【鯖江のお土産・さしあげます】めがねフレームから生まれた「Sur」のピアス

こんにちは。ライターのいつか床子です。
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” を読者の皆さんへのお土産にプレゼント、ご紹介する 「さんちのお土産」。今回は、福井県鯖江市のアクセサリーブランド「Sur(サー)」のピアスをお届けします。

付けていることを忘れそうになるほど軽やかで、肌にしっくりとなじむSurのアクセサリー。実は、めがねフレームに使われる素材からできているんです。

鯖江はめがねフレームの国内シェア9割以上を誇るめがねの聖地。街のあちこちでかわいらしいめがねのモチーフが見つかるのも、散歩心をくすぐられます。

めがねをかけた少年を発見。手にはもう1つの名産である越前漆器も

めがね作りに込められた技術が、日々を彩るアクセサリーに

今回お話を伺ったのは、Surのクリエイティブディレクター・新山悠(にいやま・はるか)さんが、めがねフレームの素材を使った鯖江ならではのアクセサリーブランド・Surをプロデュースしています。

Surの事務所は、鯖江を拠点に活動しているクリエイティブカンパニー「TSUGI(つぎ)」の中にあります

事務所のディスプレイには、これまでに手がけてきたSurのコレクションがずらり。どれもシンプルでありながら非常に洗練されていて、見れば見るほどうっとり引き込まれます。

めがねフレームと同じ素材とは思えません‥‥

「TSUGIの活動を知ってくれているめがね工場の人たちや、そのお知り合いの方の集まりに呼んでもらったんです。そこでめがねフレームの端材をいただいたのがSurを始めるきっかけでした」と新山さん。

めがね作りで必要な素材や技術は、アクセサリー作りにとってもアイディアの宝庫だったといいます。鯖江の人たちと話し合いながら、めがね作りの技法を少しずつ取り入れることで、めがねのように持ち主の生活と寄り添えるアクセサリーが誕生しました。

Surのアクセサリーは鯖江のめがね工房と協力しながら作られています

人に優しい、めがねフレーム素材

Surで使われているめがねフレーム素材は「セルロースアセテート」と「チタン」です。

セルロースアセテートは、綿花を樹脂加工した素材。肌と環境に優しい成分でありながら、大理石のような光沢も持ち合わせています。

加工前のセルロースアセテート。豊富な柄が揃うのも、めがねの産地である鯖江ならでは

また、金属フレームに使われているチタンは医療器具としても使われ、金属アレルギーの人でも安心して身に付けられます。軽くて付け心地は抜群。シルバーとはひと違った落ち着いた輝きが、耳元をさりげなく彩ります。

今回のお土産

今回のお土産はこちらの2つ。アセテートとチタンの加工技術を使った「TITANIUM(チタニウム)」シリーズのピアスです。やわらかなグレーでどんなコーディネートにも似合う「TI-P2」(写真左)と、エメラレドグリーントホワイトのマーブル模様がかわいらしい「TI-P3」をおすすめしていただきました。

surアクセサリー
「TI-P2」(写真左)と「TI-P3」

めがねのように、毎日身に付けていたくなるSurのアクセサリー。特別な日の装いにも、普段着にも、ぜひ取り入れてみてくださいね。

tsugi-sur_鯖江・アクセサリー

ここで買いました。

TSUGI llc.(合同会社ツギ) / Sur事業部
福井県鯖江市河和田町19-8
0778-65-0048
http://sur-j.com/index.html/

さんちのお土産をお届けします

この記事をSNSでシェアしていただいた方の中から抽選で2名さまにさんちのお土産 “TI-P2”と “TI-P3”をそれぞれプレゼント(どちらも片耳分のみとなります)。どちらかご指定されたい場合は、シェア時に「三角のほうのピアスが欲しい!」などリクエストをつぶやいてくださいね。応募期間は、2017年9月12日〜26日までの2週間です。

※当選者の発表は、編集部からシェアいただいたアカウントへのご連絡をもってかえさせていただきます。いただきました個人情報は、お土産の発送以外には使用いたしません。ご応募、当選に関するお問い合わせにはお答えできかねますので予めご了承ください。
たくさんのご応募をお待ちしております。

文 : いつか床子
写真 : 上田順子、いつか床子

【倉敷のお土産・さしあげます】須波亨商店のスイカかご

こんにちは。さんち編集部の尾島可奈子です。
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” を読者の皆さんへのお土産にプレゼント、ご紹介する “さんちのお土産”。今回は、先日、連載「日本全国、かご編みめぐり」でそのものづくりをご紹介した倉敷の「スイカかご」をお届けします。待ってました!という方も、多いかも?

