【季節の手ざわり】師走に備える、小掃除のススメ

こんにちは。中川政七商店ラヂオの時間です。

中川政七商店ラヂオ「季節の手ざわり」は、月に一度、季節ごとの風習や、暮らしに取り入れたい日本の文化についてお届けしています。
季節の移ろいを感じ暮らしを整える、そんなひと時をご一緒しませんか。

立冬を迎え、暦の上ではいよいよ冬が始まりました。カレンダーを見ると、残すところ2ヶ月弱と、そろそろ年末の足音が聞こえてくる頃です。年末といえばクリスマスやお正月の準備と、行事が目白押し。「大掃除」もその一つですね。そこで今回は本格的な12月の大掃除の前に、習慣にしておきたい「小掃除」についてのお話です。


ナビゲーター:クリス智子
ハワイ生まれ。大学卒業時に、東京のFMラジオ局 J-WAVE でナビゲーターデビュー。現在は、同局「GOOD NEIGHBORS」(月曜〜木曜13:00〜16:00)を担当。ラジオのパーソナリティのほか、MC、ナレーション、トークイベント出演、また、エッセイ執筆、朗読、音楽、作詞なども行う。得意とするのは、暮らし、デザイン、アートの分野。幼少期より触れてきたアンティークから、最先端のデザインまで興味をもち、生活そのもの、居心地のいい空間にこだわりを持つ。ラジオにおいても、居心地、耳心地の良い時間はもちろん、その中で、常に新しいことへの探究心を共有できる場づくりを心がける。


プラットフォーム

ラヂオは7つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットホームからお楽しみください。

Spotify
Apple Podcast
Google Podcasts
Voicy
Amazon Music
Castbox
YouTube


小掃除におすすめの、暮らしの道具

室内や玄関先の小掃除にちょうどいい「吉野桧のほうきちりとり」

→関連商品はこちら

「収納しない掃除道具」のススメ

→関連記事はこちら

天然素材で作った手肌にやさしい洗剤「植物からできたキッチンクリーナー」

→関連商品はこちら

やさしく洗えて、汚れ落ちはすっきり「傷がつきにくい抗菌銅スポンジ」

→関連商品はこちら

お便りを募集しています

番組内でご紹介させていただく、リスナーの皆さまからの投稿を募集しています。
「わたしの心地好い暮らしをつくる道具」をテーマに、お気に入りのアイテムや、しつらいの風景、意外な使いかたなど、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いをお聞かせください。


次回「季節の手ざわり」は、12月2日(金)配信を予定しています。

「中川政七商店ラヂオ」では、別番組「工芸うんちく旅」も配信中です。
こちらは、工芸好き男子二人が日本全国の工芸産地を訪ね知った工芸のうんちくを語る番組。
次回は11月18日(金)配信予定です。

お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【工芸うんちく旅】宮城県鳴子温泉「こけし」

こんにちは。
中川政七商店ラヂオのお時間です。

「工芸うんちく旅」は、工芸好き男子ふたりが、日本の工芸産地をめぐり、職人さんや地元の方々から聞いてきたうんちくや小ネタ、地域の風習、食文化などを紹介する番組です。

宮城県/鳴子温泉

今回は、「こけし」をテーマにお届けします。
国内最大のこけしの祭典「全国こけし祭り」が、3年ぶりに一般客も参加可能に。ナビゲーターのふたりも、開催地である宮城県の鳴子温泉に行ってきました。

現地でお話を伺ったのは鳴子温泉で代々続く老舗、桜井こけし店の5代目、桜井昭寛さん。日本三大こけしコンクール全てで最高賞を受賞し、現在も現役、こけし作り一筋50年のベテランこけし工人さんです。

そして今回は、こけし好きとしても有名なお笑い芸人、たんぽぽの川村エミコさんをスペシャルゲストに迎えます。川村さんが考えるこけしの魅力をはじめ、インテリアとのマッチング、ご自身のお気に入りこけしコレクションの紹介、さらには伝統こけしの11種類ある系統の解説まで。川村さんのこけしに対する深い愛と情熱が溢れる収録となりました。ぜひお楽しみください。

プラットフォーム

ラヂオは7つのプラットフォームで配信しています。
お好きなプラットホームからお楽しみください。

・Spotify(一話二話三話四話
・Apple Podcast (一話二話三話四話
・Google Podcasts (一話二話三話四話
・Voicy (一話二話三話 四話
・Amazon Music (一話二話三話四話
・Castbox (一話二話三話四話
・YouTube (一話二話三話四話


