【はたらくをはなそう】小売課 大越洋介

大越洋介
小売課

新卒で百貨店に入社し、婦人雑貨やアパレル部門で営業企画を経験。その後ベーカリーへ転職し、製造管理やブランドマネジャーなどを経て、2022年9月に中川政七商店に入社。
現在は小売課に所属し、スーパーバイザーとして直営店の運営に携わっています。



自分が良いと思うものがある世界、そんな世界が当たり前ではないということ」。
入社のきっかけは、そんな思いからでした。

これまで洋服から食品まで様々な商品に携わり、多くのお客様に届ける仕事をしてきました。時代の流れと共に市場が飽和し、販売チャネルや情報発信手段も多様化していくなかで、単純に良いものが売れるわけではなくなっている今の時代。規模や効率を軸に“良いはずのもの”が淘汰され、画一的になっていく社会の現状に疑問を感じていました。

生活をしていく上では便利かもしれないけれど、それが「豊か」だとは限らない。次は自分が良いと思うものを残せるような、そんな仕事がしたい。そう考えていた時に中川政七商店に出会いました。

現在は日本の工芸を未来に残すため、ものづくりをお客様に届ける最前線である、直営店の運営に関わっています。予算管理や売上対策などの各店舗ごとの対応から、全国の店舗にとって役立つような仕組みづくりまで、お店がお客様との対話に専念できるような、より良い店舗運営を目指して試行錯誤をしています。

仕事で大切にしているのは「正しくあること」。
中川政七商店の行動指針である「こころば」にある言葉ですが、入社前から自身でも大切にしていたことでとても共感しています。

正しくあるために重要なのは、正しさは常に変わるものだと心得ておくこと。
これは前職でパンづくりをしていた頃に身についたことです。

パンは酵母という生き物の活動を利用して作ります。日々変わる温度や湿度、生地のこね方などの条件が酵母の活動に影響するため、同じパン生地でも状態は毎日異なります。そのため作り手が「いつも通り」の作業をしてしまうと、パンは「いつも違うもの」が出来上がってしまいます。

狙い通りのパンを作るためには、作り手が五感を働かせ、生地の温度や弾力、発酵状態などを捉え、各工程での作業を加減し、調整していくことが求められるのです。

この経験から、物事にはセオリーや目安はあるけれど、それは万能ではなく状況を見て使いこなすものであるということ、使いこなすためには正しさは常に変化している認識を持つことが大切だと学びました。

お店も会社も、人という生き物の活動で成り立っています。立場も考え方も異なる人達が協力し合い、取り巻く環境の変化にも対応しながらビジョン達成に向かって進んでいきます。

それ故に複雑で、意見をまとめることなど難しい部分もありますが、だからこそ限りない広がりがある。多様な意見のなかで磨かれた答えは、ひとりでは辿り着けない未来につながりますし、それが仕事の醍醐味でもあります。

忙しかったり、余裕がなくなったりすると見方が偏ってしまいますし、慣れると前例通りでいいやとなりがちですが、目指すべき未来を見据えて、常に正しさとはなにかを問い直しながら、その時の最善を目指していたいです。

<愛用している商品>

波佐見焼の保存の器 中鉢

おすすめ理由:料理の保存、温め直し、食器の三役を担う実用性の高さ。加えて佇まいの良さも魅力的です。蓋もあるのでラップも不要、エコで手間いらずなど、とても理にかなった逸品です。

ゆずと花椒のぬか床

どんな人でも簡単にぬか漬けが始められるすぐれもの。ゆずと花椒入りで他とは一味違った風味豊かな仕上がりも良いです。定番の胡瓜や人参から、旬の季節の野菜までいろいろ試して楽しんでいます。

拭き漆のお箸

こだわり抜いて選ばれた四角・八角・削りの3種類の「持ち手のかたち」 と、太め・細めの2種の「持ち手の太さ」 から、きっとご自身のお気に入りが見つかります。
自分では持った時にやわらかみがあり、手に馴染む、「削り・太め」を使っています。



