【あの人が買ったメイドインニッポン】#2 モデル・菊池亜希子さんの“旅先で買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

前回に引き続き、ゲストはモデルの菊池亜希子さん。
今回のトークテーマは、「旅先で買ったメイドインニッポン」です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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菊池亜希子さんが“旅先で買った”メイドインニッポン

菊池亜希子さんが“旅先で買った”メイドインニッポンは、「山根窯のスリップウェア」でした。

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ゲストプロフィール

菊池亜希子

岐阜県出身、1982年生まれ。モデル、俳優。雑誌・広告で活躍するほか『whole magazine』(モンマルシェ)で『マッシュ』(小学館)以来となる編集長を務める。Inter FM「スープのじかん。」(土曜日9:30~)も好評配信中。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


次回予告

次回も引き続き、菊池亜希子さんにご出演いただきます。次回は、「一生手放したくないメイドインニッポン」について、お話いただきます。9/29(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人が買ったメイドインニッポン】#1 モデル・菊池亜希子さんの“最近買ったもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

本日よりスタートする新番組「あの人が買ったメイドインニッポン」は、お買いもののまなざしが気になるゲストをお迎えして、愛用するメイドインニッポンのものをご紹介いただきます。
ゲストの愛用品を起点に語られる暮らしのエピソードを通して、そこから垣間見える “心地好い暮らし”を考えていきます。

記念すべき初回のゲストは、モデル・俳優の菊池亜希子さん。菊池亜希子さんが、「最近買ったメイドインニッポン」とは?

それでは早速、聴いてみましょう。

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ゲストプロフィール

菊池亜希子

岐阜県出身、1982年生まれ。モデル、俳優。雑誌・広告で活躍するほか『whole magazine』(モンマルシェ)で『マッシュ』(小学館)以来となる編集長を務める。Inter FM「スープのじかん。」(土曜日9:30~)も好評配信中。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


菊池亜希子さんが“最近買った”メイドインニッポン

菊池亜希子さんが“最近買った”メイドインニッポンは、「BOSAOJIのオブジェのような花器」でした。

次回予告

次回も引き続き、菊池亜希子さんにご出演いただきます。次回は、「旅先で買ったメイドインニッポン」について、お話いただきます。
9/22(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【ヱビスビール×中川政七商店】ビール醸造家が語る、ビールとグラスのペアリング

蒸し暑い日本の夏。出かけるのが億劫になるような暑さですが、一日の終わりに飲むキンキンに冷えたビールを思うと、今日もがんばろう、という気持ちになります。

ビールが美味しい季節ということで、本日よりヱビスビールコラボキャンペーン第二弾を実施中です。そこで、シーンにあわせたビールとグラスのペアリングや、おすすめの飲み方について、ビール醸造家の方にお話を聞いてきました。
ビールの愉しみかたが広がるお話を沢山お聞きできたので、皆さまにもおすそ分けいたします。

※キャンペーンの詳細は、最下部に記載しています。

気分によって変えたい、ヱビス味くらべ

お話を伺ったのは、サッポロビール株式会社の有友亮太さん。サッポロビール内でも限られた人しか持たない「ブリューマスター」の資格を取得。若くして今後開業が予定されているYEBISU BREWERY TOKYOの醸造責任者に抜擢された、ビール作りのプロフェッショナルです。
YEBISU BREWERY TOKYOについてはこちら

まずは、今回のコラボレーションセットに含まれるヱビス4種の味わいについて、聞いてみました。

①夏限定!爽やかな味わいのサマーエール

「サマーエールという名前からも分かるように、夏に飲んでいただきたいという気持ちを込めて開発している商品です。通常のヱビスビールでは、大麦麦芽を使っていますが、サマーエールは一部、小麦麦芽も使うことで、ベースとして飲みやすい軽やかな味わいになっています。そこに、白ワインのような香りのホップであったり、オレンジのような香りのホップを乗せることで、より爽やかで、夏仕様のビールに仕上げています」
※サマーエールは、数量限定販売です。