「以前、料理家の土井善晴 (どい・よしはる) さんがスイカの持ち歩きに使ってくださっているという話を伺いましたが、今ではスイカを入れて使う人は、中々いないですね」

そう語るのは古くからのい草の産地であった倉敷で、かつては畳表 (たたみおもて) や「花むしろ」を、そして今ではい草の余りを活用した土地独特のかご「いかご」を倉敷で唯一作る、「須浪亨 (すなみとおる) 商店」5代目の須浪隆貴 (すなみ・りゅうき) さん。

もともと暮らしの中で使われていた形を現代でも使いやすいようリメイクした「スイカかご」は、その見た目の可愛さから最近ではお出かけ用のバッグとしても人気を集めています。

こんな風に、布バッグを入れて使っても
こんな風に、布バッグを入れて使っても
意外と大容量です
意外と大容量です

全部で10種類作っているという「いかご」の中でも、スイカかごは売る時期が限られるので作る数量はごくわずか。同じい草を使った買い物かごと比べると、年間の製造量は買い物かご「9」:スイカかご「1」程度だそうです。

「お出かけに使うバッグがこれである必要は、本来は全くないわけですけれど、ローカリティみたいなものが受けているんでしょうね。コーヒーを飲みたい時に、スタバに行くんじゃなくて町の喫茶店に行くような」

現代風にリメイクしているとはいえ、どこか素朴な佇まいが人を惹きつけるのかもしれません。もちろん、現役でスイカ入れにも使えます。

普通サイズのスイカがすっぽり入るスイカかご (小)
普通サイズのスイカがすっぽり入るスイカかご (小)

「大玉はぴったりすぎるかもしれません。普通サイズか小玉がちょうどいいと思います。他にも果物を入れたり、中に巾着やあずま袋を入れたり。みかんをたくさん入れて、干すために使われる方もいらっしゃいましたよ」

今回は普通サイズのスイカがすっぽり入るスイカかご (小) をプレゼント(すみません、スイカはついてきません)。隆貴さんのアドバイス通り布と合わせれば通年使えるかごバッグに変身。ぜひいろいろな使い方を楽しんでみてくださいね。

ここで買いました。

須波亨商店
http://maruhyaku-design.com/
*通信販売や直営店販売は行っていないため、ご購入の際は公式サイトからお近くのお取扱店をご確認の上、ご利用ください。

さんちのお土産をお届けします

この記事をSNSでシェアしていただいた方の中から抽選で1名さまにさんちのお土産 “スイカかご”をプレゼント。応募期間は、2017年8月29日〜9月12日までの2週間です。

※当選者の発表は、編集部からシェアいただいたアカウントへのご連絡をもってかえさせていただきます。いただきました個人情報は、お土産の発送以外には使用いたしません。ご応募、当選に関するお問い合わせにはお答えできかねますので予めご了承ください。
たくさんのご応募をお待ちしております。

文・写真 : 尾島可奈子

【燕三条のお土産・さしあげます】ツバメコーヒーの「ドリップバッグ」

こんにちは、ライターの丸山智子です。
わたしたちが全国各地で出会った“ちょっといいもの”を読者の皆さんへのお土産にプレゼント、ご紹介する“さんちのお土産”第14回目は、8月の特集エリアである燕三条からのお土産です。

金物加工の産地・新潟県燕市の吉田駅から徒歩約15分ほどのところに現れる、かわいいツバメの看板。

美容室「PARIS RAVISSANT」のサインを目指していくと、かわいいツバメが現れます

ここは、美容室に併設した店舗に大きな焙煎機がどっしりと構え、“生活が少しだけ豊かに感じられる”雑貨も販売する、個性あふれるコーヒー店・ツバメコーヒー。

漂うコーヒーの香りと空間の心地よさに思わずのんびりしたくなります
使いやすいキッチングッズや味わいのある雑貨、オリジナルグッズなどが揃うショップ

こちらでいただけるコーヒーは、マイルドな「ツバメブレンド (中煎り) 」とほろ苦の「イヌワシブレンド (深煎り) 」の二種類。

全国的にも有名なコーヒーロースターである徳島のアアルトコーヒーさんの助言をきっかけに、店主の田中辰幸さんがコーヒー屋さんで修行することなく焙煎機を購入し、2012年11月に開いたお店です。
お店の詳しいストーリーは是非、燕のメディアを目指すツバメコーヒーをご一読ください。

