【わたしの好きなもの】立ち仕事の疲れを軽くしてくれる靴下

「普通の靴下とどう違うんだろう?」そう思ったのが最初の印象でした。

 
接客販売職にとってもはや職業病ともいうべき足の疲れ。わたしもその例に漏れず、長年、慢性的な足の疲れに悩んでいました。
 
お風呂でマッサージをしたりシップを貼ったりして対処しても、なかなか改善しない。
ひどいときは靴下のゴム部分の周囲が浮腫みで真っ赤になることも‥‥。
もうこれは「仕方がないのかな~」と半ば諦めていました。

 
そんな時に「しめつけないくつした」と出会います。
 
ちょうど、中川政七商店に入社してすぐのころ。ようやく色々な商品のことを少し覚えてきた私はこの商品をみて、冒頭のような疑問を抱いたのです。
 
説明には、“履き口がしめつけずやわらかい” とあります。
 
なるほど。試しに履いてみると、確かにゴムで留めている感じはほとんどない。
それでいて、踵がずれてこないから歩きやすい。


「何だこれすごい不思議!」が第二の感想でした。




特に驚いたのは一日の終わり。帰宅して靴下を脱いだ時。
 
それまで当たり前に付いていたゴム跡がほとんどついていなかったのです。
仕事後なのに浮腫みも無く、なんとなく足が軽いような‥‥???
 
それからというもの、連続勤務の日もこのシリーズの靴下を履いて毎日試してみました。
 
結論は「疲れ方が段違いに軽い」!!!
 
浮腫みで足が真っ赤になることもなくなりました。
 
この靴下は足のトラブルでお困りの方にこそお勧めしたいです。
敏感肌で痒くなる、浮腫みやすい、やわらかい肌触りやフィット感を求める方などなど。
可愛くて合わせやすい柄がたくさんあるので、足元のオシャレを楽しみたい方にもぴったり。






私のお気に入りはcubeシリーズです!




福岡パルコ店 米田

5月2日、緑茶の日。夏も近づく八十八夜におすすめのお茶

5月2日は、「緑茶の日」です

夏も 近づく 八十八夜~

「茶摘み」の歌にあるように、立春から数えて88日目のきょうは八十八夜。春から夏になる節目の日です。ちょうどこの頃、茶摘みが最盛期であることから1990年に日本茶業中央会が「緑茶の日」と制定しました。

お茶の葉にとって霜は大敵。この八十八夜までは遅霜が発生することがあるので、茶葉を守るために藁(わら)をかぶせて霜を防ぎ、八十八夜になると安心して新茶の摘み取りをはじめるのだそうです。

もちろん、お茶の産地によって温暖差があるので実際の時期はそれぞれかもしれませんが、八十八夜の日に摘んだ茶葉は不老長寿の縁起ものとして、昔からとても貴重なものとされています。

縁起をかつぐという意味合いだけでなくこの時期のお茶は極上品!お茶の新芽には、ひと冬の間じっくり蓄えられた成分がたっぷり詰まっています。やわらかく甘い茶葉は、うまみがあり若々しい香りも楽しめるのだそうです。

奈良最古の製茶問屋「北田源七商店」の緑茶

新茶ももちろん味わいたいですが、お茶は普段から気軽に楽しみたいもの。奈良最古の製茶問屋「北田源七商店」は、老舗の経験を生かした美味しいお茶を提供しています。

緑茶は通常、単一の茶葉だけではなく、産地や品種、季節などによって異なる茶葉の特長を見極めてブレンドするという「合組(ごうぐみ)」という技術によってつくられます。

核となる「芯」、風味を加える「添」、香りをひきたたせる「香」、色を決める「水色」において、バランスよく「合組」することで、より奥ゆきのあるお茶に仕上がるのだそうです。

「北田源七商店」が「合組」によってブレンドした毎年いちばんのお茶。味と香りはもちろんのこと、色の美しさも一見の価値あり
ていねいにつくられた本格的なお茶を手軽に楽しめるティーパック包装のお茶
合組茶2種に「北田源七商店」オリジナルの茶小紋柄の布がついたギフトセットも
白い花が愛らしい茶小紋柄の布は、湯のみや茶器を拭ったりするのに便利
白い花が愛らしい茶小紋柄の布は、湯のみや茶器を拭ったりするのに便利