②余韻とコクを愉しむ、ヱビスビール

「王道のヱビスビールは、旨みあふれるふくよかなコクと、余韻が特徴のビールです。
素材にもこだわり、欧州産の大麦麦芽や、バイエルン産のアロマホップをふんだんに使用しています。
厳選された素材を使うことはもちろん、130年以上、醸造家の皆さんが繋いできた技術で作っているものです。正直、積み上げられてきたものが高すぎて、ちょっと積み上げ方を間違うとバランスが崩れちゃうんじゃないかと恐ろしいくらいです。継承していく立場としては、積み上げてきたものを守りながら、この時代の原料や設備で、お客様の期待に応え続けられるよう、磨いていきたいと思っています」

③ヱビスならではのエールを味わう、プレミアムエール

「プレミアムエールは、サマーエール同様、エールタイプのビールです。ヱビスこだわりの ドイツ・バイエルン産アロマホップと、柑橘のような香りのホップを最適なタイミングで添加しています。その香りと、ヱビスビールのコクがあわさって、ヱビスならではのエールになっていますね。
前の2種よりも、色が少し濃いめですが、味や香りのボリュームも少し重めに仕上げており、余韻まで広がる濃密な香り、凛とした苦味、ふくよかなコクをお楽しみいただけます」

④ゆっくり味わいたい、プレミアムブラック

「黒ビールは、炭焼きされたロースト麦芽を使っているので、香ばしい焙煎香が特徴です。
麦を仕込む時に釜で煮る工程があるのですが、それを3回行う手間がかかる方法を取り入れてまして、ゆっくり時間をかけて飲みたいようなコクのあるビールに仕上がっています」

黒ビールは、色のイメージも相まって、苦い印象を持っていましたが、そういうわけではないようです。

「黒の色は麦芽からくるもので、苦味はホップからくるものになっているので、由来が違います。黒ビールでもホップの量によっては苦みが少なくなります。
ただ色のイメージもあって、黒なのに苦みが少ないと、物足りないと感じられる方もいるので、そこをどう調整していくかいうところも開発側としては大切にしています。
一概に苦いものではないですが、味のボリュームであったり飲みごたえを感じるものなので、ゆっくり飲めるという感じですかね。ワインで例えると、白ワインよりも赤ワインのような味の要素が多いイメージです」

今回の4種セットでは、左から順にコクや味のボリュームがあるものになっています。気分によって飲み分けることで、ビールを飲む愉しみが広がりそうです。

ビールグラスの選び方

味のバリエーションも豊富ですが、グラスも色々ありますよね。なんとなくの刷り込みでガラスで飲むことが多いのですが、せっかくなので、グラスによる味の違いについても聞いてみました。

左から、「かもしか道具店 陶のビアカップ」「THE GLASS」「ビールのための純銅カップ」

「容器は、厚みと重さと材質によって、味の感じ方が変わってきます。

まず厚みは、飲み口が薄いほどすっきりと感じたり、苦味をやや強く感じたりします。厚いと、ちょっと甘く感じたり、苦みも少し弱く感じたりというような違いが出てきます。

そういう、容器が味に及ぼす影響を感覚転移って言ったりするんですけど、厚みだけじゃなくて、重さや材質によっても違いが出てきます」

今回のものでは、陶が最も厚く重い。銅が最も薄く軽い。

「重さだけだとあんまり変わらないんですけど、厚みとあわさると味が変わるという研究があります。軽いとスッキリ感じたり、重いと少し甘みを感じたりします。
あとは、重い方が高いものを飲んでる気分になるというのも、よく言われていることですね。プレミアムビールを飲む時は、ある程度重みがあるグラスを使用した方が、プレミアム感が増すかもしれません」

「素材にも機能があります。例えば、ざらざらしたお皿だと塩辛く感じやすく、滑らかなお皿だと甘く感じられる、と一般的には言われています。

今回の3種であれば、銅は熱伝導率が高く、液体と容器の温度差が少ないので、飲んだ時に違和感を感じにくいのが特徴です。陶器は保温性があるので、長時間冷たいまま飲めるという特徴があります」

「ガラスは、やっぱり透明なので、見た目も楽しめるっていうところが一つ大きな特徴だと思います。ビールの泡や色まで深く味わえるのが、ガラスの容器の特徴ですね。

今回のグラスの特徴をまとめると、
陶器は甘く感じられて、銅はすっきり感じられると思います。ガラスは一番中庸な厚さなので、そのビールの味をしっかり愉しんでいただけるものになっていると思います」