店主の田中さん。哲学的な本からお料理の本まで、タイトルを眺めるだけでも楽しい本棚を背景に
ドリンクにはクッキーがつく嬉しいサービスも

田中さんがコーヒーに見いだす価値、それが「コーヒーが“ある時間”を提供する」ということ。
「コーヒーは人が集う場で会話を引き立てたり、人をもてなしたりしてくれる存在です。特にドリップバッグは持ち運びができて手軽に飲めるので、登山した時の山頂や旅行先など『ここでコーヒーを飲みたい』という出掛けた先のシーンで、利用してもらえるといいのではないでしょうか?」

ドリップバッグ。青いほうがツバメブレンド、茶色がイヌワシブレンド

ツバメコーヒーのドリップバッグをかばんに忍ばせて、お出かけしてみませんか?
そしてコーヒーを淹れながら、たくさんの工場が集う燕三条にちょっと思いを巡らせてもらえたら、嬉しいです。

ここで買いました。
ツバメコーヒー
新潟県燕市吉田2760-1
0256-77-8781
http://tsubamecoffee.com

さんちのお土産をお届けします

この記事をSNSでシェアしていただいた方の中から抽選で1名さまにさんちのお土産 ツバメコーヒーの“ドリップバッグ” をプレゼント。応募期間は、2017年8月20日〜9月3日までの2週間です。

※当選者の発表は、編集部からシェアいただいたアカウントへのご連絡をもってかえさせていただきます。いただきました個人情報は、お土産の発送以外には使用いたしません。ご応募、当選に関するお問い合わせにはお答えできかねますので予めご了承ください。
たくさんのご応募をお待ちしております。

文・写真:丸山智子

【鎌倉のお土産】菓子研究家・いがらしろみさんによるRomi-Unie Confitureの手作りジャム

こんにちは、さんち編集部の西木戸弓佳です。
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” を読者の皆さんへのお土産にプレゼント、ご紹介する “さんちのお土産”。今回は、新たな文化が発展し続ける古都・鎌倉のお土産です。

鶴岡八幡宮に続く参道・若宮大路を進んでいく途中、とても美味しそうな甘い匂い‥中を覗かずにはいられません。菓子研究家・いがらしろみさんによるジャムのお店、Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)。ここで作られている手作りジャムが買える、鎌倉の人気店です。

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壁いっぱいの、色とりどりのジャム。見ているだけでワクワクするような、目に楽しい風景が広がります。
季節によってメニューが入れ替わり、約40種類のジャムが店頭に並ぶのだそう。「お菓子みたいなジャム」をコンセプトに作られたジャムたちは、アプリコットとバニラ、いちごとミントと黒こしょう、プラムとアールグレイ、文旦とはちみつのマーマレードなど、気になるものばかり。また、“カシュ・カシュ”・“アニヴェルセール (記念日) ”・“メルシー (ありがとう) ”・“リュクス (贅沢) ”・“マドモワゼル”などと付けられた、ジャムの名前もかわいらしいです。

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ジャムを作るのは、毎日(!)。 店内にあるアトリエで、素材の仕込みから銅鍋で煮て、瓶詰めまで、全て人の手で行われているのだそう。店内にある小窓から覗くことのできるアトリエでは、食材を切ったり、材料を量ったりとせっせと仕込みをされてる様子が見えました。小さなアトリエは工場と違って一気にたくさんは作れないけれど、その分、その日その日の食材ときちんと向き合いながら、ていねいに作っているんだろうなぁ。そんな手作りのごちそうを手軽に持ち帰れるなんて幸せです。

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スタッフの方の「どれも本当に美味しいし、味が全部違うので、全部おすすめ」というジャムの中から、頭を悩ませて今回選んだのは、鎌倉限定の「キャラメル・カマクラ」といちごといちごのオー・ド・ヴィーの入った「ハイジ」。
「キャラメル・カマクラ」は、海と山が共存する鎌倉をイメージして地元・湘南で取れたお塩(海の恵)とヘーゼルナッツ(山の恵)で作られたもの。焼き立てのトーストやパンケーキに乗せると、キャラメルがとろっと、口に入れるとナッツの香ばしい香りが広がるのだとか。これは、朝ご飯を楽しみに、早起きができそうです。
今回は、この2種をお土産として皆さんへお届けします。(応募の方法はページ下部をご覧ください。)

ここで買いました。

Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)
鎌倉市小町2-15-11
0467-61-3033
www.romi-unie.jp

