています。



その後、かや織をもっと広めたいという思いから、様々な柄をプリントしたふきん、人が寝られるぐらいのケット(発売当時は「大仏ふきん」という商品名でした)、フェイスタオル、バスマット、お菓子の袋など、色々な商品に展開を広げてきました。



「花ふきんが気持ちいいから首に巻いているの」というお客様が多い中で、何とかつくってみたいと思っていたアイテムが、ストールです。

目が粗いので水を吸ってもすぐ乾くかや織は、ふきんやタオル類には良いのですが、一方で目ズレの恐れがあり、糊をつけないと縫製が難しい素材。

肌触りを考えると、ストールにするには糊が無いほうが都合が良い。どうにか糊をつけずに済む方法はないものかと奈良の機屋である大和織布さんに相談して「かや織ストール」が生まれました。

生地の両端の糸密度を高くして「耳」を太くし、中央にも端と同じ組織を入れ中央で半分に折り両端を縫うことで、糊がなくても縫製に耐えられるように仕上げています。

かや織のふんわりした風合いを損なうことなく、安心して使えるストールに仕上がったと思っています。



また、生地を通して向こう側がほんのり見えることも、かや織の良い特徴です。

生地に塩化ビニールを貼ることで、ほんのり透けるが丈夫な素材を開発し、小物や書類を整理するポーチも作りました。

これからも多くの人に「かや織」の良さを知ってもらえるよう、新たな挑戦をしていきたいと思います。

 

工芸:かや織
産地:奈良県
一緒にものづくりした産地のメーカー:大和織布有限会社

中川政七商店のものづくり実況レポート。 「もんぺパンツ」さらさらの肌触りの秘密を訪ねて大阪 堺へ

中川政七商店の人気アイテムのものづくり現場をスタッフが訪ねる「さんち修学旅行」。今回はロングセラー商品「もんぺパンツ」と、寒い季節に活躍する「毛布」のものづくり現場にお邪魔しました。



「もんぺパンツ」には“あったか”、“しましま”、“綿麻”など様々な種類があるのですが、実は裏地は共通して「和晒 (わざらし) 」という大阪府堺の伝統的な生地が使われています。

▲左側が、もんぺパンツシリーズ共通の裏地「和晒」

この和晒のさらさらな肌触りが、人気の理由のひとつ。

今回はそんな「和晒」の作り手、角野晒染株式会社さんを訪ねました。

メンバーを代表して、わたくし高崎オーパ店店長の早川がレポートをお届けしたいと思います!

角野晒染さんは、創業1931年。JR津久野駅から徒歩5分ののどかな風景が広がる石津川沿いに工場があります。     



一帯は津久野の中でも毛穴(けな)と呼ばれる地域で、綿織物が発達した泉州地区(大阪府南部)と、大阪という大消費地とのちょうど中間に位置します。

さらに一帯を流れる石津川が水量豊かであっために、大量の水を必要とする晒(さらし)業や手ぬぐい作りが発達しました。



本日ご案内いただくのは、もんぺパンツを担当していただいている南村さんです! 



角野晒染さんでは綿織物を晒す行程から、染め・裁断まですべて一貫生産でやられています。


使われているのはこんな生地

角野晒染さんが扱う和晒は糸の細さや織り方などによって約20種類あるそうで、もんぺパンツに使われているのは40(よんまると読みます)と呼ばれる細番手の糸で織られている和晒ガーゼです。

個人的には「小幅の文化」と南村さんが仰られていたのが印象的で、着物を作る時と同じ36cm幅で織られた生地が和晒に使用されています。



こちらの生地は和泉市の機屋さんで織られています。全盛期は300軒あったそうですが、現在はわずか30軒まで減ってしまっているそうです。


そもそも晒とは?工程を見学!

織り上がった生地には綿の脂質や不純物、糸にする際の糊が含まれているため、それを取り除く作業を行います。また、天然の綿織物は淡い茶褐色をしているので、白く晒す作業も同時に行います。これが「晒し」という作業です。

晒には洋晒、和晒とあるそうで、私自身、洋晒という言葉を恥ずかしながら初めて耳にしました。

一般的な洋服に使われている晒生地は洋晒で、40分という短い時間で熱や圧力をかけながらローラーにかけて晒すため、ペタンとした風合いになるのが特徴だそうです。

この洋晒と和晒はどう違うのでしょう?早速その工程を見せていただきます!