どう飲みたいかによって選ぶ、ビールとグラスのペアリング

ビールの味と、グラスごとの特徴が分かったところで、おすすめの組み合わせ方についてお聞きしてみました。

「例えば黒ビールであれば、陶器製の物を使うとゆっくり味わえるかもしれないですね。
厚みがある方が甘く感じられるので、黒ビールを苦く感じてしまうことなく、ゆっくり時間をかけてお飲みいただけると思います」

「爽快に飲みたいサマーエールでしたら、銅製のグラスを選択すると、グラスまで同じ温度で違和感なくスッキリ飲めると思います。
どう飲みたいかによって、ビールとグラスが補い合えるのが、グラスを使う魅力ですね」

「今日はヱビスビールをゆっくり飲みたいなという日には、陶器がおすすめです。保温性があるので温かくなりにくく、ゆっくり味わっていただけると思います」

「プレミアムエールを飲む時に、いつもとは少し違う色まで味わいたい、ということであれば、ガラスを選択すると、視覚からも愉しんでいただけると思います。
私も基本的には、色や泡まで味わいたいタイプなので、ガラスを使うことが多いんですけれども、同じビールを違うグラスで飲んでみるのも、違いが感じられて面白いと思います」

どう飲みたいかを、グラスが補ってくれるというのは、すごく学びになりました。今日は映画を見ながらゆっくり飲もうという日には、陶器を選んでみたり、その日の飲み方によって、グラス選びを愉しみたいと思います。

ビールから生まれるコミュニケーションを愉しむ

「ビールは紀元前から飲まれてきたもので、国をまたいでどこにでもあるものです。どこに行っても共通言語のひとつとして、ビールによってコミュニケーションが広がるっていうのが1番いいところだな、と作り手としても飲み手としても思います。
味自体も、紀元前から作り手が歴史を重ねてきたもので、本当にバリエーションが豊かなものです。文化や歴史としてもどんどん愉しんでいただけるといいなと思っています」

ここまで、ビールを飲む時間が、より充実するようなお話をお伺いしてきました。
ビールを飲み比べしたり、グラスとのペアリングを愉しんだり、今日お聞きしたお話が、皆さんの暮らしの中で、心地好いコミュニケーションを生むきっかけになれば幸いです。

現在、ヱビスビール×中川政七商店のコラボキャンペーンを実施中です。
日々の食卓をちょっと特別なものにしてくれる、ヱビスビールのある食卓。皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか。

<キャンペーンについて>

7/25~発売の「ヱビス缶350ml 12缶(4種アソート)」に、ヱビスビールふきんが付いています(なくなり次第終了となります)。

キャンペーンページはこちら

<有友亮太さんプロフィール>

学生の頃から発酵の研究を重ね、2012年にサッポロビールに入社。
研修後に配属された北海道工場では、ビール醸造で味の作りこみを担当。
工場や研究所での仕事に従事し、社内試験を経て、1年間ベルリンにある研究教育機関(VLB Berlin)に留学。
サッポロビール内でも限られた人しか持たない「ブリューマスター」の資格を取得。
ヱビスブランドの開発責任者に就任し、今年から発売した新ライン「CREATIVE BREW」の開発を担当。

京都の黒染め師が染める、夏に着たい「黒」

さまざまなアイテムに合わせやすく、季節を通して着やすい黒い服。
夏は少し重いかな、と思う反面、ちょっとよそ行きのおしゃれにも、法事などのフォーマルシーンにも寄り添ってくれる安心感も。カジュアルになりがちな夏のラインナップの中に一枚あると、なにかと重宝します。

全4種のラインナップ。左から、前開きワンピース、襟付きワンピース、スリットワンピース、ふんわり袖ワンピース

この夏、中川政七商店でも、ラインナップに一枚加えたい、お守りのような黒いワンピースを作りました。夏の強い日差しのもとで、纏う人の美しさを引き立てて、凛とした佇まいを叶えてくれる黒。そんな黒を引き出すために、黒専門に染める、京都の黒染め師とともに作りました。