忙しい毎日の中で、お茶を淹れてひと息つく時間ってわりと大切です。茶のみ仲間、なんて言葉もありますが気の置けない誰かと一緒に、ほんの少し気持ちをゆるめることでなんだかほっとしますよね。「緑茶の日」のきょうは、そんな時間を楽しめるといいなと思います。

<掲載商品>
大和冠茶/大和露地/源作焙(北田源七商店)
※ 現在は取り扱いを終了しています

<関連商品>
中川政七商店 ECサイトお茶

<取材協力>
北田源七商店
奈良県天理市蔵之庄町415-1
0743-65-1064
http://kitada-genshichi.jp

文:杉浦葉子

*こちらは、2017年5月2日の記事を再編集して公開いたしました

1日1釜の「五勝手屋本舗」羊かん。くるりと糸で切っていただく北海道銘菓

北の銘菓をコンパクトに

旅先で見つけた美味しそうなお菓子。お土産にしたいけど、あの子は1人暮らしだから大きな箱のものは困るかな。もちろん自分でも少し食べてみたい‥‥と、そんなとき。

本格的なお菓子の味はそのままで、小さなサイズのものがあるといいのにな、と私はよく思います。しかも、パッケージも素敵だとなお嬉しい。そんな想いを知ってか知らずか、嬉しいサイズのお菓子を見つけました。

「五勝手屋本舗」の「ミニ丸缶羊かん」

北海道桧山郡江差町にある「五勝手屋本舗」。そのルーツは慶長年間(1596〜1615年)から。あるとき南部藩からヒノキの伐り出しに来た「五花手組(ごかってぐみ)」が、蝦夷地で豆を栽培してみたところ、はじめてうまく実らせることができました。

この豆をつかった紋をかたどった菓子をつくり、藩公に献上したところ大変喜ばれたそうで、これを記念して屋号を「五花手屋」のちに「五勝手屋」としたのだそうです。

「五勝手屋本舗」が本格的に羊かんを販売しはじめたのは明治3年(1870年)。北海道でとれた豆と、北前船で運ばれた寒天砂糖を使用してつくられました。当時の製法は今も変わらず和菓子職人に受け継がれています。

そんな「五勝手屋本舗」の「ミニ丸缶羊かん」は、小さな筒に入った羊かん。筒の底から羊かんを少しずつ押し上げて出し、筒についた糸をくるりと回して切っていただくことができます。

糸を羊かんに引っ掛けるようにするだけで簡単に切れるんです。
糸を羊かんに引っ掛けるようにするだけで簡単に切れるんです
「丸缶羊かん」は昭和14〜15年ごろ、手をよござずに羊かんを食べられる工夫として考案されたもの。甘さ控えめでペロリと食べてしまいます。
「丸缶羊かん」は昭和14〜15年ごろ、手をよござずに羊かんを食べられる工夫として考案されたもの。甘さ控えめでペロリと食べてしまいます
左から、「流し羊かん(2本)」、「ミニ丸缶羊かん」、「丸缶羊かん」。どんと大きな羊かんも嬉しいですが、ちょこっとあげたい、ちょこっと食べたいときに嬉しいのはミニサイズです。
左から、「流し羊かん(2本)」、「ミニ丸缶羊かん」、「丸缶羊かん」。どんと大きな羊かんも嬉しいですが、ちょこっとあげたい、ちょこっと食べたいときに嬉しいのはミニサイズです
レトロな包装紙の模様(左)は、明治時代に品評会で授与された賞状を模したもの。歴史あるパッケージは、ハッと目を引きます。
レトロな包装紙の模様(左)は、明治時代に品評会で授与された賞状を模したもの。歴史あるパッケージは、ハッと目を引きます

