【はたらくをはなそう】日本市デザイナー 羽田えりな

羽田えりな
(日本市ブランドマネージャー/商品部商品企画課 デザイナー)

2009年入社。新卒2期生。
遊中川のデザイナーを経て、2013年日本市ブランドマネージャーに就任。
日本市のお正月飾りをはじめとする「縁起の良い商品」をメインに担当する、おめでたいデザイナーでもあります。

暮らしを楽しくする商品を生み出している以上、デザイナーである自身は、常に明るく元気よくいたいと思っています。
きっとそうでないと、生まれた商品にも人をハッピーにさせる力は宿りません。負のオーラをまとったデザイナーがつくったお正月飾りなんて、誰も飾りたくないですよね!

とはいえ人間なので、気持ちが落ち込み、後ろ向きな発言をしてしまうこともあります。
でもそんなときは言うだけ言って、最後には「うそうそ!みんなごめんね!」と周りの試作中サンプルたちに声をかけ、フォローをしています。(笑)
くだらないかもしれませんが、こんな風に愛情の込め方ひとつで完成度は見違えるほど変わるんですよ!

「縁起物が似合う」なんて誰から言われたわけでもないのですが、
入社して初めて担当したお正月飾り「福鈴なり飾り」がきっかけで、おめでたいものに興味が湧きました。
本を読んだり、仕事関係なく縁起のよさそうな場所、行事を訪れたりを繰り返し、知識を増やし、デザインのリソースにし…ということを夢中でしているうち、気が付けば日本市というおめでたいブランドを担当させてもらえることに。
「『なりたい自分』があるのなら、すでに『なったつもり』で行動しなさい」という意味を持つ英語のことわざが好きなのですが、まさにそれを実感したここ1年です。

好きな仕事ばかりできるわけではありませんが、
商品化決定会議でプレゼンし、みんなのハートがつかめたときはとにかく楽しいです!辛かったことなんて一気に全部吹き飛びます。
そして、晴れて世に出た商品を、お店で楽しそうに選んでくださっているお客さまをお見かけするのが、本当に涙が出るほどうれしいです。いつも心のなかで「ありがとうございます!」と叫んでいます。
自分がデザインした商品で誰かの心が明るくなれば、これ以上幸せなことはありません。デザイナーになって何年経っても、この気持ちは変わらずです。

ブランド全体をコントロールするマネージャー業はまだまだ未熟で、右往左往しています。
政七商店の細萱さんはじめ、先輩ブランドマネージャーの方々に助けていただいてばかりの日々ですが…!
自己目標である「日本一縁起の良いブランドマネージャー」に、「なったつもり」で行動していきます。

みなさま、今後ともご指導、ご声援のほど!どうぞよろしくお願いいたします!

【はたらくをはなそう】大日本市店長 松本奈緒

松本奈緒
大日本市 広島パルコ店 店長

2009年直営店スタッフとして入社。
2011年に遊 中川 広島福屋店店長に就任。
2013年から現職。

入社して5年目ですが、私の根っこの部分は大きく変わっていません。
スタッフとして働くことも、店長として働くことも、まずは自分が今できることを考えて、とにかく最大限やってみる!ということです。

社員になるということを、最初から考えていたわけではありません。
もっと商品やものづくりについて知りたいな、本社で働く人はどんな仕事をするのかな、私がもっとレベルの高い仕事ができれば、店長さんは自分の時間を有効的に使えるのかな…という気持ちから今の私があります。

それは店長を任されている今でも変わりません。
ちょっとの興味と、誰かの役に立ちたい気持ちが原動力です。
やってみて失敗することは沢山あるけれど、やってみないと失敗するかは分からないので、思いついたら行動するまでをひとつの流れにしています。

新しいことを始める時は勇気が要ります。
変化することを嫌うのではなく、できるだけ楽観的にチャレンジできるような雰囲気をつくることを大事にしています。「何とかなる」と口にしていると、意外と何でもできるものです。

楽しい雰囲気をつくるには、自分が嬉しい、楽しいと感じたことを伝えるのが一番だと思っています。
スタッフの細かい心遣いやアイデアで、突破口が開けることが沢山あります。だからこそ、ありがとう、助かったよ!と感じたことは言葉で伝えるようにしています。