黒染め専門?夏の日差しのもとで美しい黒?そんな話を聞けば、どんな風に作られるのか気になって仕方ありません。ものづくりを知ればもっと愛着が沸くはず。長い付き合いになりそうな一枚への愛着を求めて、作り手さんにお話を伺ってきました。

黒を極めた黒染め師とは

お話を伺ったのは、1870年創業の馬場染工業5代目・馬場麻紀さんです。そもそも黒専門の染め屋さんがあることを、この商品を通して知りました。

「1870年の創業当時は着物の時代やったから、黒専門で染めてる工場が120軒ほどありました。
今では考えられませんけども、昔はお嫁に行くときに喪服として黒紋付を持っていったんですよ。夏用と冬用は最低限必要でしたから、それだけでも需要がたくさんありました」

創業時に、地下約100メートルから業務用に汲み上げ始め、以来1度も枯れずに使用している「柳の水」

「京都のこのエリアは水が豊富だから、着物に関わってる染め屋さんがもともと多いんです。鉄分の多い水質は、黒を出すのにも適しています。ただ、今はもう黒染め専門でやっているとこは、うち含めて3軒だけです。」

工房の表に掲げられる「黒染」の文字。名は体を表すと言うように、一歩足を踏み入れるとモノトーンの世界が広がります

代々続く黒専門の染め屋。中でも馬場染工業さんは、麻紀さんのお父さんである先代の頃に、「黒を極めた」と言われていました。

「ある日父が、今までの黒はグレーに見える!黒っていうのはもっと黒やと思う!って言いだして。目指したのが、カラスの濡れ羽色でした。
染料屋さんと一緒にいろいろ試行錯誤をして、黒より黒い最高級の黒色を開発しはったんですよ。『秀明黒(しゅうめいぐろ)』と名付けた黒色はまさにカラスの濡れ羽色と呼ばれて、みんながびっくりするほどの出来栄えでした」

アイデアマンと呼ばれた4代目によって、「秀明黒の馬場染工」はその名を全国にとどろかせ、注文が殺到したと言います。

「私の代になってから、時代の流れで着物はレンタルが多くなってしまったんですよ。
黒紋付を買うっていう人が少なくなった中で、かたくなに着物だけでやってるのもどうやろうということで、その技法を洋服に転用していったんです。
染める物が違うだけでふつうにできると思われるかもしれませんが、着物と洋服では素材が異なるので、染料もまったく違うんです。
私はもともと洋裁の学校に進んで、テキスタイルデザインや生地について学んできたので、素材によって適した染めをさせていただいています」

黒染め師ならではの奥深い黒

企画初期の色サンプル。写真だと分かりづらいかもしれませんが、一口に黒と言ってもさまざまな色があります

「黒っていっても色んな黒があるんですよ。太陽光で見た時に映えるものと、蛍光灯で見た時に映えるものと。今回は、太陽光でよく見えるように仕上げています。

染め方と時間と温度でちょっとずつ変わってくるんですが、今回は奥深い色にしたいというリクエストがあったので、規格度外視で、2回染めてます。
1回90分、釜の中でくつくつ煮るんですが、まったく同じことを2回。その分深みが出てきます。夏に着るので、秀明黒のようにあんまり黒くなると重い。自然な黒でありながら、深みが出るように仕上げています」

黒染め師ならではの色持ちのよさ

黒い服は退色が気になるところですが、そこにも、黒染め師ならではの色持ちのよさがあると言います。

「ふつうだったら、生地が機械のロールを通っていく形で染めるのが主流だと思うんですが、うちは釜で焚き込むので、繊維の奥の方まで染料がはいっていくんですよ。
それがふつうの色染め屋さんとは違うところです。
生地ではなく、洋服になった状態のものを少量ずつ、時間をかけて丁寧に染めていきます」

また、馬場染工業さんでは、染め直しのサービスも行っています。

「新商品の染めよりも、染め直しの依頼の方が多いくらいです。
洋服は染める工程で形が崩れてしまうんですよ。裾の折り目が伸びてしまったり。でも私は洋裁をやっていて服の構造が分かるので、きれいにお直ししてお戻しできます。
染め直しするくらい大事なものを持ってきてくださるんで、喜んでいただけるように丁寧に染め替えています。
このワンピースも、まずは今回の黒の色を楽しんでいただいて、いつか染め直しを依頼していただいたら、さらに黒くしてお返しすることもできます。2段階お楽しみいただけますよ」