ほぼ直角に近い?!はしごのような階段を手すりを持ちながら、慎重にゆっくり登っていくと…大きな底が深い釜がありました!下を見ると吸い込まれそうになります。





こちらにミルフィーユ状に折り畳まれた織物を90度の熱を加えながら、数種類の薬品を順に投入して水で洗い流す作業を繰り返します。

3日間じっくり時間をかけて晒すことで、繊維の組織がそのまま残り、ふっくら柔らかな風合いを残した生地に仕上がるそうです。和晒の優しい風合いの秘密はこの行程にあるのですね! 

3日間かけて晒した濡れたままの生地を人の手で遠心分離機にかけて脱水を行います。近くで見ていても、なかなか重そうです。





脱水が終わった生地をアイロンにかけながら、1本の長い生地にしていきます。真っ白に晒された生地はきれいで清涼感がありますね!思わず手にとって触れたくなります。



機械の力も借りながら、人の手が作業の間、間に入っています。

和晒は、この優しい柔らかさを活かしてさまざまな日用品に使われています。

実際に、和晒の特徴である通気性、吸水性を生かした角野さんの商品たちを見せていただきました!



並ぶのは手ぬぐいや寝間着、おくつろぎ着という名前のついたホームウェアなど。「おくつろぎ着」という商品名を聞いただけで、思わず買いたくなってしまいました(笑) 

他にも和晒は、日本料理で包丁を拭く際や、蒸し料理にも使われているとのこと。時代が変わっても、優れた機能性が活かされ続けているのですね。

もんぺパンツの気持ち良い履き心地は、この柔らかで通気性の良い和晒にあり。

日本ならではの文化である和晒を、もんぺパンツを通して沢山の方に触れていただいていること、嬉しくなりました。

実際に目で見た和晒の魅力をもっとお店でお伝えしていかなくては、と使命を感じた1日でもありました!




さて、午後からは毛布のまち、泉大津へ。
中川政七商店で「泉大津の2重織毛布」や新商品「泉大津の毛布でつくったかいまきウェア」「泉大津の毛布でつくったルームシューズ」の生地を作っていただいているメーカーさんにお邪魔します!





<掲載商品>
綿麻もんぺパンツ

中川政七商店のものづくり実況レポート。発祥の地、大阪 堺で注染手ぬぐいに染まる1日

10月某日。

12名の店長が降り立ったのは、古くから手ぬぐいの産地として知られる大阪府堺市毛穴町です。

その歴史は江戸時代まで遡り、和晒の大産地であったことから大阪市内の注染業者がこの地に移住し、注染手ぬぐいの産地へ成長させたといいます。



店長たちは注染手ぬぐいに日々触れながらも、ものづくりの現場を自分の目で見るのは初めて。



まずは注染の魅力に染まった1日を、遊 中川奈良町本店、店長の村田がお届けします!


そもそも、注染とは?


目的地までの道のりには工場が立ち並び、手ぬぐい生地をつくる和晒工場からは、積み上げた生地の山が見えたり、 染屋さんの煙突からは、もくもくと湯気が上がっていたり。

手ぬぐいの産地ならではの、独特の香りと雰囲気にワクワクしながら歩みを進めます。

「注染」とは字のごとく、何層にも折り重ねた生地に染料を「注」いで柄を「染」めるという技法。
表裏を同時に染めるため、色褪せしにくく、生地の糸自体を染めることで通気性が保たれ、柔らかいのが特徴です。

中川政七商店直営店にも、この技法で作られた手ぬぐいが数多く並び、その芸術的な染め上がりには、日本の方はもちろん、海外の方にも人気を集めています。
 


注染手ぬぐいができるまで


見学にご協力いただいたのは、店頭に並ぶ注染手ぬぐいを作っていただいている株式会社ナカニさんと、株式会社協和染晒工場さん。

手ぬぐいができるまでの工程を見学させていただきました。



①「糊置き」

生地の上に型紙を固定し、その上から木へらで防染糊を載せていきます。




▲木へらには職人さんの指跡がくっきり!大変な力業ですね。

②「注染」

染めの必要のない部分に染料が流れないよう、ケーキのデコレーションをするような容器から糊を絞って境界線となる「土手」を作ります。まるでパテシエのような細かな作業!


その土手の中に、ドヒンと呼ばれるじょうろのようなもので染料を注ぐと同時に、染台に設置された減圧タンクを足元のペダルで操作して、下から吸引していきます。



その後蛇腹に折り重なった生地を表と裏の2回、丁寧に染めていきます。

1度に染め上がるのはおおよそ25~50枚分の手ぬぐい、とても根気のいる作業です。

この技法は明治時代に大阪の商人が、多色の絵柄を効率よく染め上げるために生み出したもの。

職人さんの手作業だからこそできる、優しいぼかしの風合い。ひとつとして同じ出来上がりのものはないのです。

量産ながらも1点ものである注染手ぬぐい。ついつい全部広げて見比べたくなりますね!