中川政七商店では、一緒に働く仲間を募集しています。
詳しくは、採用サイトをご覧ください。

【わたしの好きなもの】ギフトにも選びやすい「布ぬのバスクシャツ」の、MLサイズを着比べてみました

まだ日中は暑いけれど、そろそろ秋服が気になる時季。今年、そんな秋の支度にと新しく迎えたのが「布ぬのバスクシャツ」です。

今年で3年目となる布ぬのバスクシャツは、肘のエルボーパッチに日本各地の染織技術を活かした布をあしらった、中川政七商店の定番服。春夏に展開される、布を前見ごろにあしらったTシャツと合わせて「日本の布(ぬの)ぬのシリーズ」と名付けられ、多くの方に手に取っていただいています。

店舗のスタッフに話を聞くと、毎年のリピーターさんやギフトに購入する方も多いそうで、いよいよ気になるな‥‥と思い、今年は私も購入。シンプルで気の利いたシルエットと、ちょっとした遊び心がたちまちお気に入りになりました。

まだちょっと暑いので出番は少ないのですが、秋は一枚で着たり、寒さが進んだら中に薄手のタートルを合わせて着たりと楽しみたいなと思っています。

首回りすっきり、見ごろは程よくワイドで中にも着こめる

エルボーパッチをどの布にするかわくわく選べるのがこのお洋服の醍醐味ですが、それ以外に推したいのがシルエット。

ベースのバスクシャツは無地の生地を使った直線的でシンプルなデザインですが、横に開いたボートネックや肩を落としたラインでさらりと着ても野暮ったくなりません。

またボディ部分はすとんとまっすぐに落ちるパターンで、体のラインを拾わずリラックスできるシルエットでありながら、体と生地との隙間の空き具合が絶妙で、不思議ともたもたした印象にならないのです。

こういったシンプルなトップスは自分にはおしゃれに着こなせる自信がなく、どちらかというと避けていたのですが、実際に着てみると顔周りも体部分もすっきりと見え、どんなボトムスとも合わせやすくて秋のコーディネートに活躍しそうです。

気に入ったお洋服はできるだけ長い季節で着たい派なので、こちらのバスクシャツは程よくワイドなシルエットで中に薄手の服を着こめるのも魅力でした。

私の場合、布ぬのバスクシャツと同じくこの秋気になっていた「しなやか綿の重ね着プルオーバー」と合わせるのがバランスとしてちょうど。重ね着していてもごわつかず、シルエットを損なわないのに暖かさはアップして、この組み合わせの登場回数が今後は増えそうです。

ちなみに生地が厚手でワイドなため「ボトムスへインしにくいかな?」と思っていましたが、デニムのボトムスに裾を入れても、もたつかずに着られました。

綿100%を使ったやや厚手の生地は、冬のはじまり頃まで活躍するしっかりした着心地で、着ていて頼もしさのある安心感。横の席で同じく布ぬのバスクシャツを着ていた同僚と、「着てみると改めて良さがわかるね」なんて話していました。

繊細なお洋服もそれはそれではかなさがあって好きなのですが、こういったがしがし着られて家でお洗濯もできる服は、何だかんだで登場回数が多くなり重宝しています。

エルボーパッチが着ていて楽しく、ギフトにもぴったり

そして、なんといってもエルボーパッチ!今年は3つの産地から8種類の布がラインアップされています。どれにしよう~と迷うのも、着ているときに鏡にちらりと肘の布が映るのも、全部楽しい。単純に、布を見て幸せな気持ちになるのです。

社内で行われた新商品発表会のプレゼンテーションの際、担当デザイナーから、あしらわれた「日本の布ぬの」それぞれの産地や作り手さんの話を聞くのも興味深い時間でした。オンラインショップに各生地の情報があるので、ぜひご覧ください。

布のかわいさと着まわしのきくシンプルなデザインのバランスがちょうどよく、ギフトに選びやすいのもおすすめポイントの一つ。服を贈るときって、個性的すぎると似合うか悩ましいし、反対に地味すぎるとなんだかつまらないしで、毎回難しいのですが、これならどっちもいいバランスで満たしてくれるんじゃないかなと思うのです。

私も自分用の他に、友人にも贈りたいなと思っているところです。

MLサイズ、どちらにする?