私の役目は、本社とスタッフを繋ぐ架け橋だと思っています。
人によって性格が違うように、ひとりひとり持ち味も違います。ものづくりの背景や商品の良さを理解した上での、表現方法や伝え方はやはり全く違います。
スタッフが真摯に商品と向き合い、学び、自分なりの言葉でお客様に伝えて感動して下さる、お互いに笑顔が零れる。その瞬間に、役目をきちんと果たせている、と感じます。

皆の力で仕事ができている、そしてそれを活かせている、と感じる時がとても幸せです。

【はたらくをはなそう】粋更ブランドマネージャー 鈴木香代

鈴木香代
(粋更kisaraブランドマネージャー/大日本市ブランドマネージャー)

2005年入社。
直営店店長、エリアマネージャーを経て、
2009年粋更kisaraブランドマネージャーに就任。
庖丁工房タダフサ、お椀や うちだのコンサルティングアシスタント、
卸売課長として展示会担当を経て、
2013年大日本市ブランドマネージャーに就任。
このコーポレートサイトの担当も兼任しています。

社会人になりたての頃、誰かから「個人商店のつもりで働きなさい」と言われ、
なるほど!と思って、それ以来ずっとそのつもりで仕事をしています。
いわば鈴木香代商店。

経験が浅いうちは、上司や先輩から仕事をもらう形なので、
発注者の期待を上回るものを提出することを、いつも心がけていました。
いい加減な仕事をしたら、二度と仕事をもらえないという気持ちでもいました。

経験もだいぶ(笑)積んだ今、
心がけているのは「自分にしか出来ないこと」です。
数ある商店の中で、「鈴木に任せよう」と思ってもらうには、
納期厳守やクオリティの高さはもちろんのこと、
ほかにはないわたしにだけの強みがあること。
これからはそこを磨いていきたいと思っています。

「香代さんと仕事をしたいと思っていました」
「香代さんと仕事が出来てよかったです」
そう言っていただけるのが、一番嬉しいです。
精進します!

【はたらくをはなそう】商品企画デザイナー 山口葉子

山口葉子
(2&9 motta クリエイティブディレクター / 商品企画課 チーフデザイナー)

2005年入社。
遊 中川のデザイナーを経て、
2011年2&9のブランドマネージャー兼クリエイティブディレクター、
2014年mottaブランドマネージャー兼クリエイティブディレクターに就任。
バッグワークスのコンサルアシスタントを担当。
現在はテキスタイルやレッグアイテムを中心に様々な商品企画を担当しています。

幼い頃、一番楽しかった遊びが何かを作ることでした。
大人になり、デザイナーという仕事についた今は
夢中で遊んでいたあの頃の延長線にあるように感じています。

14歳のとき将来はデザイナーになりたいと夢が決まり、
22歳のとき中川政七商店にデザイナーとして採用されました。
いただいた名刺に「デザイナー」とかかれていたのを見て嬉しかったのを今でも覚えています。

けれどその反面、当時の私は中途採用といえど社会人としての経験も、デザイナーとしての技術も知識もなく、即戦力になれるような人材ではありませんでした。
そんな自分を採用してもらったのだから、この名刺の肩書きにふさわしい仕事ができるようになるまで、とにかく10年間は余所見をせずに一生懸命ここで働こうと心に決めていました。

「あれこれ考えずがむしゃらに働け」という言葉がありますが、
まさにそんな10年でした。
喜んでもらいたいという気持ちや自分の担当した商品が店頭に並ぶ喜びが原動力になり、
与えられる目の前の仕事を必死でこなしていくうちに、できなかったことがいつしかできるようになっていました。
そしてその後も試行錯誤を続けていくうちに無駄が減り、同じ仕事が以前より早くこなせるようになりました。
それはだんだんとフォームが整えられ、楽に長く泳げるようになるようなそんな感覚に似ています。

今年で入社して10年が経ちました。たくさんの仕事や人に恵まれた10年でした。
信頼して仕事を任せてもらえるようになった今、やっとスタート地点に立てた気持ちです。
20代は商品を作る難しさや仕事としてデザインをする厳しさを知り、
でもだから仕事はおもしろく、やっぱり物作りは楽しいということを再確認しました。
これからの10年は余分な力みが抜けた分、よりいっそう物作りに向き合えるような気がしています。
一つ一つの仕事に誠実に楽しく向き合いながら精進していきたいと思います。
そして年月がたってくたびれてもなお大切にしてもらえるような愛される商品を作れたら幸せです。