こちらは注染独特の道具、ドヒン。サイズは大小様々で、細かな柄を使い分けるために、コップより小さなサイズもあります。

産地ごとに形も少し違うそうで、液だれしないよう、注ぎ口が斜めにカットされ、下を向いているのが多色染めをする大阪特有だそう。

▲工場にはさまざまな色の染料が

色が多く使えると楽しい!と語るのは株式会社協和染晒工場の小松さん。1枚の絵画のように繊細な技を生み出す、伝統工芸士です。

目分量で色を作り出す職人さんは、まさに色の天才。



その限りない挑戦には、私たちもその技を伝える使命を感じます。
 
ナカニさんが注染を伝えるためにつくった特別な機械で、私たちも体験をさせていただきました!



今回は土手を丸く引き、染料が広がりすぎないよう、その中に慎重に染料を注いで、優しい丸模様を1人ずつ描きました。

思い通りに土手を描くのがとっても難しく、個性ある丸が並びましたが、広げたときには「おー!」という歓声。世界に1つだけの手ぬぐいができました。



③ 水洗い

「川」と呼ばれる洗い場にて、防染糊と余分な染料を洗い落とします。一昔前は近くの石津川を使っていたのだとか。


ものづくりには綺麗な水が必要、とナカニの中尾さん。川の水質や自然条件が晒作業に向いていたことが、注染の発展にもつながりました。



④乾燥

色が変色しないようにゆっくり自然乾燥させます。



手ぬぐいの工場では、日々職人さんたちが技術の向上に励んでいらっしゃいます。
中には若い女性の姿も。遠地から職人さんを目指して来られる方も最近は多いそう。

しかしながら職人さんたちは直接自分の言葉で注染のよさを伝えることができません。

お客さまに近い存在であるお店が、正しく理解して魅力を伝えていくことが大切、と中尾さんは言います。

注染の深い魅力を知った私たち。

その楽しみ方をもっと多くの方に知っていただくために、早速目で見てきたことをお店に取り入れてみました。

直営店の中でも手ぬぐいの取り扱い数が最も多い、日本市羽田空港店を覗いてみましょう!

アイデア次第でもっと楽しい、手ぬぐいの使い方


ここからは日本市羽田空港店、店長の門林が手ぬぐいの使い方について、ご提案させていただきます!

羽田空港店はお店の正面から手ぬぐいがお出迎え!
色とりどりの手ぬぐいがこれだけ並ぶと圧巻ですね。



羽田空港店では、手ぬぐいを家で飾られるというお客さまも多いので、季節の新しい柄が入荷するとたちまち売り切れてしまいます。

季節ごとに飾る手ぬぐいを変えるだけでお部屋の雰囲気ががらっと変わりますよね。

そういったお客さまにもよく聞かれるのが「飾る以外にどういう風に使えますか」という質問です。

質問に実践で答えられるように、早速ティッシュケースを包んでディスプレイしてみました。



ティッシュケースって意外と好みのものが売っていない!手ぬぐいならお好みの柄を選んで包むだけです。

その他、個人的に気に入った手ぬぐいのスカーフ。端を固結びするだけなので簡単です。



富士山エプロンにも似合うと思いませんか?

裏表がない注染手ぬぐいだからこそできる技ですね。

また、手拭きや汗取りにもなる上に、手洗いできて乾きやすいので山登りに持っていく方も多いそうですよ。

端が切りっぱなしで生地を割くことができる分、緊急時にはちぎって使えば包帯にもなるので、心強いですよね!

ぜひ店頭でお声がけくださいね!これからもどんどんおすすめしていきたいです。

【わたしの贈りもの】妻へのクリスマスの贈りもの

いつもとは違うクリスマスの贈りもの


あなたにとって大切な人は誰でしょうか?家族や友人、恋人…。きっと多くの大切な人がいることでしょう。僕のまわりにもたくさんいます。その中でも特に人生のパートナーである妻は特別。家事やこどもの面倒など積極的にやってくれていますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな日頃の感謝も込めて、クリスマスの特別な日には喜んでもらえるプレゼントを贈りたいものです。感謝の気持ちが何よりも大切ですが、贈ったものを喜んで使ってもらえると、こちらとしても贈りがいがあって嬉しいですし気分が良いですよね。でも何を贈ったら喜んでもらえるのか、毎年頭を悩ませます。