迷ったのがサイズ。ユニセックスかつMLサイズで展開されるこちらのバスクシャツは、店舗のスタッフに話を聞いていると、女性でもゆったりシルエットが好みだからとLサイズを購入する方や、男性でも一枚ですっきり着たいとMサイズを手に取る方もいらっしゃるとのこと。

私は会社にあったサンプルで試してサイズを決められましたが、ギフト購入する際や、オンラインショップから購入される方は試着ができないので、サイズ選びが悩ましいですよね。参考になればとそばにいた男性スタッフに協力してもらい、実際にMLサイズを着比べてみました。

まずは私から。身長は160cmで、普段はS~Mサイズのお洋服を着ることが多いです。私が着るとMサイズだとぴったり。袖も手首までの丈で作業のじゃまにならない、ちょうどよい長さでした。

Lサイズはかなりゆったりめで、あえてだぼっと着たいときにはいいけれど、Mサイズのほうがコーディネートのバランスがとりやすいかなという印象。袖丈や着丈が長いお洋服がお好みの方はLサイズもいいですね。肘のエルボーパッチの位置は、肘より少し低めに来ています。

左がMサイズ、右がLサイズ(身長160cm)
左がMサイズ、右がLサイズ(身長160cm)

続いて、身長170cmでやや細身の男性スタッフに着比べてもらいました。Mサイズだと袖は七分丈ほど。裾も腰骨ちょうどくらいでコンパクトなトップスという印象です。エルボーパッチは肘よりやや上めにきていました。タイトなシルエットがお好きな方はMサイズでもいいかもしれません。

Lサイズだとゆったり着られるサイズ感で、エルボーパッチは中央やや下位置くらい。肩はしっかり落として着られます。

左がMサイズ、右がLサイズ(身長170cm)
左がMサイズ、右がLサイズ(身長170cm)

ちなみに、身長174cmの男性スタッフにも着比べてもらったのですが、Mサイズだとさすがに小さいなという印象でした。

オンラインショップ上で着用いただいているモデルさんは、女性が身長164cmでMサイズ着用、男性が178cmでLサイズ着用です。ぜひ、これから購入を検討される方は参考になさってください。

左の女性モデルさんは164cm(Mサイズ着用)、右の男性モデルさんは178cm(Lサイズ着用)

「去年買ってよかったから、今年も新しい布を楽しみにしてました!」と嬉しいお声も多い布ぬのバスクシャツ。来年も登場するのか今の時点ではまだ私も知らないのですが、「来年もぜひ!」と期待して、まずは今年迎えた一枚をたくさん着たいと思います。

編集担当:谷尻

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【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック プルオーバー

日本の染織技術から生まれる、豊かな布の個性を楽しめる「日本の布ぬの」シリーズ。

この秋、日本で古くから竹籠などの編み方に用いられてきた「やたら編み」の意匠をデザインソースとし、繊維を立体的に糊付けする「フロック加工」の技術で表現した、「やたらフロック」生地を用いたラインが登場しました。

うっすらと透け感のあるベースの生地には、ベルベットを使用。色は黒とベージュをご用意しています。

カジュアルにも、華やかにも着ていただける今回のライン。スタッフたちにどんな着こなしをしてみたいか、一足先にコーディネートしてもらいました。

この記事では「日本の布ぬの やたらフロック プルオーバー」を取り上げます。皆さまのご参考になれば幸いです。

シンプルなアイテムで、きれいめカジュアルに。長い季節で活躍しそうな一枚です(スタッフ中田・身長156cm)

後ろ丈が長めのプルオーバー。すっきりとしたラインのストレートデニムと合わせてきれいに着てみました。シューズをレースアップのレザーシューズにして、きちんと感も足しています。カジュアルになりすぎないよう、ピアスは少し大きめのサイズに。

まだ暑い季節から一枚でさらっと着たり、秋が深まればタートルネックの細身ニットなどを合わせたりしてもよさそうです。やたらフロック柄の袖がふんわりと広がって個性的なので、今回のようなシンプルなスタイルでも十分におでかけ着の印象が出せて、活躍してくれる予感がします。

<合わせたアイテム>
布ぬのプルオーバー やたらフロック 黒

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

カーキ色のパンツとスエード調のサボで、秋らしい色合いに仕上げました(スタッフ松本・身長160cm)