ナビゲータープロフィール

高倉泰(たかくらたいら)

中川政七商店による産地支援事業「合同展示会 大日本市」のディレクター・バイヤー。
大学卒業後、店舗デザイン・設計の会社を経て、2014年に中川政七商店に入社。日本各地のつくり手と共に展示会やイベントを開催し、商品の仕入れ・販売・プロモーションに携わる。
古いものや世界の民芸品が好きで、ならまちで築150年の古民家を改築し、 妻と2人の子どもと暮らす。山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。ほとけ部主催。
twitterアカウントはこちら

引地海(ひきじかい)

Pomalo 株式会社 クリエイティブ・ディレクター。大学卒業後、広告代理店を経てフリーの編集者に。雑誌やWEBサイト、イベントの企画・制作・プロデュースを手がけ、2019年よりコンテンツ・エンジニアリング・カンパニー Pomalo(ポマーロ)に参加。11歳から17歳までをアメリカ・サンディエゴで過ごした帰国子女。2児のパパで、趣味はお弁当づくりとキャンプ。


「旅のお土産」プレゼントキャンペーン

桜井こけし店さんの「こけし四寸」をプレゼント。
川村エミコさんの話すように、改めて見てみると可愛らしい姿形をしていることに気が付きます。木のぬくもりが温かく、見ていると愛着が沸いてきます。

<応募方法>
twitterにて、ご応募ください。

【実施期間】
2022年10月21日(金)~11月10日(木)

【応募方法】
twitterの場合
①「@nakagawamasa7」をフォロー
②「#工芸うんちく旅」をつけて番組の感想を添えてツイート
でご応募完了です。
(すでにアカウントをフォローいただいている方も、ご応募可能です)

Instagramの場合
①「@nakagawamasa7」をフォロー
対象の投稿に、番組の感想を添えてツイート
でご応募完了です。
(すでにアカウントをフォローいただいている方も、ご応募可能です)

【結果発表】
2022年11月中を目安に、当選者さまへDM(ダイレクトメッセージ)をお送りいたします。

ご質問・ご感想を募集しております

パーソナリティへの質問や、ご視聴の感想、ここに行ってほしい!といったリクエストなど、お聞きしたいこと、お伝えしたいことがあれば、お気軽にコメントをお寄せください。

あわせて、職人さんへの質問も募集しております。現在募集中の工芸は、「鐘」と「瀬戸焼」になります。

皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回「工芸うんちく旅」は、11月4日(金)配信を予定しています。

「中川政七商店ラヂオ」では、別番組「季節の手ざわり」も配信中です。
こちらは、月に一度、季節ごとの風習や、暮らしに取り入れたい日本の文化についてお届けしています。
次回は11月11日(金)配信予定です。

お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【わたしの好きなもの】アロマオイルウォーマー

暮らしに取り入れたい、憧れの道具

立ち仕事で、外では1日中動いているので、家の中ではゆったりした時間を過ごすことを大事にしています。
アロマオイルウォーマーには以前から憧れがありつつも、お香やリードディフューザーなど、香りを楽しむ道具は他にもあるしと思い、買うかどうか悩んでいました。

でも、このアロマオイルウォーマーには、見た目に一目惚れ。シンプルで凛とした佇まいは、使用していないときに出しっぱなしにしておいても素敵です。

「この道具を、部屋に置きたい!」 というときめきが止まず、ついに憧れのアロマオイルウォーマーをお迎えしました。

そして家にお迎えして早速使ってみると、想像していた以上に、癒しのひとときを与えてくれました。

まずガラスのお皿にぬるま湯を入れ、好きな精油を数滴垂らします。キャンドルに火を点けると、お皿のぬるま湯が徐々にぽこぽこと沸いてきます。そうして、良い香りが広がります。

香りが広がるのをなにかしながら待ってもいいのですが、炎がガラスのお皿に映ってゆらゆらしている様子やお湯がぽこぽこ沸いている姿から目が離せなくて、毎回見つめてしまいます。

香りを楽しむだけではなく、この時間が本当に日々の癒しで。
毎日忙しなく過ごしている中で、ほっと一息つける時間が自然と生まれることも、この道具の魅力だなぁと感じます。
例えばお風呂上がりのストレッチのとき、寝る前の読書のときなど、習慣づけのおともにも一役買ってくれると思います。