引き立てる「黒」をまとう魅力

「黒っていうのは、日本人、アジア人の顔が引き立つ色なんですよ。黒子って言ったりもするように、もともと黒は引き立てる色です。
服は黒子に徹してもらって、顔をいかにきれいに見せられるか、ブローチやアクセサリーをいかに引き立てる黒を出せるかっていうのを楽しんでいます。うちとこの黒は脇役やと思って、ファッションを楽しんでください。
私も、襟付きワンピース絶対買おうと思ってます」

麻紀さんが絶対買いたいと言っていた、襟付きワンピース

代々続いてきた工芸の技が活きた、黒染めのワンピース。染め直しを重ねながら、長い付き合いができそうな一枚です。


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【わたしの好きなもの】ろうけつ染めの巾着バッグ

最近、持ち物のサイズを一新しました。

気が付けばキャッシュレス決済が進み、長財布を持ち歩く意味が薄れていました。
変えようと思いつつ後回しにしていたのを、春の年度切り替わりのタイミングでようやく変更。荷物のサイズも重さもコンパクトになり、思った以上にすっきりしました。

それに伴い探していたのが、ちょうどいいサイズのバッグ。
これまでは大きめのものを使用することが多かったのですが、財布の購入を機に考えてみると、結構すかすかな状態で使っていることに気付きました。
最近は、お買いものの際にエコバッグを使うこともあり、大きめバッグ×エコバッグは、見た目としても持ち物が多い印象に。肩掛けの小さめバッグ×エコバッグが、持ちやすくて佇まいとしてもスマートだなぁと思っていました。

色々考えて吟味している中で、この夏の相棒に私が選んだのが、「ろうけつ染めの巾着バッグ」です。
このバッグの、ここがいい!と思うポイントを4つご紹介いたします(愛があふれて長くなってしまいました…)。

①夏らしく、程よくアクセントになる柄

条件は色々あれど、バッグは見た目の印象が何より大切ですよね。

このバッグ、黄色と藍色の2色あります。黄色は晴れやかで藍色は涼やか。どちらも夏らしく迷いましたが、私は藍色のバッグを選びました。

柄があるので、服を選ぶんじゃない?と思われるかもしれませんが、思った以上にいろんな服との相性がいいんです。

鮮やかな服にあわせると、夏らしさが一層増します。

シンプルな服にあわせると、いい感じにアクセントに。

柄があるものにあわせても、程よくまとまってくれます。

こちらは黄色バージョン。もしかして柄×柄もいけるかも…と思い、隣の席の総柄の服の社員に持ってみてもらいました。

ふだん無地の服を着ることが多いので、購入前は、いつも通り無難に無地がいいんじゃないか、と熟考しました。
でも夏だし…バッグは通年同じもの持ってしまいがちだけど、夏はバッグにも少し季節感を加えたい…。そんな思いで実際に持ってみると、思った以上にいろんな服に馴染んでくれました。

いつも通りの服も、より夏らしく華やかな印象にしてくれるので、バッグまで合わせてコーディネートを楽しんでいる自分がいます。

②肩掛けも手持ちもできる2wayの皮紐

初めて見た時は、手持ちのバッグかと思ったのですが、実は2wayになっていて、紐を片側に寄せて肩掛けにすることができます。

そして、これが求めていた理想の形。エコバッグと一緒に持っても、スマートな印象です。

また、紐が皮でできているので、程よいきちんと感があるの嬉しいポイントです。カジュアルな服にも、きれいめな服にも相性よく使いまわすことができます。

③必要なものがきちんと入る絶妙なサイズ感

夏のお出かけの際、バッグに必ず入れたいのが、
スマホ、財布、ハンカチ、ポーチ、飲み物、エコバッグ。
小さいとは言っても、これらが入るのは必須条件です。

一般的なペットボトルサイズのタンブラーが入るのか心配していたのですが、そこは計算されていて、しっかり収まってくれます。絶妙なサイズ感で、過不足がないので、手に取る頻度が増えそうです。