「五勝手屋羊かん」の特徴は「1日1釜」、早朝から煮上がった豆と寒天、砂糖を合わせて1日がかりで練りあげるのだそうです。

手間を惜しまずに丹精を込めて、毎日、毎日、同じように続けてきた製法こそが、変わらぬ安心感を感じさせてくれるのだろうな、と思います。

<取材協力>
株式会社 五勝手屋本舗
北海道桧山郡江差町字本町38番地
0139-52-0022
http://www.gokatteya.co.jp

※こちらより購入できます
http://www.gokatteya.co.jp/fax/index.html

文・写真:杉浦葉子

*こちらは、2017年3月16日の記事を再編集して公開いたしました

【わたしの好きなもの】 番外編:最適包丁 パン切り

奈良の人気のパン屋さんに使ってもらいました

ミアズブレッドは私自身のキッチンから始まったお店なのでスープやサンドイッチ、
注文があればご飯のお弁当だって作ります。



野菜を切る。パンを切る。サンドイッチを切る。と毎日包丁が大活躍!
野菜を切るというのは馴染みのある作業でしょうが、パンやサンドイッチを切るというのは
なかなかハードルが高く、特に野菜たっぷりのサンドイッチに至ってはスタッフの中でも
苦手な人もいるほど。
普段、野菜とサンドイッチは三徳包丁、食パンは大きなブレッドナイフ、小さなパンはフルーツ
ナイフで切ります。

そこへある日、小ぶりでかっこいい「最適包丁パン切り」という新参者がミアズのキッチンに
やってきました。育ちのいいエリートのような面持ちは「見た目だけじゃないの?」と古株たち
の声が聞こえてきそうでした。

まず、サンドイッチを切ってみました。
サンドイッチにパン切り包丁だとギザギザがデリケートなパン生地に引っかかって切り口が荒く
なるので普段はよく研いだ三徳包丁で切るのです。
が、さすが!ギザギザが浅く、それに良く切れるので、パン生地を傷つけることなくスッと入り
ます。



問題はフィニッシュのところ。パン切り包丁のように刃が平でないと切れてない部分が残るのですが
ゆっくり手前にスライドすることによって綺麗に切れました。
動かし方さえ慣れればバッチリ切れます。



次に大型パン、食パンは大きなナイフでスーッと切るのが理想ですが、やや小ぶりなため何回が
前後に動かさなければならないのですが、よく切れるのでこちらも問題なし。
バケット系のハードパンもパンを潰すことなく硬い皮にギザギザがうまくキャッチして綺麗に切
れます。

最後にベーグル。これが一番感動しました!
茹でて皮がしっかり目の生地にギザギザが食いついて後はスーッと切れました。断面の綺麗なこと!
クリームチーズをさっと塗ってかぶりつくイメージが切りながら思い浮かびました。





綺麗にきれるとサンドイッチの出来上がりにも差が出ます。
お店では一度にいろんな作業が重なるので包丁が何本も必要ですが、家庭ではこのパン切り包丁
と最適包丁があればまず問題ないと思います。
やる気が出る包丁。キッチンに立つのが楽しみになりますね!

MIA’S BREAD(ミアズブレッド) 森田三和


奈良の人気店「MIA’S BREAD(ミアズブレッド)」さん。
レシピ本もたくさん出版されていて、全国でファンの多いミアズさん。甘み・塩分・油分
をできるだけ抑えてできたパンは、かみ締めるほどに、良質な材料と天然酵母の味わいの
ある生地のおいしさが口に広がる「くせになるパン」です!

取材に訪れた時は、パン切りでタルトを切り分けられていました。
「いつも表面が少し凹んでしまうのに、このパン切りだと表面も断面もとても綺麗!」
と、嬉しいお声をいただきました。
あまりに美味しそうな断面で、おやつに買って帰りました(笑)



取材中もひっきりなしにパンを買いに来られる地元のお客様。
たくさんのサンドイッチをカゴに入れている姿も。
奈良町という観光地にあるため観光の方も多く、いつ行っても活気あふれる三和さんの笑顔と
いい香りのパンに包まれているお店です。

MIA’S BREAD(ミアズブレッド)
http://miasbread.com/

<掲載商品>
最適包丁 パン切り
最適包丁

4月18日、お香の日。聖徳太子に献上された漂着物とは

淡路島に漂着したものは?

1992年に全国香物線香組合協議会が制定した記念日「お香の日」。なぜ4月18日かというと、時はさかのぼりはるか昔のお話に。

日本書紀によると、推古天皇3年(595年)の4月、「沈水、淡路島に漂着」と記されており、淡路島に大きな大きな香木が漂着したのだそう。

「沈水」というのは、今でいう「沈香(じんこう)」のことで、代表的な香木のひとつ。樹木の樹脂がさまざまな要因で固まり、長年の間に熟成されたもので、清く上品な香りがします。

当時「沈水」と呼ばれていたのは、この香木が樹脂を含むゆえに水に沈む重いものだったからだそうです。

長さ2メートルを超えるこの香木が淡路島に流れついたとき、島民がこの木を燃やしたところ、なんとも芳しい香りが広がって‥‥。あわてて火の中からひきあげて、この木を朝廷に献上したのだそうです。