そして、この美しい道具、ものづくりの背景を思うと、一層愛着が湧いてきます。

このアロマオイルウォーマーはガラスのお皿は東京、真鍮の棒は大阪、木の台は奈良と、3ヶ所のつくり手さんと一緒につくっています。

いろんな人の手が加わって、ひとつのものが出来上がっているというところにもロマンを感じずにはいられません。

何よりもガラスのお皿はすべて手しごと。一つひとつ丁寧に人の手でつくられていることを思うと、自然と扱いも丁寧に、大事にする気持ちが膨らみます。
そうは言っても、せっかくお迎えした憧れの道具。お手入れはガラスのお皿を洗うだけなので、丁寧に扱いながらも毎日使っています。

中川政七商店 高崎オーパ店 白井

奈良散策のおともに、お土産に。「奈良御菓子製造所 ocasi」

東大寺、春日大社、興福寺の神社仏閣をはしごし、奈良公園を散策する。奈良観光の定番ルートです。
一つひとつは離れていないけれど、気が付いたら歩き疲れて休憩を欲している。観光あるあるではないでしょうか。

さて、この辺でひと休みでも。
そんな時に嬉しいお店が、ならまちにオープンしました。

興福寺から階段を下り、猿沢池を眺めながら歩みを進めると、細い路地に入ります。町屋が立ち並ぶ中でも、一段と屋根が低く、パッと空が開けて視線が吸い寄せられるお店があります。

「奈良御菓子製造所 ocasi」

店先には座れそうなスペースが広がり、町屋に馴染みながらも、ちょっとモダンな雰囲気も感じる。なんだろう、と覗いてみると、カウンターのショーケースには、お菓子が並びます。

並ぶのは、どら焼き、チーズケーキ、ジャム。
和菓子と、洋菓子?
あまり見ない並びですが、疲れた体に甘いものは最適。騙されたとでも思って、休んでいかれることをおすすめします。

そう、実はここ、奈良観光の新たなホットスポットを目指して、中川政七商店がつくったお店です。

ペアリングを愉しむ、新感覚菓子

3つのお菓子をセットでお愉しみいただける「ocasiプレート」(税込935円)

こちらは、看板商品がセットになったocasiプレート。

「一口目は、どら焼きやチーズケーキを単品でお召し上がりください。その後は、よろしければお好きなジャムとあわせてお召し上がりいただければと思います」

そんな説明とともに提供されます。
言われた通り、まずはどら焼きのみでいただきましょう。
ふっくらと軽くなめらかな生地と、ほどよい甘みの餡子。砂糖を控えめにした優しい甘みに、ほっと一息つくことができます。

二口目にはジャムにつけて。おすすめは黄色い大和橘のジャムです。

ジャムをつけて食べると、より美味しくなることに驚きます。
大和橘の酸味と苦みが、餡子のやさしい甘みと相性バッチリ。どちらの味も活きたまま、ぶつからずに新たな味わいが生まれました。
何故いままで出会っていなかったのかと不思議になるくらいのベストパートナーです。

お次はチーズケーキをいただきましょう。

食べた瞬間、口の中で溶けるような、なめらかでクリーミーな新食感!
甘いだけでなく酸味がある為、くどくなくて後味はさっぱりしています。

チーズケーキだけでも十分に美味しいのですが、大和橘のジャムを足せば、ほどよい苦みが加わります。すももジャムを足せば甘みが、キウイジャムを足せば酸味がプラスされ、新たな味わいです。

元々味がしっかりしているお菓子にも、ジャムがこんなに合うなんて…!組み合わせの妙とはまさにこのことです。

どら焼きは、単品で購入すると、持ち歩きしやすい形態での提供もあります。
店内で大和橘の木を眺めながらいただくのも情緒を感じておすすめですが、もうひとつ、奈良観光気分を満喫できる楽しみ方があります。
興福寺の目と鼻の先にある同店。すぐ近くにある猿沢池のベンチに座り、五重塔を眺めながらいただくのも、おすすめです。