悩みに悩んで「いつもとは違う贈りもの」ができたら良いなと思い、いくつか考えてみました。ちょっと変わった組み合わせや、こんな素敵なものがあるんだ!と思ってもらえるようなものばかりです。今年はこの中から妻の様子を伺いつつ、プレゼントしたいと思います。





一緒におでかけしたいけど、肌の乾燥が気になるし寒いからやめておく。そんなことが今まで何度とありました。冬の乾燥はお肌の大敵。でも「麻之実油のスキンバーム」があれば安心です。小さいのでポーチに入れても邪魔になりにくいですし、麻のみから採れる麻之実油などのオーガニック成分が配合されているので、手や目元にも使えるのもうれしい点。ラベンダー油やオレンジ果皮油も配合されているので、さわやかでうっとりするような香りも素敵です。

それと、寒い冬でもおでかけが楽しみになりそうなアクセサリーも一緒に組み合わせてみました。「花のピアス 富山 しけ絹」は真っ白でとても綺麗。富山の伝統織物「しけ絹」で作られたこの花のピアスには透き通るような清潔感があり、普段着からフォーマルにも合わせやすい意外と万能なピアス。上品なデザインで綺麗な白色なので、ホワイトクリスマスっぽさがあってクリスマスプレゼントにも問題なさそうです。美容の小物とアクセサリーのセットは今までにプレゼントしたことがありませんが、なかなか面白いと思います。これならおでかけが楽しくなることに間違いないのできっと喜ばれるはず。




冬の朝はなかなか起きれませんよね。妻もよく布団にくるまってなかなか起きないことがあります。夜も寒い寒いと震えていることが多い妻には、体を冷えから守ってくれるストールも良いのでは、と思いました。
「ブランケットステッチのポケットストール」はなめらかな肌ざわりが気持ちいい厚手のフリース生地で、とってもあったか。大判なのでさっと羽織れば腰あたりまでぬくぬく。ボタンを止めればやさしく包まれているような感覚で全身をあたためてくれます。ポケットもついているので、眼鏡などの小物を入れたりできて家にいるときに羽織るのにぴったりだと思います。
全身を覆うくらいの大きさのストールはプレゼントしたことがありませんが、これならステッチのデザインもかわいくておしゃれな感じもありますし、機能性も良いのできっと喜ばれるばず。やわらかな生地なので、子供を抱っこしたときも安心なのも良い点だなと思います。




料理好きな妻へは、素敵なお皿を贈るのも意外といいかもしれません。「かもしか道具店 グリル皿」はオーブン・レンジやトースター、直火などあらゆる調理機器に使えるとても万能なお皿。オーブンで焼いたものをそのまま食卓に並べることができるので、ごはんも楽しくなりそう。
クリスマス感はありませんが、チキンや野菜を一口大に切ってこのお皿に盛り付けをしてオーブンで焼いたり、チーズたっぷりのグラタンを焼いてみたりすれば、素敵なクリスマスディナーが楽しめそうです。大・中・小のサイズがあるので、自分たちの暮らしにあった皿を選べば、クリスマスディナーだけでなく普段の食卓も華やかになりそうです。四角いシンプルな形で深さもあり扱いやすいサイズなので、いろんな料理のイメージもしやすく一緒に料理が楽しめそう。白・黒・茶のカラーバリエーションもありますので、子供が大きくなった時に色違いのものを買い足したり、家族全員同じもので揃えても良いでしょう。夢が膨らむお皿です。




やはりクリスマスの贈りものとしてあたたかグッズは見過ごせません。過去にマフラーや手袋などのあたたかい小物をプレゼントしたことがありました。小物だとサイズ感の失敗はなくてそのようなものばかり選んでいましたが、今年は思い切ってセーターを贈ってみようかなとも思います。
「麻わたウールのセーター」は“麻わたウール”という特別な糸で編み上げられた、ふんわりとやわらかなセーターです。麻の素朴で素敵な風合いを残しつつ、やわらかであたたかい。そんな素敵なセーターです。
このセーターが贈り物として良いなと思ったのは、身幅が広めに編まれているというところです。これならサイズ感の失敗はなさそう。そして、シンプルなデザインは飽きにくく手持ちのいろんな服にも合わせやすいと思いますので、きっと長く愛用してもらえそうです。


いろいろ考えてみると、素敵なものがたくさんあってどれがいいか結局悩みそうですが、どれを贈っても喜んでもらえる気がします。
クリスマスまでじっくり考えたいと思います。

中川政七商店のクリスマス特集もぜひご覧ください。
クリスマスの特集はこちら

編集担当 森田