美術館、博物館鑑賞を楽しむ日を意識したコーディネート。トップスは同型色で合わせ、カーキ色のパンツとスエード調のサボで秋らしいコーディネートに仕上げました。

少し長めで丸くとられた裾と、ひらひら揺れる袖がお気に入りです。全体に使われているきれいめのカットソー素材は着心地が良く、重ね着せず一枚でもたくさん着たいなと思いました。

<合わせたアイテム>
布ぬのプルオーバー やたらフロック ベージュ
綿麻テレコのタートルネック 生成
・綿麻のコール天 イージーパンツ カーキ(10月初旬発売)
BAGWORKS SCHOOLMAN ブラウン

「日本の布ぬの やたらフロック」シリーズご案内

風土や文化、作り手の工夫によって、各地で育まれてきた日本の染織技術。「日本の布ぬの」は、そんな染織技術から生まれた個性豊かな布を楽しむファッションラインです。

今回のシリーズでは、籠細工に用いられる「やたら編み」に着想を得た柄を、フロック加工の技術で表現しました。

※別の記事でシリーズ品のコーディネートもご紹介しています
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック ワンピース
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック カーディガン

<関連特集>

文:谷尻純子
写真:ヨシダダイスケ

【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック カーディガン

日本の染織技術から生まれる、豊かな布の個性を楽しめる「日本の布ぬの」シリーズ。

この秋、日本で古くから竹籠などの編み方に用いられてきた「やたら編み」の意匠をデザインソースとし、繊維を立体的に糊付けする「フロック加工」の技術で表現した、「やたらフロック」生地を用いたラインが登場しました。

うっすらと透け感のあるベースの生地には、ベルベットを使用。色は黒とベージュをご用意しています。

カジュアルにも、華やかにも着ていただける今回のライン。スタッフたちにどんな着こなしをしてみたいか、一足先にコーディネートしてもらいました。

この記事では「日本の布ぬの やたらフロック カーディガン」を取り上げます。皆さまのご参考になれば幸いです。

Aラインのフレアスカートで、長め丈のカーディガンとのバランスをとりました(スタッフ中田・身長156cm)

私くらいの身長の人には丈が少し長めなカーディガンなので、Aラインでフレアなスカートを合わせてバランスをとりました。シャツとカーディガンで上品さを意識しつつ、袖を少したくし上げ、足元は厚手の白リブソックスとサンダルを合わせることで、程よく崩したモノトーンコーデに。家族や友人と街へ出かける時に着たいなと思っています。

カーディガンはシンプルな形できちんと感が出つつ、前見ごろに使われているやたらフロックの生地が、ちょっとしたアクセントになっていますね。手軽にパッと羽織れるので、どんなシーンでも活躍しそうです。

<合わせたアイテム>
布ぬのカーディガン やたらフロック 黒
・綿麻のコール天 フレアスカート 墨紺(10月初旬発売)

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

ダークトーンにベージュを重ねて、軽さを。着回しが効きそうです(スタッフ松本・身長160cm)

ワンピースにパンツを重ねたシンプルな定番スタイルに、カーディガンを合わせて柄を活かしました。中はダークトーンで統一しつつ、ベージュのカーディガンで軽さを出しています。

一枚羽織るだけでシンプルなコーディネートがパッと明るくなる、心強いカーディガン。色も合わせやすく、着回しが効くのも嬉しいです。

<合わせたアイテム>
布ぬのカーディガン やたらフロック ベージュ
・ウールのタートルワイドワンピース 紺(9月下旬発売)

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

程よいゆとりで、重ね着もしやすく便利。休日のお出かけをイメージしたスタイルです(スタッフ中山・身長166cm)

休日のショッピングやお出かけをイメージ。カーディガンの上品なサイズ感を活かし、カジュアルにデニムと合わせました。動きやすさはありつつも、足元や小物の光沢、カラーリングできちんと感を出しています。