店内では中庭に植えられた大和橘を眺めながら召し上がっていただけます

奈良をルーツにしたお菓子は、奈良土産にも最適

ところで、何故どら焼きとチーズケーキなのか、気になりませんか。

「コンセプトは、水菓子、和菓子、洋菓子。三つのお菓子が重なりあう『奈良御菓子』です。

和菓子は、どら焼き。
洋菓子は、チーズケーキ。
そして水菓子は、菓子の起源である果物のことを指します」

古来、菓子とは橘などの果物を指しました。
中でも、奈良時代から親しまれる最古の柑橘が「大和橘」です。

自然のみずみずしさを丁寧に味わうという、菓子の豊かな伝統を未来へ繋いでいきたい想いから、菓子と合わせるペアリングジャムをつくりました。

もちろん、すももやキウイのジャムも奈良で生産されるものです。

奈良にルーツをもつのは、水菓子だけではありません。

どら焼きは奈良では「三笠(みかさ)」とも呼ばれます。
万葉集の時代から和歌にも詠まれた、奈良のシンボルの一つでもある三笠山。その形になぞらえ三笠と呼ぶのです。
奈良県民にとって、奈良土産と言えば、三笠。実はそんな定番土産でもあります。

チーズケーキにも、もちろんルーツがあります。
日本最古のチーズは、飛鳥時代につくられていた乳製品「蘇」とされています。

チーズケーキは、洋菓子として西洋から日本に伝わり、ベイクド・スフレ・レアなど様々な深化を遂げていきました。
今回つくったのは、そこからさらに一歩進んだチーズケーキ。奥深くクリーミーながら爽やかな味わいに仕上げています。

洋菓子でありながら、日本独自の進化を遂げたチーズケーキの歴史は、奈良のものづくりの歴史になぞらえることもできます。
シルクロードの終着点とも呼ばれた奈良には、西洋と東洋の新しい文化を取り入れものづくりを深化させる気風がありました。

ルーツを奈良に持ちながら、姿を変え愛されている三つのお菓子を重ね、伝統と新しい愉しみを味わえる新感覚菓子。

どら焼きもチーズケーキも、一見見知ったお菓子ですが、その背景にあるルーツを知れば、奈良土産としてもぴったりではないでしょうか。

どら焼き 6個入 大和橘ジャム ¥3,477/チーズケーキ 1本 大和橘ジャム ¥5,832

もちろん、持ち帰り用のギフトボックスも用意しています。

賞味期限は、どら焼きが製造日から5日、チーズケーキが冷凍で1か月、ジャムが3か月。チーズケーキの持ち帰りは8時間までもつので、遠方の方への手土産にも活躍しそうです。

お菓子同様、「茶×香辛料×果物」の三味一体のドリンク提供もあります

ギフトボックスに配されているのは、ocasiのロゴデザインでもあります。

皆さん、看板の文字読めますか。
目を凝らすと段々見えてくるのですが、じつは「ocasi」と描かれているのです。

植物的な曲線が優美なこの文字、大和橘の葉をモチーフにデザインされています。
橘は、葉の枯れない様から貴族の紋章にも採用された歴史をもちます。なんだかそんなお話も、奈良土産として持ち帰りたいストーリーです。

奈良らしく、美味しく、そして新しい。
観光気分を十分に満たしてくれる散策のおともにも、奈良ならではのストーリーが喜ばれる奈良土産にも。

奈良に住まう人も訪れる人も、新たな奈良の菓子体験に出会っていただけると思います。

<店舗情報>
奈良御菓子製造所 ocasi
〒630-8221 奈良県奈良市元林院町5
(近鉄奈良駅から徒歩約7分)
google map

営業時間
10-18時 定休日:不定休

席 数
10(屋外席含む)

写真:奥山晴日
文:上田恵理子


【私の好きなもの】肩ひじはらずに使える「植物由来の保湿化粧水・クリーム」

40歳を超えてスキンケアをどうしようかと思いつつも、やむを得ずシンプルケア、というか、シンプルケアすらままならない日常を送っています。


昔から肌が弱く、日差しを浴びるとすぐに赤くなってしまったりで、試してみた化粧品が合わないことも。結局は、薬用(敏感肌用)の基礎化粧品を使うことで落ち着いていました。


肌の状態は色々気になるけれど、3歳になる娘の保育園準備などで毎日てんやわんや。じっくり他のものを検討する時間もなく、年齢に合ったケアができているのかな、というのが最近の悩み。

そんな時に、これ使ってみない?と言われ、保湿化粧水とクリームのサンプルを一足先に使ってみる機会をもらいました。
新しいものということで、おそるおそる使ってみたのですが、すっと肌になじんで*使うことができました。

バタバタの毎日に癒しのひと時

まず頬にプレスした時にふわっと柚子の香り。一気にほーっと肩の力が抜けます。
元々柑橘の香りは好きですが、じーんと心身に染み入る感じがして、これからの寒くなる季節、お風呂あがりには柚子風呂のような気持ちになれそうです。