④ろうけつ染めならではの唯一無二の表情

そして最後に、ろうけつ染めならではのものづくりの背景を知ると、愛着をもたずにはいられません。

ろうけつ染めは、染めたくない部分を蝋で防いで、それ以外の部分を染める技法です。いわゆる防染と呼ばれる技術なのですが、防染自体は、板ではさんだり、紐で縛ったり、糊で防いだり、色々な手法があります。
そんな中、このヒビ割れのような表情が、ろうけつ染めならではの独特の表情になっているんです。

蝋という素材だからこそできる、有機的なヒビ割れを活かして作られる表情。これが、見ていて飽きなくて。服だとちょっと取り入れづらさがある柄物も、小物であれば、コーディネートのちょうどよいスパイスになってくれます。

程よくアクセントになりながらも、やわらかい色調で染められており、思っていた以上にいろんな服に馴染む包容力。あれと組み合わせても素敵そう、とコーディネートを考えるのが楽しい日々です。

このバッグを機に、柄物にハマりかけていて…
扇子もこれまで無地のものを使っていたのですが、セット使いを思案中です。

編集担当 上田

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ろうけつ染めの袋がいらない扇子

【ヱビスビール×中川政七商店】ブランドマネージャーが語る、ヱビスビールの魅力

少しずつ暑さが増してきました。
週末、ちょっといいビールを飲むのが、これからの季節の楽しみです。

意識しなければ単調な日々になってしまうので、週末はちょっとだけ特別なことをするよう心がけています。
お花を飾ったり、時間のかかる料理を作ったり、ちょっといいビールを飲んだり。本当に些細なことですが、そういうことの積み重ねでリズムを整えています。

そしてここ最近、週末食卓のおともに登場する頻度が高いのが、ヱビスビールです。

実はいま、コラボキャンペーンを実施している関係で、ヱビスビールの開発秘話を取材させていただいたのです。
聞いてしまえば、飲まずにはいられない。そんなお話を、皆さまにもおすそ分けいたします。
皆さまの日々の食卓が、より一層豊かな時間になりますように。
※キャンペーンの詳細は、最下部に記載しています。

ハレの日を見守り続けて130年

サッポロビール株式会社 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 ヱビスブランドグループ 沖井尊子さん

お話を聞いたのは、サッポロビール株式会社ヱビスブランドグループの沖井尊子さん。

ヱビスビールと言えば、ハレの日や節目のタイミングなど、大切な時間を過ごしたい時に飲むビールというイメージがあります。実際、ビール作りを始めた当初から、そういう想いが込められていたそうです。

「恵比寿という街の地名にあわせてヱビスビールになった、と思われることが多いんですけども、ルーツとしては、ヱビスビールが先になります。
ヱビスビールを運ぶための駅として、恵比寿停車場ができ、その後、旅客の取り扱いも始まり、そこから恵比寿という街の名前となっていきました」

1890年当時は今のような街並みではなく、醸造所がぽつんと建っていた

「一番最初は大黒ビールという名前で始めようとしていたという記録もあるのですが、どちらにせよ縁起の良い名前ですよね。
なぜ恵比寿様をモチーフにしたのか、という記録は残っていないのですが、ヱビスビールが生まれた1890年当時は、ビールに限らず、縁起物や神様をモチーフにした商品が多い時代だったようです」

日本初のビヤホール「恵比寿ビヤホール」が東京・新橋(現銀座8丁目)にオープンした際の様子

「その頃は、いまほどビール作りが普及してなかった時代なのですが、本当においしいビールを作るという志を掲げて、本場・ドイツの設備を取り入れ、醸造技師まで招き、ビールの進化と多様性を追求してきました。
ビール作りに留まらず、色んなイベントを開催したり、日本で初めてのビヤホール開いたり。ビールを飲む時間を楽しんでいただくことに、昔からこだわってきたブランドです」