シルエットに程よくゆとりがあるので、重ね着もしやすく便利です。裾の丈感も長めなので高身長の方も着ていただきやすい形かなと思いました。

<合わせたアイテム>
布ぬのカーディガン やたらフロック 黒
SETTO UTILITY SUWD デニムワイドストレートパンツ

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

「日本の布ぬの やたらフロック」シリーズご案内

風土や文化、作り手の工夫によって、各地で育まれてきた日本の染織技術。「日本の布ぬの」は、そんな染織技術から生まれた個性豊かな布を楽しむファッションラインです。

今回のシリーズでは、籠細工に用いられる「やたら編み」に着想を得た柄を、フロック加工の技術で表現しました。

※別の記事でシリーズ品のコーディネートもご紹介しています
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック ワンピース
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック プルオーバー
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト

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文:谷尻純子
写真:ヨシダダイスケ

【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト

日本の染織技術から生まれる、豊かな布の個性を楽しめる「日本の布ぬの」シリーズ。

この秋、日本で古くから竹籠などの編み方に用いられてきた「やたら編み」の意匠をデザインソースとし、繊維を立体的に糊付けする「フロック加工」の技術で表現した、「やたらフロック」生地を用いたラインが登場しました。

うっすらと透け感のあるベースの生地には、ベルベットを使用。色は黒とベージュをご用意しています。

カジュアルにも、華やかにも着ていただける今回のライン。スタッフたちにどんな着こなしをしてみたいか、一足先にコーディネートしてもらいました。

この記事では「日本の布ぬの やたらフロック マントベスト」を取り上げます。皆さまのご参考になれば幸いです。

華やかさをそのままに、プリーツスカートでさらに躍動感も足してみました(スタッフ中田・身長156cm)

名付けて「芸術の秋」コーデ。美術館や劇場鑑賞などのシーンを想定した、ちょっと華やかさのある装いです。動きのあるマントにはプリーツスカートを合わせて、さらに躍動感をプラス。テキスタイルの特徴を活かせるように、インナーは白ですっきりとさせました。

動くたびにひらひらと揺れる布が着ていてとっても楽しいです。最初、マントベストを見たときは「着るのが難しそう‥‥」と不安もありましたが、意外と難しさはなく、パンツにもスカートにもいろいろなアイテムと合わせられそうです。

<合わせたアイテム>
布ぬのマントベスト やたらフロック ベージュ
綿麻テレコのタートルネック 白

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

ボリュームのあるトップスに、タイトなスカートを合わせてメリハリを出しました(スタッフ松本・身長160cm)

ショッピングの場面を意識し、たくさん動き回っても疲れないようなコーディネートにしてみました。マントベストがボリュームのあるデザインなので、ボトムスはタイトなロングスカートを合わせてメリハリをつけています。
オールブラックでシックな装いにしつつ、ポイントでアクセサリーはゴールドに。

黒でまとめたコーディネートでも、やわらかな線が入ったテキスタイルのおかげでハードになりすぎず、程よくやさしい印象になりますね。生地にほんのりと透け感があるので、全体の印象に少し軽さが出せるのも嬉しいです。

<合わせたアイテム>
布ぬのマントベスト やたらフロック 黒

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

きれいめにしすぎずカジュアルダウン。Vネックがすっきりとした印象に見せてくれます(スタッフ中山・身長166cm)

動きのある形を楽しみたかったので、主張の強すぎない明るくシンプルな形のボトムスを合わせました。ノースリーブのインナーの上にそのままマントベストを羽織り、秋ごろから着られるコーディネートにしています。

ベルベットのきれいな質感に合わせて、首元には不揃いパールのネックレスを持ってきつつ、ニット帽とスニーカーで少しカジュアルに着てみました。

ボリューム感がありますが首元がVネックですっきりとあいているので、重たくなりすぎないのがお気に入りです。晩夏から冬にかけて、中に着るインナーを調整しつつ、長い季節で着られそうですね。

<合わせたアイテム>
布ぬのマントベスト やたらフロック ベージュ
SETTO UTILITY SUTB 40 ブロードテーパードパンツ BEG
・カシミヤのニット帽 茶(10月上旬発売)

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

「日本の布ぬの やたらフロック」シリーズご案内

風土や文化、作り手の工夫によって、各地で育まれてきた日本の染織技術。「日本の布ぬの」は、そんな染織技術から生まれた個性豊かな布を楽しむファッションラインです。

今回のシリーズでは、籠細工に用いられる「やたら編み」に着想を得た柄を、フロック加工の技術で表現しました。

※別の記事でシリーズ品のコーディネートもご紹介しています
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック ワンピース
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック カーディガン