化粧水は、かなりさらっとしていて、さっぱり使える感じ。家事に育児に忙しい中、手にぬるっと残らないのは、嬉しいポイントです。

あまりにもさらっとしているので、乾燥する季節には頼りないのかな?と思い、化粧水だけでしばらく放置してみました。時間を置いて触ってみると、自分で言うのもなんですが、潤ってもちもちしている感じ!**

気負わずたっぷり使えるので、コットンパックにも

少量でも潤います**が、気持ちよいので私はたっぷり使っています。
たっぷり使っちゃおう!と思えるのは、比較的買いやすい価格というのもあります。

重ねづけしてもすぐ浸透するから肌の表面はうるうるさらりとやわらかな感じ**。子どもが寝た後に余裕がある時は、コットンパックも楽しんでいます。
いい香りなので、自然と肩の力が抜けます。

クリームはこっくりと重めで、ほんの少しですごくよく伸びます。アイクリームのような濃厚さがあるので、今(9月)は部分使いのみで過ごせています。
乾燥する季節になってきたら、その日の肌の調子に合わせて量を調整して使うのが良さそうです。

気持ちが穏やかになる基礎化粧品

パッケージ箱の植物の絵には奥ゆかしさがあって、キラキラピカピカしたコスメっぽい感じがちょっと苦手な私にもしっくりきます。
中身の瓶はとってもシンプルで、少し懐かしい感じも。目につく場所に出して置いていても、違和感がなくすっきりなじむのがうれしいところです。

この瓶のシンプルさからか、中身の乳白色の液体そのものに目がいくので、ふとしたときに、これが植物からできているんだな、きれいだな、と眺めています。

オーガニックコスメなどについてはあまり詳しくないのですが、肌に直接触れ、肌が吸収*するものなので、やはり食べるものと同じように化粧品に何が入っているかはすごく気になります。
植物由来だからアレルギーやトラブルが出ないというわけではもちろんないとは思いますが、植物からできているものだと思うと、なんだか気持ちが穏やかになるような気がするんです。
そこも、食べるものと同じかもしれません。

シミやシワを消すようながんばるケアをするよりも、この基礎化粧品を使うことで、健やかに過ごせるならば、それが今の私にあったケアのような気がしています。これからは、力の入りすぎない、大人のシンプルケアが叶いそうです。

*=角質層まで
**=あくまで個人の感想です。一定の効果を保証するものではありません。

文:杉浦葉子

<掲載商品>
植物由来の保湿化粧水
植物由来の保湿クリーム
植物由来の保湿化粧品 お試しセット

<関連特集>

<関連記事>
企画担当に聞きました
「まずは自分が長く使えるものを。植物由来の成分で保湿する、基礎化粧品」

まずは自分が長く使えるものを。植物由来の成分で保湿する、基礎化粧品。

みなさんは普段、どんな基礎化粧品を使っていますか?

私は最近、使用感はもちろん、どんなものが使われているのかを少し気にするようになりました。肌に触れるもの、身体に取り込むものは、使っている素材にも気を配りたいと感じ、食生活も含めて見直し中です。

できる限り余計なものを加えず、シンプルなケアでありながら健やかに整えてくれるもの。
中川政七商店からも、そんな基礎化粧品「植物由来の保湿化粧水・クリーム」が発売になりました。

タイミングばっちりで、個人的にも大注目。
せっかく近くにいるのだからと、企画担当の田出さんに詳しく話を聞きました。

できる限り余計なものは加えず、肌への刺激を軽減

「私自身、化粧水が肌に合わないことが多いので、まずは自分がちゃんと使える物をつくろうと思いました」

新たな化粧水を試してみては肌に合わない、ということを何度も繰り返してきたという田出さん。

「肌に直接触れるものなので、なるべく自然な成分の方が、自分が使うにしても嬉しいです。エイジングケア*と言っても、最先端の科学で行う美容整形のように即効性のあるものではなく、年齢に応じた日々のケアで、きちんと肌を整えることを目指して開発していきました。
ウコンやアロエなど、肌のキメを整える素材を使っています。エイジングケア*を謳っていますが、若い方でも十分使えるし、長く使っていただけるものをつくれたと思っています」