さんちのお土産をお届けします

読者のみなさまの中から抽選で1名さまにさんちのお土産 “Romi-Unie Confitureの「キャラメル・カマクラ」と「ハイジ」(各80g)” をプレゼント。
応募期間は、2017年5月18日〜6月1日までの2週間です。
お問い合わせフォームから、件名に「さんちのお土産 “ジャム” 」、本文に住所・氏名・年齢・ご職業・お電話番号・「さんち〜工芸と探訪〜」のご感想を明記の上、ご応募ください。
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。 いただきました個人情報は、お土産の発送以外には使用いたしません。
ご応募、当選に関するお問い合わせにはお答えできかねますので予めご了承ください。

文・写真 : 西木戸弓佳

【燕のお土産】板前さん御用達、ツボエの「銅製おろし金」

こんにちは、さんち編集部の井上麻那巳です。
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” を読者の皆さんにご紹介する “さんちのお土産”。第9回目は新潟県は燕から「ツボエの銅製おろし金」をお届けします。

さんちでも何度かご紹介している新潟県燕市。新幹線燕三条駅の北側に位置する燕市は、ステンレスをはじめとした金属加工で知られ、特に金属製のカトラリーにおいては日本国内生産シェアの90%以上を占めています。

今回のお土産は、その燕市で明治40年にヤスリ専業メーカーとして創業したツボエの銅製おろし金です。ツボエは現在では金属おろし金の専門メーカーとして、業界一のアイテム数を誇っています。お手入れのかんたんなステンレス製や、軽くておろしやすいアルミ製、金属臭のしないチタン製など様々なおろし金がありますが、今回はその中でも本格派、銅製のものを選びました。銅の色も相まってかわいらしい姿をしていますが、実は板前さん御用達の働きものなのです。

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この小さな刃は手しごとの目立て技術を再現した自社オリジナルのマシンで分厚い銅板から一目ずつ掘り起こしています。切れ味をよくするために刃の配列はあえて不均等に。この細かい刃が素材の繊維をきめ細かく切りおろし、素材の風味を際立たせてくれるそう。

「おろす」という調理法は日本料理独特のもの。フランス料理にも中国料理にもない日本独自の食文化を、日本のものづくりの技術と楽しんでみてはいかがでしょうか。

ここで買いました。

燕三条地場産業振興センター
新潟県三条市須頃1-17
0256-32-2311

株式会社ツボエ
www.tsuboe.co.jp

文・写真 : 井上麻那巳

【琴平のお土産】歯が立たないお菓子、熊岡菓子店の「堅パン」

こんにちは、さんち編集部の西木戸弓佳です。
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” を読者の皆さんへのお土産にご紹介する “さんちのお土産”。第8回目は香川・善通寺にある熊岡菓子店の「堅パン」です。

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「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)のある琴平町のお隣町、善通寺。四国にある88ヶ所のお寺を巡る“お遍路さん”の第75番礼所でもあり、弘法大師の誕生地としても知られています。

善通寺の小道を入っていったその先に、とても素敵な佇まいをした古民家があります。軒先で営んでいるのが、「熊岡菓子店」さん。明治29年創業、120年以上続く老舗のお菓子屋さんです。

レトロなショーケースに入ったお菓子は、グラムや枚数で注文。ロゴの入ったかわいい紙袋に入れてくれます。
レトロなショーケースに入ったお菓子は、グラムや枚数で注文。ロゴの入ったかわいい紙袋に入れてくれます。

熊岡菓子店さんの名物「堅パン」。その名の通り、カッチカチに堅いパンは、小麦粉を練って伸ばした生地を、手で切って焼き上げ、そこから更に乾燥させたお菓子です。

種類によって、少しずつ味を変えているとう堅パンは、どれも素朴で優しい味。ただし、びっくりするほどの堅さです・・!すぐには噛めず、口の中にしばらく転がしてから柔らかくして頂きます。

「堅パン」の種類は、「石パン」と「小丸パン」と「大丸パン」。
「堅パン」の種類は、「石パン」と「小丸パン」と「大丸パン」。
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もともとは、軍事食だったという堅パン。日清戦争の頃に「日持ちがして、腹持ちがいいものを」という軍のリクエストにより、熊岡菓子店の初代・和市さんが作りはじめたのだそう。以来、変わらない味と同じ製法を守り続けているという堅パンは、「ひとつひとつの工程を今でも手でやってるので、そんなにたくさんは作れない」とのことで、毎日夕方前には売り切れてしまうのだとか。
時代を超えて今も愛され続ける、熊岡菓子店。ぜひ、旅のお供やお土産を買いに、訪れてみてはいかがでしょうか。

ここで買いました。

熊岡菓子店
香川県善通寺市善通寺町3-4-11
0877-62-2644

文・写真 : 西木戸弓佳