<関連特集>

文:谷尻純子
写真:ヨシダダイスケ

【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック ワンピース

日本の染織技術から生まれる、豊かな布の個性を楽しめる「日本の布ぬの」シリーズ。

この秋、日本で古くから竹籠などの編み方に用いられてきた「やたら編み」の意匠をデザインソースとし、繊維を立体的に糊付けする「フロック加工」の技術で表現した、「やたらフロック」生地を用いたラインが登場しました。

うっすらと透け感のあるベースの生地には、ベルベットを使用。色は黒とベージュをご用意しています。

カジュアルにも、華やかにも着ていただける今回のライン。スタッフたちにどんな着こなしをしてみたいか、一足先にコーディネートしてもらいました。

この記事では「日本の布ぬの やたらフロック ワンピース」を取り上げます。皆さまのご参考になれば幸いです。

ほどよくカジュアルダウンしつつ、すっきりとまとめました(スタッフ中田・身長156cm)

せっかくのデザインを活かしたくて、あまりアイテムは足しすぎずにすっきりまとめることにしました。首元には華奢な真珠のネックレスでアクセントを。きれいめになりすぎないよう、ポシェットを合わせて程よくカジュアルダウンしています。

私の身長だとボトムスなしでも足が出すぎず、一枚で着られますね。身長が低めの方は、袖丈は七分ではなく長袖くらいになるかもしれません。袖部分の布がかわいいのはもちろん、全体に使われているカットソー素材がなめらかで着心地がいいところもお気に入りです。

<合わせたアイテム>
布ぬのワンピース やたらフロック ベージュ
着けるタートルネックオーガニック綿    生成
国産牛革のポシェット 黒

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

映画鑑賞の日をイメージ。かわいくなりすぎないよう、ブーツを合わせてみました(スタッフ松本・身長160cm)

映画鑑賞に向けてのコーディネートをイメージしました。全体は黒でまとめながらも、ピアスを白にして少し軽さを出しています。普段から少しエッジの効いた装いが好きなので、自分らしさも意識して、かわいらしい感じにならないようにハードめのレザーブーツを合わせました。

ワンピースはゆったりしていて体の締め付けがないので、映画鑑賞のような長時間、椅子に座っている機会でも負担がなさそう。袖にあしらわれたテキスタイルで華やかさも出るので、ちょっとおしゃれをしてお出かけしたい日にぴったりですね。

<合わせたアイテム>
布ぬのワンピース やたらフロック 黒

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

ボトムスを重ねて丈感を調整。ちょっといい日の食事を意識したコーディネートです(スタッフ中山・身長166cm)

友人や家族との、ちょっといい日の食事に着ていけるようなコーディネートを意識してみました。ふんわりとした袖のシルエットに合わせ、大振りのピアスをつけて耳元にもボリュームを持たせています。ワンピースのデザインを楽しみつつ、ボトムスを重ね着することで裾の丈感が短すぎないように調整しました。

ゆったりと着られてラクなのに、袖のデザインが印象的で、いろいろなシーンに着まわせそう。足を出すのが苦手な方は、今回のようにボトムスを重ねていただいたり、カラータイツを合わせていただくのも素敵なんじゃないかなと思いました。

<合わせたアイテム>
布ぬの ワンピース やたらフロック ベージュ
【WEB限定】SETTO FARMS SKIRT WHT

※上記以外のアイテムはスタッフ私物です

「日本の布ぬの やたらフロック」シリーズご案内

風土や文化、作り手の工夫によって、各地で育まれてきた日本の染織技術。「日本の布ぬの」は、そんな染織技術から生まれた個性豊かな布を楽しむファッションラインです。

今回のシリーズでは、籠細工に用いられる「やたら編み」に着想を得た柄を、フロック加工の技術で表現しました。

※別の記事でシリーズ品のコーディネートもご紹介しています
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック プルオーバー
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト
【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック カーディガン

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文:谷尻純子
写真:ヨシダダイスケ