できる限り余計なものは加えず肌への普段を少なくすることで、様々な肌質の方が使用できる基礎化粧品を目指しました。

*=年齢に応じたケア

シンプルなケアで、暮らしのきほんを整える

今回発売するのは、化粧水とクリームのみ。これ以上ないくらいシンプルな基礎化粧品です。

「美容液なども試したのですが、暮らしのきほんを整えるイメージだったので、シンプルな2ステップにしたいと考えました。

現に私も、年々シンプルなケアになっていってるんです。本当は年を重ねるごとにちゃんとした方がいいとは思うのですが…バタバタしてる毎日の中でどんどんシンプルに。できる限りシンプルでありながら健やかに整えてくれるものにしたいと思って開発を進めました。

シンプルな分、化粧水とクリームの個々の保湿力をあげることに注力しました」

化粧水の保湿力が高いので、クリームは秋冬の乾燥が気になる季節に使うなど、シーズンの肌の状況に応じて使い方を変えることもおすすめです。

水を1滴も使わない*化粧水の魅力とは

手に出してみると、さらっとしたテクスチャー。ふわっと爽やかな柚子の香りが広がり、頬にプレスすると肌へすっと馴染み**ます。

「これでも初期の試作に比べると、かなりとろみをつけたんです。初期の試作品は、慌ててつけないと手からこぼれ落ちるくらいサラサラしていました。
ケミカルな材料を使わずに、保湿力をあげつつとろみを出す工夫として、ベタインという自然素材を活用しました。このとろみの調整だけでも5回は試作を重ねています」

ベタインとは、ビート(砂糖大根)から分離精製された天然成分のこと。ベタインの分量を変えながらバランスをとることで、とろみを出していきました。

そもそも水を1滴も使わない*という点で、なんとなくとろみがあるイメージでしたが、それは違うようです。では、水を使わないことは何に繋がっているのでしょうか。

「水を1滴も使わない*ことの利点は、腐りにくくなることです。
水の代わりにアロエベラの液汁を使っているので、保湿力ももちろん高まるのですが、保湿力だけなら、他の素材でも高めることは可能です。
でも、防腐剤をいれずに自然の組み立てで保湿力を高めることで、様々な肌質の方に使っていただけるものになると考えました」

水を1滴も使わない*ことが、防腐剤が入っていないことに繋がっているのですね。
確かに、この化粧水とクリーム、
防腐剤、合成香料、合成着色料、合成保存料、鉱物油が無添加。
パラベンフリー・アルコールフリーと書いてあります。

かといって無味無臭な使い心地ではないんです。ふわっと広がる柚子の香りは、天然のユズ果皮油を配合。好きな香りで、使っていて癒されます。

*=成分としての水
**=角質層まで

少量でしっかり蓋をする、保湿クリーム

クリームは、こっくりと重めのテクスチャー。ただし、少量でもよく伸びます。

「クリームはしっかり蓋をして油分を補給してくれるものをつくりました。やっぱり年々乾燥は気になるものです。
クリームの保湿力を高めるために、コラーゲンではなく、ペンチレングリコールとグリセリンという素材をいれました。このふたつを併用することで、保湿力だけでなく、防腐効果があります」

手で触れるクリームの保存状態は確かに気になるところですが、化粧水同様、防腐剤や保存料などが入っていないのは、嬉しいポイントです。

顔の部位によっても油分の量が違う為、乾燥が気になる部分にだけ使うのもおすすめです。

ゆらぎを支えて整える、年齢に応じたケアを

「試していただきたいのは、私と同じように、化粧水が肌に合わないことが多い方や、季節や体調によるゆらぎがお肌に出る方。お試しサイズもあるので、同じようなお悩みをもつ方に、ぜひ一度試していただきたいです」

化粧水・クリームが約5日間お試しいただけるセット。肌に合うかどうかお試しいただいたり、旅行にもぴったりです

できる限り余計なものは加えずにつくった基礎化粧品。
私も一足早く使ってみたのですが、肌への浸透*が早いことに驚きました。ふわっと広がる柚子の香りも含めて心地好さを感じます。
毎日自分を積み重ねるものだから、使うたびに好きだな、と思えることは大切です。「植物由来の保湿化粧水・クリーム」は、私にとっては得難い基礎化粧品との出会いでした。


<掲載商品>
植物由来の保湿化粧水
植物由来の保湿クリーム
植物由来の保湿化粧品 お試しセット

<関連特集>

<関連記事>
スタッフレビュー
【私の好きなもの】肩ひじはらずに使える「植物由来の保湿化粧水・クリーム」


写真(商品):ヨシダダイスケ
写真(インタビュー):中部里保
文:上田恵理子