130年余り、人々の楽しい時間を見守り続けてきたビール。味わいにはどのような特徴があるのでしょうか。

余韻が続く、華やかな味わい

「ヱビスビールは、旨みあふれるふくよかなコクが特徴のビールです。
プレミアムビールと言うと、苦くて重めのイメージを持たれる方も多いんですけど、ただ味が濃いということではなくて、香りに特徴のあるビールです。
社内では、ヱビス香(こう)と呼んでいるのですが、華やかなヱビス香があることで、口の中で広がって、余韻が続いていくんです。味の厚みもあり、香りによる余韻が続いていくことで、唯一無二のコクが生まれています。

ビールは喉越しを楽しむものというイメージがあると思いますし、ヱビスビールにももちろん喉越しはあるんですけども、それ以上に味わって美味しいビールです」

唯一無二の味わいを作る、哲学の継承

「ヱビスビールの唯一無二の味わいは、麦芽100%で造ること、吟味した原料・酵母で造ること、長期熟成させること、という3つの手間ひまを惜しまないこだわりによって作りあげています。
例えば長期熟成は時間もかかることなので、効率だけを追うのであればやらないことなんですけども、美味しいものをお届けするために、時間をかけて丁寧に作り、品質を追及することにこだわっています。

そういった醸造技術者によるこだわりが、言語化されていない哲学のような部分も含めて沢山ございまして。何かある度に、ヱビスらしいのか否かと議論しながら130年余り、人から人へ脈々と継承されて、ヱビスビールの美味しさが維持され、磨き続けられています」

当たり前に身近にあるものですが、100年以上同じように美味しいと思われ続けてきたというのは、改めて考えてみるとすごいことです。

「変わらない美味しさを届けるということは、継承されているんですけども、ただ、お客様に変わらず美味しいねって言っていただくために、ちょっとずつ磨き続けているという意味では、変わってもいるのかなと思います。
設備や原料が変わっていく中で、ベストな美味しさをお届けするために、時代の変化にあわせて試行錯誤しながら磨き続けています」

ヱビスビールは、幸せな気持ちを高めてくれるもの

聞けば聞くほど飲みたくなってきました。ここからは、社員の方がおすすめする美味しい飲み方を聞いていきたいと思います。

「おすすめは、グラスに注いで飲んでいただくことです。香りや色や泡まで含めて五感で楽しんでいただきたいビールです。
味の面でも、グラスに注いで泡を作ると、苦みが泡に移って、飲んだ時の口当たりがすこしやわらかくなります。

さらにマニアックなことを言えば、液と泡が7:3になるのが、ビールの黄金比と言われていて、その比率でできると1番美味しいと思います。
ヱビスビールの三度注ぎという注ぎ方がありまして、1回目の時に高くから注いで、泡をたくさん作るというのがポイントです。
1回でも美味しいんですけど、ちょっと時間をかけて3回に分けて注いでいただくと、より一層美味しくなりますので、ぜひやってみてください」

最後に、沖井さんが思う、ヱビスビールのここがいい!というポイントを伺ってみました。

「お客様の声を伺っていて、私自身も本当にそうだなと思うのですが、
ヱビスならではの味わいを楽しむだけでなく、自分の中で幸せな時間を高めてくれるというか…より一層幸せな気持ちにさせてくれているなぁと思います。
ビールという一つの飲みものではあるのですが、そこを超えた存在なのではないかなと思っていて、食卓にいる時間がより豊かなものになっていると感じています。

これからも、お客様の幸せなひと時と共にあるために、
100年以上続いているヱビスブランドだからこその、新しいご提案もしながら、また次の100年も続くブランドでありたいです」

ハレの日や節目にはもちろん、日々の食卓をちょっと特別なものにしてくれる、ヱビスビールのある食卓。日常にちょっといい時間を持つために、意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

現在、ヱビスビール×中川政七商店のコラボキャンペーンを実施中です。

<キャンペーンについて>

5/30~発売の「ヱビス缶350ml 12缶(4種アソート)」に、ヱビスビール手ぬぐいが付いています(なくなり次第終了となります)。

一杯のビールのまわりで、その幸せを大切な誰かと分かち合う時間が生まれるように。今回生まれた手ぬぐいは、ふくらむ幸せをやわらかく包んでおすそ分けできるよう願いを込めた、2社からのご挨拶です。

ぜひこの機会に、一杯のビールから、初夏の食卓時間をお楽しみください。

キャンペーンページはこちら