仏教の普及につとめていた聖徳太子はこの木が沈香だと分かり観音像をつくったといわれており、今もこの香木は淡路島の枯木神社にご神体として祀られています。

この香木伝来の4月と、「香」の漢字を分解した「一十八日」から、4月18日を「お香の日」と定めたのだそうです。

420余年の伝統を誇る、日本最古の御香調進所

安土桃山時代1594年(文禄3年)京都西本願寺前で、薬種商として創業した「薫玉堂(くんぎょくどう)」。薫玉堂に代々伝わる調香帳(レシピ)には、長い年月をかけて自然が熟成させた香木をはじめ、薬種として漢方に使用される植物のことがたくさん記されているといいます。

京都の香老舗として長年の伝統を守りながら、儀式の場だけでなく日常の場でも、その時代時代の香りをつくり続けてきました。

伝統のレシピを基に現代に溶け込む新しい香りを調香
伝統のレシピを基に現代に溶け込む新しい香りを調香

お香は仏事のイメージがある方もいらっしゃると思いますが、今ではリラックスしたいときや、少し気分をかえたいときなど、香りを気軽に楽しめるお香がたくさんありますね。

天然の香料を主とした伝統の調香レシピと現代の香りの融合で、さまざまな香りを楽しめる「薫玉堂」のお香。その豊かな色合いも職人が何ヶ月もかけて色をだしたものだといいます。

京の香りをあらわした、色とりどりの線香。
京の香りをあらわした、色とりどりの線香
香料を押しかためてつくった印香。飾ったり火をつけて使います。
香料を押しかためてつくった印香。飾ったり火をつけて使います

大地の恵みを受けて育った植物には、人をやさしく癒し元気づける力が秘められています。自然の力を借りたお香が、はるか昔から現代に続いてきたのも納得。季節のうつろいとともに、生活にほのかな香りをそえたいものです。

<取材協力>
香老舗 薫玉堂
京都市下京区堀川通西本願寺前

075-371-0162
http://www.kungyokudo.co.jp

文:杉浦葉子
写真:中島光行、杉浦葉子

*こちらは、2017年4月18日の記事を再編集して公開しました。


<掲載商品>

薫玉堂 試香
薫玉堂 線香
薫玉堂 文香 朝顔
薫玉堂 線香 暹羅沈香

【わたしの好きなもの】家の時間を快適にしてくれる靴下

冷え性の私は、お家の中でも常に靴下を履いて過ごします。

でも、靴下を長時間履きっぱなしでいると履き口部分のゴムが窮屈で、無性に脱ぎたくなってくるんです。

どうしても我慢できないときは、足の甲の半分まで脱いで、足先だけを守るというヘンな履き方をしていました。

そんな私ですが、ある靴下に出会ってからというもの、履きっぱなしでも1日中心地よく過ごせるように。

それが靴下ブランド2&9(ニトキュウ)の「しめつけないくつした」です。




名前の通り、履き口部分がしめつけない!
その理由は、ゴムの位置が通常より下がっていることと、ストレッチ性の強い糸を極力使わずに編んでいるから。



しめつけないので、夕方頃に訪れるゴム部分のかゆい感じや、むくんでゴムの跡が刻まれることが少なくなり、心地よく履いて過ごせるようになりました。

さらに!

この商品をつくってくださっている靴下屋さんにお話を伺う機会があったのですが、履いていて心地いい理由がまだまだあったのです!

・靴下のボディ部分(足首あたり)の裏側に使用する糸に、あえて伸縮性の弱い糸を使用することで、やわらかな風合いに。
・ゴアラインと呼ばれる、かかとにある線を長くとることで、より立体的に足の形に添い、履き心地がぐんとアップ。
・足の底部分は2重に編み立てることで、クッション性と強度がアップ。

などなど‥‥

実際にお話を伺って、この履き心地に納得。

また、工夫と技術の詰まったこの靴下が愛おしくてたまらなくなりました!

履き心地はもちろんですが、2&9シリーズは色もカラフルなので、足元を見るたびにテンションが上がります。

お家で過ごすことも多くなった今、
お家で過ごす時間を少しでも快適に、楽しくするために、
これからも「しめつけないくつした」を履いて足元に贅沢をあげたいと思います。



商品課 星野